嵐の戦捷旗

解説

「麗しのパリ」「水兵万歳」のルー・エイヤースと「歓楽の女王」「悪夢」のイザベル・ジュウェルが主役を勤める映画で、ウェリン・トットマンとジェイムス・グルーエンが書き下ろし、「弾丸か投票か」のシートン・I・ミラーが脚色、「疾風無敵男」「僕は軍人」のハワード・ブレザートンが監督に当たり、「恐怖の夜」のアーネスト・ミラーが撮影した。助演者は「疾風無敵男」のジミー・エリソン、「ロビンフッドの復讐」のJ・キャロル・ナイシュ、「野生の叫び」のジェイムス・バークを始め、クレイ・クレメント、メイナード・ホームズ、ジョセフ・ソーヤー等。

1936年製作/アメリカ
原題または英題:The Leathernecks Have Landed

ストーリー

米国海軍陸戦隊でウディー、タビー、マックの3人組といえば威勢のいいので知れ渡っている。一度上陸すれば翌日は必ず菅倉に入れられる。それはもっぱらウディーの喧嘩早いのによるのである。この3人は国際関係風雲急なる上海に駐屯することになった。ウディーとタビーが祖界を歩いている時、二人は闇に咲く花ブルックリンに魅きつけられとある酒場に這い入ると、ロシア人ドレノフに喧嘩を売られたが二人は胸を押さえて我慢した。と言うのは今日の上陸前「陸戦隊の名誉と国際間の平和のために、今日は絶対に事を起こさず帰って来い」と士官からくれぐれも厳命されていたからである。しかしドレノフの言動は遂に米国海軍を侮辱するに至ったので、我慢し切れなくなったウディーは相手を殴り倒した。すると卑怯にも相手は拳銃を発射した。危険と見てタビーはウディーをかばったので弾丸に当たって、ブルックリンとウディーに抱かれたまま死んでいった。この騒ぎでウディーは軍籍を除かれる。彼はブルックリンの助けを得てドレノフを見付け、波止場の倉庫で格闘の結果相手は自らの放った弾で死んでしまい、彼の度胸がドレノフの親分コリガンに買われてウディーは仕事を得た。それは密輸入の機関銃を中国奥地に運搬する仕事である。米国陸戦隊ではマックを指揮官とする密輸入銃器の取締まりの一隊が出動し、調査の結果ウディーのやっている事だと判明する。彼等は一時ウディーを国を裏切る男と誤解したが、密輸入者討伐の争いにウディーは深傷に屈せず目覚ましい奮戦を続け、武器倉庫を爆破し、陸戦隊は大勝利を得た。この功によって彼は再び軍籍に復帰を許された。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く