ホワイトハウス・ダウンのレビュー・感想・評価
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不完全燃焼なんだよ!!
1作目の『ダイハード』のようなコンセプトでスゴく期待していたのですが、不完全燃焼。物足りないです。
こういう
武器もない、味方もいない極限状態でのアクション映画は自然と緊張感が出るものですが、本作にはそれがかけます。軽い感じの作風になってるのはわかりますが、もう少し…せめて戦闘シーンには緊張感を出してほしかったです。
コメディ的要素はバッチリ。皮肉たっぷりで思わずニヤッとしますw
しかし
内容も無理がありすぎていて「ん?」となる部分が多々あります。
それに、使われるCGがヒドいできになっていて結構気になってしまいます。
映像だけでなく銃声もエアガンみたいな感じでちょっと…。
いくらサプレッサーをつけたからといって、あそこまで『パチン!』という風にはなりません。
コンセプトはスゴくいいのですが、とても物足りない、もったいない作品です。
いいポップコーン映画になると思って期待していたので、少しがっかりです。
ダイハードみたいね
ドストレートなやつ来ましたね。90年代の映画みたいで「このノリ懐かしいなあ」とか思いながら観てました。
監督のエメリッヒがけっこうなベテランだからたまにはこういうの撮りたくなるんですかね。よかったよかった。
もうデイアフタートゥモローとか2012みたいなのはいいから、こういう王道のアクション映画どんどん作ってほしいですね。
3DCGに取り憑かれてるジェームズ・キャメロンも見習うべきです。
しかし内容は普通でした。お約束を守ってるという意味でもありますが。
敵の死に方も文句なし。やっぱり悪い奴(肉体派)は爆死しないとね!
それと胸に入れてた何かしらの物体で銃弾を受け止めて一命を取り留めるとかね。ヒュー!ベタすぎー!わかってるう!
なんか完全にダイハードな脚本でしたけど、どうなんでしょう。ボツ案とかなんですかね。
なんにせよ久々にこんなアメリカアメリカしたのを観た気がします。
最近ホワイトハウスボロボロにすんの流行ってんだねー。
テロリストさん無能すぎ
1ヶ月ほど前に見た映画だけど、テロの戦略が薄っぺらすぎ、アホすぎに感じられて、ちょっぴりイマイチだった。
例えば、テロの仲間同士で殺し合う演出があるくらい残酷かと思いきや、人質の娘には拷問したりすることもなく、一切手を出さない。
ケータイなどの電子機器も思い切って放置する位大胆で、それが裏目に出てしまうなど、えっ?と思うあまちゃんぶりがオンパレード。
さらに、あれだけの重火器持っていながらも、主人公と大統領が瞬殺できないのが、不思議。出し惜しみしすぎだろ。
もしかして、
あれらは、自分たちで使う目的ではなく、映像を盛り上げ、主人公にプレゼントするためか?
あと、マジでテロ側無駄に仲間を失いすぎ。
というわけで、なんかテロ側に、頑張れよ、もっとできるよ、って感情移入せざるを得ない位、倒していく主人公のラッキー具合が腹立たしかった。
映像の迫力は満点なだけに残念!
あそこまで準備できたテロさんたちなら、次はやれるはず!
頑張って欲しい。
ちょっと物申す
序盤は兎も角、
段々進むにつれ興醒めしてくる部分が有ります。
エアフォースワンのホワイトハウス版ですがハリソンフォードとの違いは明らか。
テロに立ち向かう素人でしかも大統領ですから絶対ぎこちなさが演技に求められる部分、此処が最大のポイントだと思います。しかし残念ながら役に成りきれておらず興醒め。
更にエンディングで大統領同士の駆け引きもあんな状況でいろばた会議みたいで興醒めです
と思います。
エミリーちゃんよかった
主人公の娘であるエミリーちゃんが、ホワイトハウスオタでガイドの質問に対して素早くまっすぐに手を揚げて答えるところが大変かわいらしかった。最後、旗を振っているところは涙が出てしまった。
しかし、主人公や他の登場人物のキャラが薄かった。放火しているところを監視カメラで撮られているのが面白かった。大統領にしては品がなかったけどけっこうよかった。ガイドもなかなかよかった。主人公の元奥さんはヒッピーなのか?
