オペレッタの王様

劇場公開日:

解説

「ショウボート(1936)」「恋の密使」のアラン・ジョーンズ、喜劇劇界のスター女優メ エリー・マーティン、「或る夜の出来事」の故ウォルターコノリーが主演する映画で、アンドリュー・L・ストーンが製作、監督したもので、ビクター・バートの曲が数曲使われている。ストーリーはストーンがロバート・ライヴリーと協力して書き下ろし、ライヴリーとラッセル・クラウズが脚本を書いた。助演者は「医者は金を取るべからず」のリー・ボウマン、新顔のスザンナ・フォスター、その他ジュディス・バートレット、ジェローム・コウアン等である。撮影は「大平原」のヴィクター・ミルナーが指揮した。

1939年製作/アメリカ
原題または英題:The Great Victor Herbert
劇場公開日:1947年10月

ストーリー

ビクター・ハーバートのミュージカル・コメディの花形ルイズ・ホールを見ようと する客で一杯になったいる劇場、幕が上がると14歳くらいの少女が立っている。危うく歌も歌えないでしまいそうだったが、やっと勇気を取り戻して歌いだしたー彼女は何者であろうか。ヴィクター・ハーバートの思いで話を聞こう。ルイズ・ホールは歌が好きでミュージカル・コメディのスター志願であった。ある日彼女の町にハーバート御大と人気テナーのジョン・ラムジーが旅興業にきた。ルイズはふとしたことでラムジーと仲良くなり、彼に野心を打ち明け、歌を歌ってみせた。かれはその歌を悪くないと思った。ルイズが美人だったので何もかも気に入ったのかも知れない。ハーバートは全然相手にしなかった。しかしラムジーは彼女をなぐさめ、ブラッドリー・マーティンの舞踏会には、ハーバートの許可をまたないで、役はルイズと共演することを取り計らっておいた。ハーバートは怒ったが、結局承知する。ルイズは意外にも大好評を博した。そして二人は結婚した。二人の間にはペギーという愛の結晶が生まれたが、ラムジーは結婚後人気がなくなり、反対にルイズはますます好調だった。それがいよいよ夫をクサらせると悟ったルイズは、ペギーを伴って夫の許を去り、スイスへ赴いた。愛妻を失って発奮するどころか、ラムジーの気は滅入るばかりだ。みかねたハーバートがスイスへルイズ母娘をアメリカへ連れもどした。ハーバートの計らいでラムジーもルイズの返り咲きの舞台に出ることになるが、給料はハーバートが個人的に出していると知ると、ラムジーはやめてしまう。そして豪州へ渡る旅興業の一座に加わろうとした。そのころペギーは14歳だったが、立派に歌えるのでルイズはハーバートに頼んでラムジーの代役に出してもらった。ペギーが度を失いかけた時、ラムジーは力づけて娘を歌わせたのである。

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