永遠の0のレビュー・感想・評価
全627件中、481~500件目を表示
戦争はすべきでない
三浦くんが特攻隊で亡くなった祖父の過去を姉と調べ。生きようとしていた祖父が何故、死を選んだか?岡田君が妻に(絶対生きて帰ってくる、死んでも帰って来る)言った言葉は心に残ります。0戦の名手だった彼が死ななければいけない気持ちになったのは分かります。0戦で飛び立つ時、不時着しそうな機に妻子の写真を残して宜しく頼まれた彼が責任から結婚まで行く過程は理解できます。あの時代兄が戦死すれば、家を絶やさないため妻が弟の嫁になるのはざらでしたし、だからと言って彼がそうだとは言いません。私の父は戦争の話は絶対しませんでしたが、義父は物資輸送中にトラックが崖に落ちて大けがして帰って来たそうです。それがなければ全滅した部隊だったそうです。戦場では耐えきれなくて精神異常になっつた人はまとめて土に埋められたそうです。生きたくても生きれない人がほとんどでしょう!残された人も苦渋の日々だったでしょう。このような映画は戦争を知らない若い人に見て欲しい。私も戦後生まれですがそう思います。
共感出来ず残念でした
2014年1月5日作品を拝見しました。
こちらでの評価が4.2と評判も良く期待していきました。
結論としては、共感するところ無く残念に感じた映画でした。
一番残念に感じたのは、宮部の気持ちに共感を覚えなかったことです。
「家族である松乃、その子供清子のために何としてでも生きて帰る」という宮部が持つ感情は、”今の時代なら”当然理解出来るものと思いますし、だからこその高評価なのかと推測しました。
でも、どうでしょうか。
多くの若者が当たり前のように特攻を志願した時代背景のなかでは、「お国のため」あるいは、表だって口には出せなかったと想像しますが「自分が一番大切に思う人たちを失いたくない」「愛する家族を守るため」そういう思いで、自ら望んで特攻の道を選んだのではないでしょうか。あの作中の多くの若者のように。
戦争に負けても、生き残りさえすれば家族を守っていける、イチから立ち直れると思えるのは、戦後の日本復興を知っている現代人だから抱くことが可能な感情に思えます。
自分は戦争を経験した世代ではありませんのであくまで想像で書いています。ぜひ、戦争を経験し生き抜いた方からの感想も聞きたいと感じました。
ちゃんと生きようと思った
最高の映画でした。三浦春馬の演技が少し気になった(大げさ?)けどキャスト、映像、演出、脚本、いうことなしです。何十分に一回は泣いてました。様々な視点で語られる宮部と戦争。[あの時代の人なら誰でも持っている、決して特別ではない悲しい物語]というようなセリフが特に印象的でした。しばらく経ったらまた観たいです
静かにやさしく強く
静かに涙が止まらなくなる、そんな映画でした。
戦争映画は知らなければいけないような気がして意識して色々と観てきましたが、その中でも1番胸にきました。
ただ、現代に零戦が現れる演出は…ちょっと残念でしたね。他の表現の仕方はなかったのでしょうか??過去パートの演技にリアリティーがあって素晴らしかっただけに尚更、残念でした。
若い方々に、戦争映画は苦手という方々に是非とも観ていただきたいです。
セリフだけで泣けました
初めて映画館で見た戦争もの
期待しすぎたかなー。
エンドロールでも泣けた。
ゼロ戦の空中戦がすごかった。CGだとおもうけど、雲の中を縫ってのドッグファイトとか本当に迫力あってすごかった。
途中で橋爪功さんや、夏八木勲さんが言う印象的な台詞があるんですが、それが本当に本当だなぁ。。。って涙腺崩壊ですよ。
夏八木勲さんは特に。。。エンドロールで名前出て泣けましたよ。
あとエンディングの桑田さんの曲も(/ _ ; )
岡田准一はカッコいい。。1人トレーニングの肉体とか、黒の略式軍装が。。。まあかっこいいですわ。特にファンってわけじゃないけど。
秀作、傑作、ゆえに惜しい
正月一発目に鑑賞。
席の埋まり具合は6割程度、かなり大入り。
内容は原作を読んでいないので映画のみの評価になるが、非常にドラマがしっかりと作られていて、二時間半の長編ながらも全く飽きさせることなく観れてしまう。
監督はジュブナイル、リターナーに始まり近年には三丁目の夕日を作った山崎貴監督。VFXに定評のある監督。
のはずだった。
なんだあのCGは?
