悪魔の哄笑

解説

パンスの「愛の栄光」を映画化したもので「大地の救い」「スポーツ生活」等と同じくモーリス・トゥールヌール氏が監督したもので、主役は「魔人」「オペラの怪人(1925)」等出演のロン・チャニー氏が演じ、「男子凱旋」「痴人哀楽」等出演のジョン・ギルバード氏及びミルドレッド・マニング嬢、ジェー・ファレル・マクドナルド氏が助演している。

1923年製作/アメリカ
原題:While Paris Sleeps

ストーリー

パリのラテン街に住む彫刻家アンリ・サンタドオは美人のモデル女ベベ・ラルヴァシュに消し難い恋慕の炎を燃やしていた。ベベは知り合いのジョルジュ・モリエの紹介で若い米国富豪デニス・オキーフと友達になり、やがて二人は愛を語るようになった。嫉妬に気も狂う計りになったサンタドオはマリオネットの「恐怖室」で敵討をしようと思い立った。オキーフの父はモデル女と伜との情事を好まなかったがベベの嘆願を入れて謝肉祭の最終火曜日の夜だけ会うことを許した。オキーフはその夜ベベがサンタドオと馴れ馴れしく振る舞っているのを見て部屋を飛び出しマリオネットにそそのかされて「恐怖室」に誘われ恐ろしい拷問機械の犠牲となった。サンタドオは電話でオキーフの唸り声をベベに聞かせて悦んだ。折良くモリエが来てオキーフを危ない所で救った。オキーフは病院に伴はれ彼とベベとの仲はやがて父に許された。

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