運命の賽子

解説

米国の通俗作家として相当有名なジョン・モロソの「ナンシー・プレストンを迫害する人々」the People Against Nancy Prestonをフレッド・マイトンが脚色し、「暁の前1時間」「二十三時間半」を監督したヘンリー・キングの巧みなる監督による人情活劇で、主役はH・B・ワーナーとリリアン・リッチである。

1920年製作/アメリカ
原題または英題:The Dice of Destiny

ストーリー

宝石盗棒ジミー・ドイルは、探偵ティアニーが彼を罠にかけるようなことがあったらば必ず彼を殺してしまうと誓っていた。しかし彼はナンシー・プレストンという愛する娘のため正道を歩んでいたが、前の仲間なるデーヴとジョーの2人に計られ汚名を着せられて投獄される。彼は脱獄しナンシーがデーヴの毒手にかかろうとするのを救う。デーヴはジョーに殺されたが、指紋によってその罪はジミーにかぶせられる。ジミーはナンシーと結婚し外科の心得があるところからニュウジャージーの片田舎なる伯父の病院に助手として住み込む。探偵ティアニーは彼の所在を発見して捕縛にきたが盲腸炎のため苦しんでジミーのいる病院へ担ぎ込まれた。ティアニーの助かることはジミーにとっては死を意味するのである。ナンシーはジミーが復讐の好機を握ったのを見て、彼および彼女の魂のために、どうか探偵の命を助けるような手術をしてくれと切願した。ジミーは探偵を熟練せる手術で死から救い再び逃走したがジョーの告白によって彼の無罪が証明され、かえってジミー夫妻は探偵から祝福される。

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