愛欲の渦(1924)

解説

「危険なる処女時代」「情夫奮起せば」等と同じくブース・ターキントン氏の原作になり、エドワード・T・ロウ氏が脚色し、「危険なる処女時代」「女性の輝き」等と同じくホバート・ヘンリー氏が監督した。主役は「メアリー・ゴー・ラウンド」のジョージ・ハッカーソン氏、「売られて行く魂」のエリナ・ボードマン嬢。「アダムス・リブ」のボーリン・ギャロン嬢、「危険なる処女時代」のアイリーン・パーシー嬢等で良い顔触れである。

1924年製作/アメリカ
原題:Turmoil

ストーリー

ジェームズ・シェリダンは機械工場を経営し独力今日の富を築き上げた男であった。彼は3人の息子達にも工場で働く事を強制していたが、文学を志すビップスは父の命に止むなく働くうち健康を害してしまう。貧窮に陥った母からシェリダン家の息子の一人と結婚するように頼まれたメリーという美しい娘は、初め長男のジムに近付いたが、彼を愛す事が出来ずに結婚の申し出を断った。心秘かにメリーはビップスを愛していたのである。次男ロスコーの妻シビルはボビーというダンスの教師と親しくしていたがボビーは末娘のエディスと駆け落ちしてしまった。ビップスはメリーに励まされて働く事となり、一時二人の間に起こった誤解も父の計らいで解け、二人は恋をささやく身となり、ロスコーも妻の改悟によって仲直りをして、一家には初めて和気が漂った。

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