それにしても、突入もなくいきなり空爆を仕掛けようとするのはいくらなんでもないと思った。また柵の向こうにいた軍隊があまりに無能無策でがっかりした。いくら法律うんぬんと言っても大統領を乗せた車が走り回っているのに、呆然と見ているだけってあんまりじゃないか。
『エンドオブホワイトハウス』の方がずっと興奮した。
ペンは剣より強し
「インデペンデンス・デイ」や「2012」の監督が放つアメリカのアクションスリラー映画であり、同時期に制作された「エンド・オブ・ホワイト」のライバルプロジェクトである。
本作は、議会警察官であるジョン・ケイルはシークレットサービスの採用面接で不採用とされてしまうが、ホワイトハウス見学のために一緒に来ていた娘にがっかりさせまいと共に見学ツアーに参加する。しかしそこで謎の武装集団がホワイトハウスを占拠する・・・
そして、ケイルは大統領であるジェームズ・ソイヤー(ジェイミー・フォックス)を警護しながら武装集団と対峙する。
まず、ホワイトハウス・ダウンを見る際に、チラシを見て一瞬思ったのが「ダイハード3」のジョン・マークレーン(ブルース・ウィリス)とゼウス・カーバー(サミュエル・L・ジャクソン)のコンビ。(タンクトップとか)
内容としては「ダイハード」を彷彿とさせるアクションムービーであり、中身も武装集団に占拠されたホワイトハウスを奪還するものであり、とても分かり易いものである。(襲撃の動機などを除いて)
良かった点としては、前置きが(占拠までの流れ)観客の飽きがきそうな40分前後で終わりそこからのめまぐるしい展開で物事が進行する。
またなんといっても、占拠に手を貸していたのが特別警護官のトップでありホワイトハウスを全て知り尽くした男である。
そのため、どこから大統領が非難をしてどこを通るなどを全て把握していてケイルとキャロルの思い通りに事が運ばない。
また、ケイルの娘であるエミリーが所々で物語を面白くする。犯人映像をface bookとかのSNSより特定の人が簡単に閲覧しやすく広がり易いyoutubeのアップするところとかめちゃくちゃ賢いですね。
悪い点としては、黒幕はが分かり易いところ。わざわざ副大統領を怪しく見せたり、内通者がいるなどの小細工はわざとらしすぎる。
またラストの場面で証拠をポケベルにしていたが、特別警護官のトップまで仲間に引き入れて入念に計画を練っているのに音が鳴る設定で自己所持とかありえないでしょう(笑)
それに、いち元兵士の主人公が(近々では簡単な警護のみの模様)、元デルタフォースと渡り合うとか嘘でしょ。(まあ、細かいとこを挙げるとキリがないですが・・・)
あと、CGとの合わせ方が多少違和感を感じるところがありました。
最後に、自分は重火器・戦闘機にはあまり知識ないですが、「ジャベリン」や「ブラックホーク」が出てきたときはアガりましたね(笑)
大枠のストーリーや手法には「何処かで見た?」感が否めないですがこういう大迫力の映画はやはり映画館で観るべきだと思います!
※疑問で副大統領の「エアフォースツー」にはミサイル迎撃システム(チャフやフレアー)は搭載されていないんですかね?
正統派にして最上級の巻き込まれ型アクション!
ローランド・エメリッヒ監督最新作は、
今や少なくなってきた、正統派のアクション超大作!
『エンド・オブ・ホワイトハウス』にお株を持ってかれた形では
あるが、shinematsuyamaさんも書かれてる通り、エンタメ
としてはこっちの方が面白いっす。断然こっち推しです、僕。
緊迫感や臨場感という点じゃ『エンド・オブ~』が上かと思うが、
あちらは『ホワイトハウス・ダウン』と比べると作りが
真っ当過ぎるというか、堅いというか。まあ好みはあるだろうけど。
(アントワン・フークア監督ってマジメな方なんだろうな)
それに今作の方が、ホワイトハウスが広くて見所満載の場所に見える。
隠し通路に地下に植物園にキッチンにプールに庭に屋根にと、
アクションシーンのバリエーションが圧倒的に豊富で飽きない。
ボンドカーも真っ青のリムジンチェイスや屋根での大激闘なんて
手に汗握るハチャメチャ具合だ。
キャラクターの掛け合いも楽しい。
主人公の警官ジョン・ケイル。
今までイマイチ影が薄いと思っていた
チャニング・テイタムが主役としての本領発揮!
