アリゾナの嵐
劇場公開日:1951年11月20日
解説
チャールズ・ラーソンの書き下ろし脚本をベテランのアラン・ドワンが、リパブリック専門のフィリップ・フォードと共同監督した作品で、撮影はレジー・ラニング、音楽はネイサン・スコットの担当。活劇専門のジョン・キャロル(「拳銃の嵐」)と、歌手出身のアデール・メイラが主演し、外に「駆潜艇K-225」のトーマス・ゴメス、「黄金(1948)」のバートン・マクレーンとアルフォンソ・ベドーヤらが助演する。
1948年製作/アメリカ
原題または英題:Angel in Exile
配給:セントラル
劇場公開日:1951年11月20日
ストーリー
ギャングの首領チャーリー(ジョン・キャロル)が出獄した時、古い仲間のアーニー(アート・スミス)が刑務所の門前で彼を待ち構えていた。5年前、2人がアリゾナのデュランゴ鉱山に隠した金塊を取り返しに出かけようというのである。2人の敵マックス(バートン・マクレーン)とカール(ポール・フィックス)もこのことを知って2人に近づいた。この4人の達引を見抜いたヒギンス(ハウランド・チャンバーリン)は、チャーリーとアーニーにつきまとって鉱山までついて行き、金塊の売さばきを買って出た。チャーリーらは、いかにも新金山を発見したかのように見せかけて、徐々に隠した金塊を金にかえていき、ヒギンスに半分の分前を提供することにした。マックスとカールもこの企みに割り込んで来た。たまたま同地に住むエステバン・シャヴェズ博士(トーマス・ゴメス)は娘のラクェル(アデール・メイラ)とともに土着の住民の教化に従う聖者であったが、新たに金鉱が発見されたと聞き、その発見者チャーリーの徳をほめたたえたので、善良な住民は真心から金鉱採掘に協力するようになった。やがて、売りさばいた金を分配する時が来て、ヒギンスと共謀したマックスとカールは、チャーリーらを殺害しようと図ったが、今やチャーリーは、住民のため金を護り抜こうとあくまで抵抗を続け、ついに3人の悪漢を打ち倒した。シェリフは、チャーリーの罪状を知って彼を捕まえたが金は住民のためシャヴェズに提供すると言い残して、真人間に立ち返るべく、彼は牢獄へとひかれていった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- アラン・ドワン
- フィリップ・フォード
- 脚色
- チャールズ・ラーソン
- 撮影
- レギー・ラニング
- 美術
- フランク・アリゴ
- 音楽
- ネイザン・スコット
- 編集
- アーサー・ロバーツ