「ダイ・ハードとザ・ロックと・・・」ホワイトハウス・ダウン よしさんの映画レビュー(感想・評価)
ダイ・ハードとザ・ロックと・・・
テロリストに占拠されたホワイトハウス。たまたまホワイトハウスに居合わせた父娘の闘いを描く物語。
他の方も書いていますが、「ダイ・ハード」のホワイトハウス版です。その他「ザ・ロック」の設定が使われているように感じます。テロ組織の設定とか、ラストシーンとか・・・
それら、過去名作の設定を上手にまとめ上げているのですから、面白くないわけはありません。ホワイトハウス内での銃撃戦、乱闘、ヘリや戦闘機。息もつかせぬ、手に汗握るアクション映画でした。
娘さんの存在も素晴らしいアクセントです。最初は怖い物知らずに。途中から恐怖を押し殺して耐え抜きます。クライマックスでの大統領への返答は、もう少し子供を感じさせる言葉の方がより心に迫ったように思いますけど。
「ダイ・ハード」と比較すると、ホワイトハウスを舞台としただけあって全体的に派手で大掛かりになっています。ただ、派手になったからと言って、映画の完成度が上がるかといえば、そうでないのが辛いところ。
組織の設定をもっと精緻にして欲しかったと思いますし、リンカーンのシーン等の無駄なアクションも排除して欲しいところでした。
個人的には、もっとシークレットサービスに頑張ってもらえれば、より緊迫感を感じることが出来たと思っています。
「ダイ・ハード」との比較になると、どうしても厳しいコメントになってしまいますが、アクション映画としては高い私的評価を与えられる作品だったと思います。
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