阿修羅と猛りて

解説

ジャック・ロンドン氏の原作の小説からA・P・ヤンガー氏が脚色したもので、監督は「危険なる処女時代」「生の焔」と同じホバート・ヘンリー氏である。「拳闘王」シリーズで名を挙げたレジナルド・デニー氏が主役。相手役は「女は知らず」等主演のメイベル・ジュリエンヌ・スコット嬢である。その他バディ・メッセッジャー君や「拳闘王」にも出たヘイドン・スティーヴンソン氏も主要な役を演じる。デニー氏得意の拳闘大活劇である。

1923年製作/アメリカ
原題または英題:The Abysmal Brute

ストーリー

拳闘家を父としたパット・グレンドンは人里離れた山の中で孤独な生活をしていたが、都へ出て拳闘家で身を立てる事に成り、その猛烈な腕力のため「恐ろしき野獣」という渾名をさえ得る。彼は1日名門の娘マリアンの溺れんとするのを救って、彼女と相愛の仲と成った彼女が彼の拳闘家である事を知って彼を却けようとした時に、彼は男らしくそれを忍んだ。然しもとより愛し合う2人の間には、結局階級の差は何の意味をもなさなたった。遂に2人の恋が凱歌を挙げる日が来た。

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