海の無法者
劇場公開日:1952年4月17日
解説
「恋ごころ」と同じくロバート・アーサーが製作、フレデリック・ド・コルドヴァが監督したテクニカラー海洋活劇1950年映画。ウィーン出の監督者ヨーエ・マイとサミュエル・R・ゴールディングの共同ストーリーを、「硝煙のカンサス」のハロルド・シューメイトとジョセフ・ホフマンが協力脚色した。撮影のラッセル・メッティ、作曲のウォルター・シャーフは「シエラ」と同じ。出演者は「迷路」のイヴォンヌ・デ・カーロ、「追いはぎ」のフィリップ・フレンド、「気まぐれ天使」のエルザ・ランチェスター、「秘密警察」のアンドリア・キング、ロバート・ダグラスらである。
1950年製作/アメリカ
原題または英題:Buccaneer's
配給:ユニヴァーサル日本支社
劇場公開日:1952年4月17日
ストーリー
19世紀のこと、デビー・マッコイ(イヴォンヌ・デ・カーロ)は商船で密航中、海賊に襲われて捕まり、海賊の親分バティスト(フィリップ・フレンド)に会った。デビーは島流しにされることを知って海賊船がニュー・オーリアンズについたとき逃げ出した。その地でブリッツァ夫人(エルザ・ランチェスター)に見つけられた彼女は、夫人の学校に入れられた。波止場のパーティで、デビーはバティストに再び会った。彼は船乗りのために惜しげなく金を投げ出す船主になりすましていた。バティストは、不正な船主アレキサンダー(ロバート・ダグラス)を襲うべく狙っていた。実は彼はバティストの正体に気づいているのだが証拠を見つけ出せないでいた。パーティの席上、デビーはバティストの許婚アリーン(アンドリア・キング)にも会い、2人は猛烈な云い合い、つかみ合いになった。アリーンはバティストを裏切りアレキサンダーと結婚し、その上バティストの本体をあばいた。捕らえられた彼は、すべてデビーの仕業だと思ったが、彼女が船乗りたちを集めて彼の救出の先頭に立ち、釈放に力をつくしたので、真実を知った。やがてバティストとデビーは新しい生活へと船出するのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- フレデリック・デ・コルドバ
- 脚本
- ヨーエ・マイ
- サミュエル・R・ゴールドウィン
- 脚色
- ハロルド・シューメイト
- ジョセフ・ホフマン
- 製作
- ロバート・アーサー
- 撮影
- ラッセル・メッティ
- 美術
- ベルナルド・ヘルッブルン
- ロバート・F・ボイル
- 音楽
- ウォルター・シャーフ
- 録音
- レスリー・I・カレー
- Corson Jowett
- 編集
- オットー・ルドウィグ
- 作詞
- ジャック・ブルックス
- テクニカラー・コンサルタント
- ウィリアム・フリッチェ