「たくさんの偉大さを感じられます。」42 世界を変えた男 コータローさんの映画レビュー(感想・評価)
たくさんの偉大さを感じられます。
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今年の4月15日もメジャー全球団の全選手が「42」の背番号をつけて各地で熱い試合を展開、「ジャッキー・ロビンソンデー」楽しませていただきました。
史上初の黒人メジャーリーガーが生まれたドジャース、日本人選手たちも野茂英雄投手を始めとして現在の大谷、由伸、朗希の3選手に至るまで、たくさんの選手が所属、その活躍を応援させてもらい、ずっと勇気と力をわけてもらっています。
どの世界にも必ず先駆者が存在し、そのおかげで今があるだけにこれだけたくさんの日本人選手がメジャーリーグで活躍できるのもジャッキーとリッキーのおかげであることは間違いありません。
人間はなんで自分と他人を比べて違いを見つけて線を引きたがるのでしょうか?
相手チームだけに留まらずチームメイト、野球ファンやマスコミにまで誹謗中傷や嫌がらせを受けても怒りを何とか抑えつけてひたむきに野球に打ち込むジャッキー・ロビンソンの偉大さ。
本人の頑張りや踏ん張りはもちろんですが、彼をいろんな角度から支えてくれるブランチ・リッキーGMや奥さんのレイチェルの偉大さ。
彼を称えて今でも42番を全チーム共通の永久欠番にし、ジャッキー・ロビンソンデーを設けるいかにもアメリカらしい偉大さ。
そして何より主人公を演じたチャドウィック・ボーズマン。本作を観終わった後にその早過ぎる死を知りましたが、闘病中も4年間に渡ってその事実を一切口外せず映画撮影に打ち込んでいたという偉大さ。その死は本作の好演を観てもあまりに惜し過ぎますし、ジャッキーにも通ずるひたむきさを感じ、あらためて心からのご冥福をお祈りします。
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