スピード感の無い戦闘シーン、あまりにも綺麗に見せすぎるCG。
もっと臨場感があってもいいんじゃないかと。
なんでこんなに模型的なのか、と。
VFXに定評があるはずの監督作品だけに、戦闘シーンが引っかかって引っかかって。
フィルムで上映している館があるとは思えないけど、これはフィルムで観たかった。
チープなCGで☆マイナス1。
脚本なのか、キャストなのか。
過去の話については…
岡田准一はかっこいいし、男らしい。濱田岳のおどおどした感じから生き抜くと意地を張るか従うかへの迷い?も垣間見ることができた。また、過去を語るメンツも素晴らしい。
けれど、最後のやついる?
ゼロ戦が現代で飛んじゃうやつとか、三浦春馬がなくところとか。
特に、三浦春馬の演技はわざとっぽくて気持ち悪い。この人はどの作品もこんな感じだけど、この作品とはかなりのミスマッチみたい。
観ていて彼が出ると、さーっと覚めてしまうから面白さが半減でした。
いい映画なんだけど…。
新しい戦争映画。
戦争の切り取り方としては抜群のアイデアだと思う。
いまの世代の若者が、特攻で死んだ実の祖父の足跡をたどる。そのなかであの時代の空気を少しだけでもかぐ。
戦争を知らない我々ができる方法のひとつであろう。
山崎貴といえばVFXに長けているというイメージがあるので、戦闘シーンに目を奪われがちだ。
確かに真珠湾攻撃のシーンは「パール・ハーバー」(マイケル・ベイ監督)に負けていなかった、気がする。
しかし、それだけではない何かがこの監督にはある。「ジュブナイル」の頃から感じていた。それが何か、言葉にはっきりできないのがもどかしいが、その何かが本作では発揮されている気がする。
原作を読んだときも思ったし、今回も思ったが、少しご都合主義のところがある。
健太郎(三浦春馬)と慶子(吹石一恵)が自分たちの本当の祖父のことを調べたいと言い出したとき、賢一郎(夏八木勲)はなぜ真実を話さなかったんだろう。健太郎が景浦(田中みん)にもう一度会いに行かなかったら、賢一郎はどうするつもりだったのだろう。
最初に臆病者だとか恥さらしだとか言われて、井崎(橋爪功)に会って、やっと祖父の真の姿に近づく。最初に井崎に会ってたらどうなってた?
この瑕疵は映画においては、田中みん、新井浩文や夏八木勲、染谷将太の好演に助けられている。
ラストの宮部(岡田准一)の表情は何をあらわしているのだろうか。
映画は不思議な余韻を残して終わる。
後世に伝えるということ
靖国
1960年初め生まれの私は、大東亜戦争の実体験はもちろんありません。祖母や父は、話たがりませんでしたし若い頃は正直興味も無かったので積極的に聞きませんでした。
40を過ぎたころよりこの戦争を知らねばならない感情がめばえ、靖国神社に行きました。
この映画をきっかけに、靖国神社境内にある遊就館を見に行って欲しい。この戦争で尊い命をささげた若者の写真を見て欲しい。
批判めいたコメントは、それから言うべき。
特攻を美化してはならない。しかし、命を賭してこの国、国民、家族を守る心を「無駄」だというようなことはだんじで考えてはならないと思う。
涙が止まらない、絶対戦争は反対、しかし日本を滅ぼしかねない暴挙には、命をかけて戦うのが国民ではないか?
問いたい。
生きる意味、生き残る意義を教えてくれてありがとう
百田尚樹のベストセラー小説を、山崎貴監督&岡田准一主演で映画化した話題作。
相次ぐ絶賛の声、声、声…。
勿論期待しつつも、先日見た同じく絶賛の声が相次いだ「奇跡のリンゴ」が微妙だった事もあり、周囲に流されないぞ、という気持ちも持って、いざ鑑賞。
これは、良かった!
