「この映画の関係者皆様は、脳が難破していらしたのですか?」映画 謎解きはディナーのあとで 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
この映画の関係者皆様は、脳が難破していらしたのですか?
ミステリーとユーモアのベストセラー小説を、櫻井翔と北川景子でTVドラマ化し、その劇場版。
小説は非常に興味をそそられたが、ジャニーズとフジのカップリングで一気に興味を無くしてしまった…。
映画も概ね想像出来る。
バカンスで豪華客船のクルーズにやって来た令嬢にして刑事の麗子と執事の影山。が、客船内で殺人事件が起こり…。
ゴージャス感を堪能出来るのは最初だけ。
何で、2時間のTVドラマSPで済むものをわざわざ映画でやるんだろう…と、呆れてくる。
一応の伏線や謎解きはあるが、そうだったのか!…というワクワクの謎解き醍醐味には程遠い。
犯人の動機も取って付けたようなお涙頂戴要素。
「クビよ、クビ、クビ、クビ、クビ、クビ~!」が文字になって表れたり、もう漫画。
櫻井翔と北川景子のファンの為のおちゃらけ番組。
中村雅俊、鹿賀丈史、竹中直人、宮沢りえ…せっかくの豪華キャストが泣く。
北川景子だけを見るには申し分ないが…。
2013年夏の同時期公開作には「パシフィック・リム」「スター・トレック イントゥ・ダークネス」「マン・オブ・スティール」などハリウッド大作のビッグネーム。
それらを抑えて、(言葉は悪いが)こんなのがヒットするとは…。
この映画の関係者は「オリエント急行殺人事件」を見て反省しなさい!
まだTVドラマ化される前、影山役を阿部寛がやったら面白そうだなぁ、と。
某自称天才物理学者ばりのドヤ顔で「お嬢様の目は節穴でございますか?」と言うだけで笑えてくる。
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