「幸せって何だっけ?ポン酢しょうゆのあるうちさ。」エドワード・ヤンの恋愛時代 HAL-9000さんの映画レビュー(感想・評価)
幸せって何だっけ?ポン酢しょうゆのあるうちさ。
老いや貧困、差別、或いは企業ドラマみたいな昨今のトレンドとは無縁の映画。ちょっと一昔前のトレンディドラマっぽいかな。映画を観ながら青春群像劇として当時人気があった「愛と言うの名のもとに」を思い出してしまいました。(ちなみに件のドラマは調べたら、なんと20年前の放送だそうで。歳とるわけやな…)
満たされた世界で孤独を感じる人々。人はどの立場にあっても常に悩みから逃れられない生き物なんだなとつくづく思いました。映画が古臭くならないのは現在でも、いやむしろ現在の方が、多様な価値観に翻弄されて幸せを感じにくくなってるからなのかも知れません。あと恋愛時代とタイトルは付いていますが、言うほど恋愛で苦悩してるかぁ?とも思いました。恋愛ってか、欲しがってるのはそもそも愛だしね。
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