「ペンは剣より強し」ホワイトハウス・ダウン SCARSさんの映画レビュー(感想・評価)
ペンは剣より強し
「インデペンデンス・デイ」や「2012」の監督が放つアメリカのアクションスリラー映画であり、同時期に制作された「エンド・オブ・ホワイト」のライバルプロジェクトである。
本作は、議会警察官であるジョン・ケイルはシークレットサービスの採用面接で不採用とされてしまうが、ホワイトハウス見学のために一緒に来ていた娘にがっかりさせまいと共に見学ツアーに参加する。しかしそこで謎の武装集団がホワイトハウスを占拠する・・・
そして、ケイルは大統領であるジェームズ・ソイヤー(ジェイミー・フォックス)を警護しながら武装集団と対峙する。
まず、ホワイトハウス・ダウンを見る際に、チラシを見て一瞬思ったのが「ダイハード3」のジョン・マークレーン(ブルース・ウィリス)とゼウス・カーバー(サミュエル・L・ジャクソン)のコンビ。(タンクトップとか)
内容としては「ダイハード」を彷彿とさせるアクションムービーであり、中身も武装集団に占拠されたホワイトハウスを奪還するものであり、とても分かり易いものである。(襲撃の動機などを除いて)
良かった点としては、前置きが(占拠までの流れ)観客の飽きがきそうな40分前後で終わりそこからのめまぐるしい展開で物事が進行する。
またなんといっても、占拠に手を貸していたのが特別警護官のトップでありホワイトハウスを全て知り尽くした男である。
そのため、どこから大統領が非難をしてどこを通るなどを全て把握していてケイルとキャロルの思い通りに事が運ばない。
また、ケイルの娘であるエミリーが所々で物語を面白くする。犯人映像をface bookとかのSNSより特定の人が簡単に閲覧しやすく広がり易いyoutubeのアップするところとかめちゃくちゃ賢いですね。
悪い点としては、黒幕はが分かり易いところ。わざわざ副大統領を怪しく見せたり、内通者がいるなどの小細工はわざとらしすぎる。
またラストの場面で証拠をポケベルにしていたが、特別警護官のトップまで仲間に引き入れて入念に計画を練っているのに音が鳴る設定で自己所持とかありえないでしょう(笑)
それに、いち元兵士の主人公が(近々では簡単な警護のみの模様)、元デルタフォースと渡り合うとか嘘でしょ。(まあ、細かいとこを挙げるとキリがないですが・・・)
あと、CGとの合わせ方が多少違和感を感じるところがありました。
最後に、自分は重火器・戦闘機にはあまり知識ないですが、「ジャベリン」や「ブラックホーク」が出てきたときはアガりましたね(笑)
大枠のストーリーや手法には「何処かで見た?」感が否めないですがこういう大迫力の映画はやはり映画館で観るべきだと思います!
※疑問で副大統領の「エアフォースツー」にはミサイル迎撃システム(チャフやフレアー)は搭載されていないんですかね?