女心(1925)

解説

コニングスピー・ドウスン氏原作の小説を、フォレスト・ハルシー氏が脚色し、「なぶられ者」「兄貴」等と同じくアラン・ドワン氏の監督したもので「ありし日のナポレオン」に次ぐグロリア・スワンソン嬢の主演映画である。嬢は母と娘の二役を演出している。相手役は新進のアントニー・ジョトィット氏やアレック・B・フランシス氏、ドロシー・カミングス嬢等が出演する。劇中有名な映画の主人公に扮した人物のみの出て来るムービー・ボールが面白い。

1925年製作/アメリカ
原題:The Coast of Folly

ストーリー

ナディーン・ガスウェイは老人で金持の夫と亦児ジョイスを残して家出した。20年の後ジョイスは美しい娘に成って居たが、パームビーチで妻のあるラリー・フェイという男と恋仲と成った。ラリーの妻コンスタンスは浮気女であったが純真なジョイスに対して痛烈な復讐を加えようとした。ジョイスの母ナディーンは今はトウロ伯爵の妻として幸福な生活に入って居たが娘が、コンスタンスのために窮地に陥っているのを知り、アメリカへ夫と共に来てコンスタンスが滞欧中、人妻としてあるまじき行為をしたのを知っているのを利用し、彼女を巧みに誘って、ある料理店で醜態を演じさせ娘ナディーンを救う。コンスタンスは止むなくラリーと離婚することを承知し、ジョイスとラリーとは幸福な生活に入る。

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スタッフ・キャスト

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