「戦争・平和・差別・偏見について考える映画。米の病巣」42 世界を変えた男 コバヤシマルさんの映画レビュー(感想・評価)
戦争・平和・差別・偏見について考える映画。米の病巣
内容は、実話を雛形にした物語。1946〜1948年に第二次世界大戦から帰ってきた一時的な平和な時にレイシスト等数々の国内問題にボールというゲームを通じて人種差別に立ち向かうジャック・ルーズベルト・ロビンソンを主役に、幼い頃の蟠りを解消しようとする仕掛け人Dodgersのオーナーリッキーとチームメイト心が一つになり目標に向かうという爽快な物語。印象的台詞は『俺は野球が⚾️したい。それが全てだ!』一塁に来てジャッキーに肩組む背番号1と背番号42の並ぶ名シーンが絵になり良かったです。印象的な立場では、当時の有色人種の差別が激しかった時代に描かれる様々な看板や態度が群集心理として垣間見え、未だに根深く残っている問題に光が当たる様で面白かったです。印象的な場面は、まだ安全性が確立されていない時代の試合。ヘルメットなしにデットボールはかなり痛そうでした。個人的には最初のDodgersオーナーのリッキーがジャッキーを事務所にスカウトして面接するシーンで『やり返さない勇気を持っ選手になるのだ!』と激励すると同時に短期で怒りやすい💢か試す場面は心理的に心と裏腹なリッキーの気持ちもわかり涙しました。そして最後の三幕でもう一度何故自分をスカウトしたかを描く場面はカタルシスの解放を感じ涙なくしては見えないアメリカと言う国のベースボールへの思いの深さを覗かせてもらった様な映画でした。
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