「風刺も効いてる好リブート作品」ロボコップ BQGMANさんの映画レビュー(感想・評価)
風刺も効いてる好リブート作品
本作のロボコップやロボットは、現在、米軍が世界各地で行っている無人機による殺戮となんら変わりはない。
ある意味、こうして自嘲している分だけアメリカには、未来と言うか救いがあるかもしれない・・・。
で、1987年のオリジナル作品を見事にリブートしています。むしろ、特殊効果をはじめストーリーもこちらの方がデキがいい。キャスティングもしかり。これを合格としなければ、もうリブートなんて誰も手を出せないですよ。だって、テーマ曲や台詞であがりましたし、かつてのファンへの配慮もできていますもん。残酷描写は少々抑え目ですかグロ描写も健在ですし、合格です。
ただ、難点はあります。昨今の「アイアンマン3」もそうだし「ルーパー」もそうだけど、中国資本が入っているせいかやたらと中国要素が入ってくる。しかも、犯人や悪人という設定には中国人がまったくいないというね。。無いです。これは統計的にみても大間違い。金は出しても内容まで口を出すのはほどほどにお願いしますよ中国さん。と言いたい。
とはいえ、「アイアンマン3」中国公開バージョンの改悪よりは、ぜんぜん許せるレベルです。この夏公開の「ゴジラ」にせよ、世はリブート祭り真っ盛りですが、焼き直すなら本作くらいまじめに作ってほしいです。
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