劇場公開日 2013年12月21日

「え?5点??5点のわけがない」永遠の0 サマーサマーさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0え?5点??5点のわけがない

2014年1月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

う〜ん。
「特攻」というテーマだけでみんな5点つけてるのかな?
(5点つけてる人は他にどんな映画観てるのかなと思ったらこの映画だけしかレビューしてない人がいっぱい)
ホントにこの映画ほめるとこありました?

そりゃ、「日本人なら知っておかなければいけない」とか「語り継がなければいけない」というのには納得だけど、そんなことこの映画観る前から日本人なら一般教養的に分かっていることでしょう?

映画としては説明過多な脚本とこれまた説明過多な演出&演技(特に現代のセクションの孫はヒドい)で完全に間延びしてしまう後半にはまさかのあくびで涙が出ました。
泣く姿勢で映画を観始めたので初めのうちはちょっとのことでうるっときたけど、次第にのめり込めなくなる困った映画です。
600ページの原作をよく映画の脚本にしたと原作者は言ってるけど、マシな脚本家ならこの映画1時間半で終われるようなきがします。
原作にない合コンシーンの脚色もステレオタイプで陳腐な人物描写。全く必要なかったです。(このシーンを原作者はほめているのでセンスを疑う)

監督自身も意識したというサスペンス的要素も、観客はとっくに謎は解けていて、スクリーンの中の登場人物だけ右往左往しているという滑稽さが観てられなかったです。

孫の妄想というもったいなさ過ぎるラストカットも納得いきませんでした。

違う監督でもう一度映画化してほしいです。

サマーサマー