人の良さそうな風貌とマッチョな体が役にピッタリ。
大統領ソイヤー。
毅然として行動力があり、家庭人という理想のリーダーだが、
(「そろそろ大統領に戻るよ」ってセリフ、いいね)
ガムくちゃくちゃ噛んだりロケットランチャー落としたり、
なんだかトボけてて良い。
そして第3の主人公と言っても良いのが、ジムの娘エミリー。[※名前間違ってたので修正。スミマセン]
いっぱしの傭兵相手に一歩も引かない。怯えながらも抜群の行動力!
最後の旗を振る姿には涙が出そうになった。
彼女が大統領をヒーローと慕う理由が、
『父親を戦場から戻してくれたから』という所も泣けます。
あ、ニコラス・ライト演じるガイド係もお忘れなく。壺、強ェ(笑)。
それにしてもジェームズ・ウッズ、老いたねえ。
彼の演じた悪役も好き。
序盤で妻に見せる憂いの表情や、なるべく無関係な人間を
巻き込まないようにしようとする気遣いが哀しい。
中東をまるごと核の炎で焼き付くそうとする狂気には戦慄したが、
彼はただ、息子の死を無駄死ににしたくなかっただけなんだよね。
他の敵も祖国に裏切られた人間ばかりという所がミソ。
指名手配リストで人員を集めるという皮肉なアイデアが良い。
復讐に燃える実働部隊リーダー、
フレディ・マーキュリーっぽい風貌のイカレ野郎、
『ダイハード』のテオを彷彿とさせる天才ハッカー、
やや弱いが敵もキャラ立ちが出来ていて楽しい。
戦争を食い物にする軍需産業連中が黒幕というのも、
なんだかんだで現実味がある気がする。
不満点を挙げるなら、大規模な爆破シーンですかねえ。
CGだと迫力半減。やっぱ本物の火薬でやって欲しかった。
エメリッヒ監督作ということで破壊シーンに期待し過ぎてたのもある。
あと、中盤~終盤前がやや中弛みして見えたのも残念かな。
そうそう、黒幕さんを観客にバラすタイミングが早すぎたのも
勿体無い。もっとタメても良かったんじゃないかと。
けれども、
『ダイ・ハード』を手本にしたアクション映画はワラワラあるが、
そんなアクション映画群の中でもかなり“本家”に近い面白さが
本作にはあるんじゃないかしら?
ナマミの人間が戦う正統派アクション映画としては、
5年に1度観られるかどうかくらいの快作だと思います。
判定4.25くらいが妥当かと思うが……他作の割を食って
売れなかったという同情票と、スカッとさせてもらった
お礼も込めて4.5判定!
〈2013.8.23鑑賞〉
派手でも、喉越し最高な夏ビールのような爽快感が残る味のある作品
「インディペンデンスデイ」「2012」のローランド監督だとスケールはデカイけれど、単純で中身の無いチープな映像になるかなと思い敬遠していた。
しかし、この映画の場合こそは、彼の娯楽大作系のテンポの良い撮影が最大限に生かされ、思わぬ拾い物に大満足でした。
考えてみると、「もう一人のシェイクスピア」も彼が撮っているのだよね。観客を飽きさせずに画面に惹き付けて置く上手さがある人だと彼に対する認識も新たになる。
「ダイ・ハード」の様な絶対に死なない、あり得ねえ強運の男の誕生が嬉しかった。
そんなジョンを演じていたチャニング・テイタムは何だか、最近太ったのか、やたらオヤジ顔に見えて、決してスマートで、憧れる不死身のヒーローでは無かった。
更に仕事優先で、娘や妻思いではない、彼のやる事全てが裏目に出てしまう、不器用な父。
そんな減点オヤジが名誉回復を命懸けで繰り拡げる。
格好良すぎです!
