海賊キッド

劇場公開日:

解説

「運命の饗宴」「人生は四十二から」のチャールズ・ロートン、「薔薇はなぜ紅い」「スポイラース(1942)」のランドルフ・スコットが主演する映画で、ベネディクト・ボジョース・プロの1945年作品。ロバート・N・リーが書卸したストーリーを「エミール・ゾラの生涯」のノーマン・ライリー・レインが脚色し「ある雨の午後」「三銃士(1935)」のローランド・V・リーが監督した。助演は新顔のバーバラ・プリトン「心の旅路」のレジナルド・オーウェン「駅馬車(1939)」のジョン・キャラディン「シー・ホーク(1940)」のギルバート・ローランド「脱出(1944)」のシェルドン・レオナード「冒険」のジョン・クェーレンらで、撮影はアーチー・スタウト。

1945年製作/アメリカ
原題または英題:Captain Kidd
劇場公開日:1948年5月

ストーリー

英国大使ブレイン卿は、インドのモガール国からの帰途、有名な海賊キャプテン・キッドに襲われ、殺された上に財宝を奪われた。とことが英本国では卿が海賊に仲間入りしたという説が伝わったため、卿は国賊として家は継絶、所領は没収された。令息はアダム・マーシーと変名し、ことの真相を探ろうと海賊に身を投じたが、不運にも捕らえられてロンドンのニュウゲイト牢獄に監禁された。1699年、ウィリアム三世の治世となって、フォーコナー大使がインドから帰国するに際し、毒を以て毒を制しようと、キャプテン・キッドに「アドベンチャー」号を与え、大使護衛を命じられた。しかも無事に任を完うすれば貴族にとりたてるという好条件であった。キッドはニュウゲイトの囚人中から屈強な者を選んで船員にしたが、アダムもその一人だった。キッドが財宝を隠している島にアダムは仲間と共に行き、父の武器を発見してキッドが仇敵であることを知った。大使の乗船「クオダ」号に出会うと、キッドは部下ロレングに命じて「クオダ」号に爆弾をしかけ、大使と令嬢アンが財宝と共に「アドベンチャー」に乗り移ると「クオダ」は乗組員もろとも爆破した。キッドはまた大使をも海中に突き落とした。アンと恋におちたアダムはキッドの魔手を逃れて「アドベンチャー」を脱船し、運良くポルトガル船に救われた。そしてキッドよりも先に英国に帰り、父の後嗣として英海軍の司令に任ぜられ、アンと結婚した。とは知らぬキッドがロンドンに現われるとたちまち捕らえられて絞首台に送られた。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第18回 アカデミー賞(1946年)

ノミネート

作曲賞(ドラマ/コメディ) ウェルナー・ジャンセン
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