「オリジナルより好きかもしれない。」ロボコップ ねことまとさんの映画レビュー(感想・評価)
オリジナルより好きかもしれない。
オリジナル1〜3をテレビで見たのがかなり昔のこと。
けっこううろ覚えだけど、2や3には面白いよりもなぜロボコップが、自身を生み出したオムニコープ社から狙われるようになったのかが疑問で疑問で…。
今回 予告で新生ロボコップのブラックボディを見てちょっと気になってたんです。
リメイクやリブート作にいい印象はないけど、これは観てよかった。
オリジナルを見直してないので細かに差異を比較することは出来ないけど、まずストーリーがすんなりと飲み込みやすい。
見た目にスタイリッシュ!
遠すぎず近すぎない近未来の設定がちょうどよい。
(悪徳警官の武器横流しとかはベタな気もするけど)
オリジナルのテーマ曲の引用したり、敬意も払いつつ、
その一方で、ロボコップになった直後のアレックスのロボットパーツを取り除いた生々しい姿とか、
戦闘モードで己の意思で戦ってる錯覚を与えられて、気づかぬうちにロボットに使われているかもしれない恐怖とか、
オリジナルよりより鮮明になっているのではないのだろうか?
ざっくりとオリジナルの1〜3までを一本に詰め込んで、今後新生ロボコップの続編は出なさそうだけど、これは観てよかった。
しかし…スマートなロボコップ、ジョエル・キナマンもいいけど、利発な奥さんもいいけど、
若かりし頃よりも歳をとっていい感じになったゲイリー・オールドマンと、これでもか!と強烈なサミュエル・L・ジャクソンのアクの強さったら…。
SF映画に慣れてしまって、変に警戒心やリアリティも持てなくなってる気がする。
そんな人にこそ、ロボットに対してもいろんな使い方や考え方、怖さがあるよねっていう根本的なことを改めて振り返ることができる作品です。
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