大統領と娘たち人質の救出に疾走する彼の姿に何だか、ワクワク楽しくて、心は見終わった後にはスカッたした満足感。
全体的には、これはコメディー映画?と思わせるような笑いもちりばめられていて、いかにもお祭り大好きって感じのハリウッド映画の典型的な作品でしたが、それが安心で、心地良かったです。
脇を固める俳優たちも個性派揃い、マギー・ギレンホールも、知的でク-ルで素敵でした。私は彼女が好きな俳優なので、評価が甘いかもしれないが、でもここではキーパーソンで存在感バッチリな彼女の存在が一番嬉しかった!
更にやたら最近注目株のジェイソン・クラークの悪役ぶりも大統領を食ってしまう程の存在感ばっちりで、見物でした。
そして、最後は、やっぱりそう来たか!と言う終わり方も大満足だった。
やはり、難しい展開に頭を悩ませる事も無く、何も考えずに脳天気に楽しむだけの映画も好いとハリウッド映画を見直した作品でした。
この夏は「スマイル・アゲイン」も拾い物だったけれども、この作品も万人向きの娯楽作品として安心でハズレなしの作品だと思う。
「スピード」のテンポ有る展開の面白さプラス「ダイ・ハード」の不死身のヒーローの爽快感を足して更に、「テッド」から下品な部分を無くした、キャラクターの身近な親しみ易さだけを抽出したような、好いとこ取りの娯楽映画として最高だ。
残り僅かとなった夏休みの締めくくりには、この映画で最後の思い出を作ってみてはどうだろうか?「風たちぬ」「パシフィック・リム」など何だかんだと話題の多い今年の夏映画だが、是非休みの最後は、この映画で、スカっと爽快に決めて観てはどうだろうか?
大統領が持つわ、撃つわ。
ここ最近の米映画が集中してホワイトハウスを襲撃するのは、
オバマ人気にあやかってのことらしいのだが^^;
とはいえ、そう何度もぶっ壊して内部を露呈していいのか?と
安全第一の日本人である私なんかは思ってしまうところ。
つい先日公開された「エンド・オブ~」と比べてしまう(狙い?)
部分もあるなと思ったが、蓋を開けたら、さすがエメリッヒ(爆)
ぜんぜん違った娯楽作品に仕上げている。
私を含めた中高年の観客には、今まで観てきたテロリスト物と
被るところが多く、非常に安心して楽しめる作品になっている。
悪くいえば単純で^^;捻りがなく^^;大甘で^^;まさかそんな!と
いうあり得ない映像が満載…という、エメリッヒ節が炸裂!!
疲れた身体と脳みそにはもってこい♪の超娯楽作品である(誉)
そもそも今作でこんなに笑えるとは思わなかった(爆)
主人公のC・テイタム。どうもこの人はすぐに踊り出しそうな
イメージ(初めて観たのがダンス映画だったもんで)が先行するが
今回はアラ!いきなり父親役ですか!?まぁすごい。
娘役も利発な子で巧かったし~(旗振り最高!)あまりに利発なので
学校でいじめに合っていないか?なんて質問をする父親に大笑い。
一場面につき一笑い。といった感じで、
安定したサスペンスよりもアクションよりも、どこにお笑い要素を
ねじ込んでくるのか?と後半はそればかりを期待していた^^;
決してコメディではないんだけど、いやホント絶妙だったなー。
で、大統領さん。
さすがのJ・フォックス、シリアスもコメディも縦横無尽にやって
のけるんだけど、まさか大統領役であそこまでやらされるとは!!
