哀愁物語

劇場公開日:

解説

劇作家ロバート・E・シャーウッドが書いた『ウォータールー橋』の再映画化(「ウォタルウ橋」'31、「哀愁」'40)。脚色は「掠奪された七人の花嫁」のコンビ、アルバート・ハケットとフランセス・グッドリッチに「僕は戦争花嫁」のチャールズ・レデラーが協力し、「メリイ・ウィドウ(1952)」のカーティス・バーンハートが監督した。撮影は「リリー」のロバート・プランク、編曲はコンラッド・サリンジャー、音楽監督はチャールズ・ウォルコットが担当。主題歌Where or Whenの作曲はリチャード・ロジャース。出演は「ガラスの靴」のレスリー・キャロン、「蜘蛛の巣」のジョン・カーを中心にサー・セドリック・ハードウィック、マーガロ・ギルモアなど。エドウィン・H・ノッフ製作。

1956年製作/アメリカ
原題:Gaby
配給:ブレイクストン=映配共同
劇場公開日:1956年12月15日

ストーリー

両親のない美しいパリジェンヌ、ギャビイ(レスリー・キャロン)は、戦時中、ロンドンでバレーのダンサーをしていたが、ある日、バスの停留所で米落下傘部隊のグレッグ(ジョン・カー)と知り合う。彼はギャビイの身分を知らぬままコヴェット、ガーデン劇場に来て彼女を舞台に見出し、2人の友情は急に開ける。2人はいつか真剣に恋し合うようになるが、グレッグの親戚で富豪のカーリントン夫人(マーガロ・ギルモア)が骨折ってくれても、簡単には結婚の手続きが出来ぬまま、グレッグは戦線へ向かうことになる。駅頭で涙の別れを告げて間もなく、戦死の知らせがもたらされた。生きる目的を失ったギャビイは、いつか兵隊相手の夜の女に転落し、カーリントン夫妻の慰めにも横を向くようになった。ところが程なくフランスからグレッグが負傷はしたが元気で帰ってくるとの電報が来た。楽しいはずの婚約披露宴もギャビイには悩みの種。結婚を諦めた彼女は驚くグレッグに総てを打ち明け、霧深いロンドンへさまよい出た。一時は茫然としたグレッグも愛するギャビイを追って駆け出す。折から空襲警報。爆煙の中に再会した2人は永遠の愛を誓いつつ歩み去って行った。

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