うるさき人々

解説

「痴人の愛」「泉」「恋の歌」のジョン・クロムウェルが監督した映画で、「南風」「あめりか祭」と同じくフィル・ストングの小説の映画化。脚色は「トップ・ハット」のアラン・スコットが任じ、撮影は「ロマンその街角」のニック・ミニズラカの担当。出演者は「ロバータ」「薔薇はなぜ紅い」のランドルフ・スコット、「雁(かりがね)」「痴人の愛」のケイ・ジョンソンを始め、「ロマンスの街」のアーサー・ホール、運ちゃん武勇伝」のロバート・バラット、「曲芸団」のジャネット・ビーチャー、「影無き男(1934)」のエドワード・エリス、ドロシー・バージェス等である。

1935年製作/アメリカ
原題または英題:Village Tale

ストーリー

スローター・サマヴィルは米国ユター州の僻村ブランスキックきっての金持ちで、母親と共に人を使って農場を経営していた。ドルーリー・スティヴンソンは彼の名声を妬み、なんとかしてそれを失墜させようとして、兄エルマーに向かい、その妻ジャネットとサマヴィルとの間に秘密があるといって脅かす。少し魯鈍なエルマーは怒って、教会で祝祭の装飾係として働いているサマヴィルとジャネットのところへ猟銃を持って飛び出す。ドルーリーは村民を誘って、サマヴィルが尻尾を巻いて退散するところを見ようと教会へいく。しかし、サマヴィルは逃げない。ドルーリーはこれを手始めにサマヴィルに対し色々と邪魔をして彼の名声を失墜させようとする。兄のエルマーは彼に迷わされ、ことごとに妻ジャネットを苛めるのでサマヴィルは色々同情するうち、ジャネットに恋を感じるが、常識の線を超えるような事はしなかった。ところが、ここに殺人事件が起こり、ドルーリが犯人と目され、激怒した群衆に死刑に遭おうとする。その時サマヴィルは彼の無罪を証明するので、役人は彼を釈放したが村民は彼を追放し、サマヴィルとジャネットはお互いの理解のうちに生きる事となる。

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