エアジョーダンまでは冗談で済まされる笑いだったけど、
後半のロケット弾に至っては、オイオイ、大統領が持ったぞ!って
何やらせてるんだ、それ!?と思うほどのパフォーマンス。
オバマ大統領が演説の度に銃器をもって出てきたらどうしよう(爆)
安全第一の日本人が要らない心配をしちゃうじゃないか。
全編を通してダイハードを彷彿とさせる作り。
テイタムは例によって白ランニングTを真っ黒に染めて闘いまくる。
カッコいいお父さん!に違いないが、これが職業だったら相当怖い。
犯人勢にもドラマがあり(手下は相変らずバカが多い)
主犯?がダブル構成(まさかの展開)だったのはなかなか巧いと思う。
しかしあんなのが内部に蔓延っていたら、大統領もやってられないね。
安定感のある脇役(M・ギレンホールなど)キャストにも安心感が漂い、
大変面白い娯楽作品を観させて頂きました…と満足して帰れる作品。
(今作のJ・ウッズにE・ハリスが浮かぶ。いいわ~♪名バイプレイヤー)
エメリッヒ流のナイスなダイハード
ディザスタームービー専門家のエメリッヒがダイハードを撮ったら想像以上にナイスな出来栄えになった。
本家のダイハードが凝った方向でシリーズを重ねているのに対し、エメリッヒ流は基本に忠実、シンプルそのものです。
ストーリー的には突っ込み所だらけですが(爆撃を決意できるなら、その前に地上部隊を百人単位で送り込めば楽勝だったり、、、)そんなことを気にするのは野暮というものです。
多くのディザスタームービーをモノにしてきたエメリッヒだけに、ストーリーの緩急、ラストの盛り上げの手腕は見事なもの。
少女の旗振りシーンはインディペンデンスデイの特攻オヤジ級に涙ものです。
個人的にツボだったのはホワイトハウスの庭で繰り広げられた、完全防護の大統領専用車によるカーチェイスシーン。
敵が至近距離からガトリングを撃ちまくる、しかし大統領専用車は大迫力で耐え切る!
なぜホワイトハウス周りにスナイパーが配置されていないのか?!
なぜ最新の戦車がランチャー一発で破壊されるのか?
なぜ戦車を1輌しか用意しないのか?!
そんなことはどうでもいい。面白いです。お勧めです。
2時間あっという間
大量の破壊とアクションはさすがアメリカ映画といった趣で、とても楽しめました。脚本もいいと思います。ハナシを難しくしない程度に張られている、伏線とその回収。『ダイハード』へのオマージュ的な要素も良かった。エレベーターとか、主人公のシャツが、煤けて汚れていく様とか…。オマージュとか伏線ってある程度バレバレでないと、もしかしたら誰も拾えないかも、と思えばこれくらいがちょうどいいです。SSの偉い人が内通していた、政治的建築物が舞台という点では、日本の『SP 2』にも通じるなぁと思います。笑いもあったし、劇場内みんな笑っていたので、誰でも吹き出すレベルだと思います。
また、娘の旗振りは、泣きポイントでした。そのあと群衆が娘を取り囲むシーンは、フランス革命の『民衆を導く自由の女神』の絵を彷彿とさせました。
『ダイハード』好きなら、見ても損はないと思います。
わかりやすくて久しぶりにアメリカって感じ
ダイ・ハードのリメイクか?とほとんどの観客が思うと思います。でも最近の映画はいろいろ難しいものが多いなか、これでもかというくらいの破壊と暴力、そして家族愛がベタで新鮮でした。情報提供者を早々にオープンにするってありえないだろ、とかつっこみどころまんさいなんですが話がめまぐるしく展開していくのでそれどころではないままエンディングを迎えます。その強引さはあっぱれでした(笑)。私は好きです。
ギリギリのカウントダウンになっていて、緊迫感をより強く演出していることが特色
パニックアクションの作品として、2時間たっぷり楽しめました。さすがはエメリッヒ監督です。2ヶ月前に後悔された『エンド・オブ・ホワイトハウス』がほぼ同じ設定のストーリーだっただけに、二つの作品を比べながら見てみるのも楽しいかと思います。
『エンド』に比べて、本作では後述するとおり本作は、米軍機によってホワイトハウスが破壊されるという、ギリギリのカウントダウンになっていて、緊迫感をより強く演出していることが特色です。また、どうしてホワイトハウスが占拠されたのか、その過程の説明として、『エンド』はどこか中東風の国のテロリスト軍団としたため、ホントにそう簡単には外国人にホワイトハウスが占拠できるのか、嘘くさいなという感じが否めませんでした。
ところが本作では、ホワイトハウス官邸内部に黒幕がいて、中東の軍縮に反対する産軍共同体と結託して、大統領の抹殺と中東地区の核攻撃を目指すという設定。内部が黒幕にいるとしたら、こちらの方が断然ありえるぞと思えました。しかも、強引に大統領を黒幕に仕立てていくテレビドラマ『24』よりも、犯行動機や実行部隊の傭兵を指揮する現場の人間の設定など、いかにリアルに見せるか、かなりシナリオが練り込まれていて、破綻がないのですね。
