H氏のバケーション
劇場公開日:1963年7月6日
解説
エドワード・ストリーターの小説「ホッブス氏の休暇」を「怒りの葡萄」のナナリー・ジョンソンが脚色し、「フラワー・ドラム・ソング」のヘンリー・コスターが監督したコメディ。撮影は「ステート・フェア(1962)」のウィリアム・C・メラー、音楽は「酒とバラの日々」のヘンリー・マンシーニ。出演者は「西部開拓使」のジェームズ・スチュアート、「荒野のガンマン」のモーリン・オハラ、「史上最大の作戦」のフェビアン、ジョン・サクソンなど。製作はジェリー・ウォルド。
1962年製作/アメリカ
原題または英題:Mr. Hobbs takes a Vacation
配給:20世紀フォックス
劇場公開日:1963年7月6日
ストーリー
セント・ルイスの銀行家ホッブス氏(ジェームズ・スチュアート)は、愛妻ペギー(モーリン・オハラ)と水いらずの海岸行きを思ったが、結局一家をあげて出かけざるを得なくなった。3女ケイティは、歯に矯正器をはめているため引っ込み思案の娘になっている。次女ジェーンの夫バイロンは、海岸で会ったグラマーにいかれる。長女スーザンの夫スタンリーは目下失業中。末子の一人息子ダニーはテレビばかり見ている。家政婦ブレンダ台所設備が悪いと別荘を出て行く。ある日、ホッブス氏は土地のダンス・パーティーへ出かけた。が、すっかり内気になったケイティに誰もよりつかないのだ。困惑したホッブス氏は、1人の青年ジョー(フェビアン)を5ドルで買収してダンスの相手をやらせた。が、そのうち2人はまったく意気投合。ホッブス氏が別荘へ帰るとブレンダが戻っていた。またスタンリーの就職口も決まった。ある夜、ホッブス氏は、ヒョンなことからスタンリーを雇うことになった社長の夫人の浴室に閉じ込められ、社長と派手な太刀回り。そのためスタンリーの就職もふいになった。かくて多事多難だったホッブス氏のバケーションも終わった。ジェニー夫婦は先に帰り、バイロンはグラマーと別れた。ケイティはひとり淋しそうだったが、まもなくジョーがさよならをしに来たので大喜び。家へ帰るとスタンリーの就職口も決まっていた。ほっとするホッブス氏。やがてホッブス氏は愛妻ペギーに、来年こそ2人でどこかへと言うと、ペギーは来年も同じ別荘を借りる予約をしたと答えるのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ヘンリー・コスター
- 脚本
- ナナリー・ジョンソン
- 原作
- エドワード・ストリーター
- 製作
- ジェリー・ウォルド
- 撮影
- ウィリアム・C・メラー
- 音楽
- ヘンリー・マンシーニ
- 編集
- マージョリー・ファウラー
受賞歴
第20回 ゴールデングローブ賞(1963年)
ノミネート
最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) | ジェームズ・スチュワート |
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第12回 ベルリン国際映画祭(1962年)
受賞
銀熊賞(最優秀男優賞) | ジェームズ・スチュワート |
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