タッチは違うが、「男たちの大和」を見た時の感動が蘇ってきた。
ここ最近、漫画やアニメの実写化が多かった山崎監督にとっても会心作。
祖母の葬儀で、特攻で死んだ実の祖父の存在を知った弁護士を目指す青年・健太郎。祖父の事を調べ始めるが…。
前半は、戦友たちの証言で浮かび上がる祖父・宮部久蔵の人物像。
ほとんどが“臆病者”と批判するが、宮部を深く知る者の証言は違う。
死を選ぶ事が尊ばれた時代に、愛する妻と娘のもとに帰る事を願った男。部下に死よりも生を選ぶ事を教えてくれた男。
その人となりに胸が熱くなる。
後半は、誰よりも生き残る事を願った宮部が、何故特攻を選んだのか。
謎が明かされていく展開はさながらミステリータッチ(証言者の一人・田中ミンが凄みたっぷり)、その真相には胸締め付けられる。
こういう戦争映画のレビューでは、いつもくどいくらい書いているが、今戦争映画を作る意義は反戦映画である事。
そんな視点からでも、本作は好編だった。
愛する家族のもとに生きて帰る。それの何がいけない?
確かに当時の思想では軟弱だったかもしれない。
しかし、命を捧げた国が何をしてくれた? 自分が生き残らないで、誰が家族を守れる?
そして、特攻。
未来ある多くの若者たちの命を無駄に散らした作戦…いや、罪深く、悪名高い行い。
戦争自体、人を殺して賞賛される。
狂気の沙汰としか思えない。
自分は今の時代に生まれて良かったと思う。戦時中に生まれなくて良かったとも思う。
もし戦時中に生まれていたら徴兵されていた事だろう。軟弱者なので、死と隣り合わせの極限状態の中で絶望していただろう。
そんな時、宮部のような男と出会えていたら…?
生きる意味、生き残る意義を教えてくれて、ありがとう。
前半の健太郎の姿は、戦争を知らない、戦争に全く関心の無い、今をただ無意味に生きている若者たちの姿の代弁。
祖父の事を知るにつれ、健太郎は変わり始める。
若者たちは可能性を秘めている…そんなメッセージをも感じた。
今を生きる若者たちが、思いと物語を継いでいく。
映画として面白い
私は戦記ものが大好きで原作もどこからの引用なのか見当がつきます。ですから原作には複雑な思いで、感動はしませんでした。
しかしこの映画は良く出来ていて、細かい点まで興味深く観ていました。役者それぞれも素晴らしく、 涙を何度も流してしまいました。特に岡田の演技はホントに一匹狼の戦闘機乗りのような感じでした。パイロット達の演技は海外の映画でもあそこまで描けてないような気がします。
ただし、現実は感動とは程遠い虚無の殺し合いに過ぎませんでした。特攻隊も突入しても爆弾が不発でしばらく息があったり、米軍も色々な意味で戦争の馬鹿馬鹿しさを感じていたようです。どうしても素直に作り話に感動は出来ません 。
迫力が違う!
原作を読んでからの鑑賞。
内容は知っていたけれど、想像以上の迫力で、より戦争の激しさを実感させられた。あんな激しい戦争に人々は、宮部久蔵は、耐えていたのかと思うと、本当に胸が締め付けられた。
原作にしても、映画にしても、やっぱり一番涙出るところは同じだった。宮部の特攻の真実が発覚する場面だ。その場面は小説の方が詳細に書かれていたが、映画もベストを尽くしたと思う。
個人的にはラストの宮部久蔵の死の直前の描写が本当によかった。原作にはない場面だが、あの瞬間の彼の勇姿にいい意味で感動した。
この作品は映画館で見るべき作品だと思う。あのCGを映画館で実感できて本当によかった。映画館も幅広い世代のお客さんで埋め尽くされていた。邦画を誇りに思った。また日本に誇る作品の一つになるとも思った。
全627件中、481~500件目を表示