さらに本作のヒーローは主人公だけでなく、その娘の大活躍は特筆ものです。テロの解決に、本作のような子供が大きな活躍を見せるストーリーは今までになかったのではないでしょうか。意外性もあって、ラストで娘が大統旗を掲げる姿には拍手喝采をしたくなるほど高揚感に包まれました。
ところでパニック映画の大御所であるエメリッヒ監督作品なだけに、軍用ヘリが打ち落とされるシーンや、建物が爆破されるシーン、そしてホワイトハウスの庭園内部で繰り広げられる激しいカーチェイスシーンなど、迫力あるシーンが満載です。
また本作は、監督自身のこれ迄の作品の設定が何気ないところで設定されていて、過去に『インデペンデンス・デイ』が起こっていて、ホワイトハウス内にその記念のモニュメントがあることになっています。またちゃっかり『エアフォース・ワン』でハリソン・フォードがテロリストを足で蹴飛ばすシーンの台詞を拝借するシーンなど、茶目っ気たっぷりに遊んでいる場面もありますから、ぜひ捜してみて下さい。
物語の主人公はジョン・ケイルは、転職を繰り返し、やっとの思いで議会警察官の職を掴んだ苦労人。ホワイトハウスマニアの娘エミリーに、父親としていいところ見せようとシークレットサービスを目指すも、不採用となってしまいます。主人公が離婚しているというのももはや定番の設定ですね。
不採用だったことで幼い娘を悲しませたくないと、気晴らしも兼ねて彼女を連れてホワイトハウスの見学ツアーに参加します。それが運の尽きで、謎のテロリスト集団によるホワイトハウス占拠に巻き込まれてしまうのです。
テロリスト集団に捕まってしまったエミリーを奪還しようと、単身強敵のテロリストと化した強面の傭兵たちに立ち向かっていくジョン。娘のためにはどんな犠牲を厭わないという姿勢に、強い父親を感じさせて、感動的でした。
一方、ソイヤー大統領は、テロ発生時に安全な地下壕に避難して、事なきを得るはずでした。。しかし議会警察隊のステンツの裏切りにあって、警護の部隊は全滅します。ステンツり裏切りは、どうもこのテロは政権内部の陰謀で、黒幕の存在を臭わすものとなりました。ピンチのソイヤーを救くうのが、ジョン。このあと二人はホワイトハウスを駆け巡り、脱出の方策を探ります。お飾りとして登場する大統領役が多い中で、ジェイミー・フォックスが演じるソイヤーは、バトルにも参加したり大活躍。それと同時に、エミリーがピンチに落ち居たときは、自ら名乗り出るなど、凄く情と正義感溢れる魅力的な大統領でした。(彼の説く中東からの撤退が、和平のいしづえになるとは思えませんが(^^ゞ)
二人の逃避行は、ホワイトハウスの都市伝説として囁かれた秘密の抜け道にも立ち寄るので、なかなか興味深かったです。
やっとの思いで外に出ても、頑丈な門塀が行く手を塞ぎしかも、傭兵部隊の持参したロケットランチャーが外で待機している戦車すら近づけないという絶体絶命の状況でした。2時間たっぷり、簡単には救出できない状況を用意したのは見事なお手並みと思います。
さて、ラストが近づいて、気になってくるのは誰がこのテロの黒幕なのかということです。『24』を見すぎている人なら副大統領が怪しいということになります。しかし、副大統領搭乗していたエアフォースワンはあっさり打ち落とされてしまいます。
では、一体誰がと終わっているうちにテロは解決してしまい一件落着となるのです。しかし、ここで終わらないのがハリウッド映画のサービス精神。最後の最後になって明らかになる事件の真相には、あっと驚くこと請け合いです。
演技面ではジェイミー・フォックスが良かったですね。オバマを感じさせるインテリジェンスな感じをよく出していて、芸幅の広さを感じさせました。
愛娘の旗振りが良かったです(^_^)v
私も、エンドオブホワイトハウスを先に見てましたので、全く同時期の映画化されたことに、偶然の一致なのか、あるいは……大変興味深いことでした!(^_^;)テロリストとしては、どちらが現実的かは分かりませんが、外部からの攻撃には強いものの、内側は脆弱なことに衝撃的だったかも(>_<)またホワイトハウスだけでなく議事堂やら大統領専用機エアフォースワンに大統領専用車の破壊てんこ盛りです(^_^)v
アメリカ人にはショッキングですよねー唯一のふたつの映画の大きな違いは大統領の息子を救うトラウマのある ヒーローと、シークレットサービスになれなかったヒーローとその愛娘の活躍ぶりかな?その点で愛娘に軍配です(^_^)v大統領自身のアクションも見逃せない!
『エンド・オブ・ホワイトハウス』の方が、シリアスかなぁ。
今年は、ホワイトハウスを襲撃する映画の競作の年のようです。先に『エンド・オブ・ホワイトハウス(Olympus Has Fallen)』が公開され、こちらの『ホワイトハウス・ダウン』は後追い公開となりました。『ディープインパクト』と『アルマゲドン』と同じ関係ですね。
ホワイトハウスが襲撃されると言う同じテーマを扱っていても、その中身はだいぶ違います。『エンド・オブ・ホワイトハウス』の場合は、某国テロリストによって、襲撃されていましたが、こちらの『ホワイトハウス・ダウン』の場合は、内部犯行。内部からの手引によって大統領が窮地に陥る話といえば、『エアフォース・ワン』も同じ。中に敵がいると、どんなに鉄壁な守りでも、呆気無く陥落するんですね。でも不思議なのが、
もう少し『エアフォース・ワン』と比較してみると、『エアフォース・ワン』の時は、大統領権限の継承について物凄く慎重だったけど、今回の『ホワイトハウス・ダウン』では、結構あっさりと大統領権限を副大統領に移していましたね。なんか、もうちょっと苦悩しても良かったのはないかと。
不思議なのが、『エンド・オブ・ホワイトハウス』も『ホワイトハウス・ダウン』も、何故か下院議長をフィーチャー。『エアフォース・ワン』の時は、副大統領を持ち上げていたんだけどね。何で今年の作品では、副大統領ではなくて、下院議長にフィーチャーしたのか?正副両大統領を一気に失うという事態を、心配しているのか?
ちょっとツッコミ。やっぱりさぁ、地上発射型弾道ミサイルで飛行中の飛行機を撃墜するのはムリだと思うよ。あと、ソイヤー大統領が乗ったマリーンワン(VH-3D)を、何か、違うコールサインで呼んでいたなぁ。あと、あっさりシークレットサービスが倒されすぎ。確かに不意打ちではあったけどねぇ。
で、『エンド・オブ・ホワイトハウス』と『ホワイトハウス・ダウン』のどちらが良かったかというと・・・、アクションとしても、リアリティとしても『エンド・オブ・ホワイトハウス』かな。でも、映画自体のリアリティは低いかもしれないけど、本当に襲撃・占拠されるような事があるんだとしたら、『ホワイトハウス・ダウン』のパターン=内通者なんでしょうね。
ハリウッドはこういうのがいい。
まぁ、わかりやすい映画です。
主人公2人の構図はあらあら、ダイ・ハード3。服装(チャニングのみ)、絡み方、友情は十八番なやり口。
映画そのものは、監督らしく最初からノンストップ。
ここがいいな、と思ったところはテロリストが国内の人たちであったこと。ヨーロッパやイスラムなどでなく、アメリカが抱えている問題を表現したところがとても共感できました。
戦争で傷を負った元兵士、息子を失った者…怒りが憎しみとなってこうなったと。
それに外部からの制圧より、内部の人間からの制圧のほうが遥かにスピードは速いはずであり、このあたりは先月に放映されたエンドオブホワイトハウスよりもリアリティがあったかな。
冒頭で国旗のバッジを置くシーンから展開は分かりやすく、
重いテーマもありつつも、主人公2人のおバカな絡みや館内ガイドの演出も良かったし。
最初、大統領のジェイミーには無理を感じたけど、
娘がゾンビ映画スキとか、ロケット弾発射しちゃうとか
そこら辺で何だか親近感が沸きました。
スケール感も監督ならでは。スピード・テンポ・映像・笑…
今年見た中では結構上位ランクに僕は入りました。
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