「悪くないので応援したい。」エリジウム 気取ろう軒さんの映画レビュー(感想・評価)
悪くないので応援したい。
ネタバレなし。
英語字幕付き。
英語字幕で見てみはじめて五分、とっても聞き取りやすいので喜びました。
言葉だけだと何も聞き取れなくても字幕があると80パーセントくらい聞き取れたりします。
映画について。
この監督は“第9地区”の監督さんです。二年くらい前でしょうか。かなり話題になりました。この監督はロボットの撮り方にセンスがありますね。スラムっぽい地区で警備とかしているロボットはリアルに見えます。センスのある人が撮るとまた、斬新にも見えます。
「お、こんな感じのロボットはあんまり見たことないぞ」ってなもんです。
地球の写真も綺麗です。地球の撮り方ひとつでもセンスがいいと新しい感じはでるものですね。
・・・で、肝心の内容のほうですが。
時間がたつにしたがって新鮮味がなくなっていく映画でした。
ブルース・ウィルス主演の諸映画の寄せ集め的な印象を受けました。ダイハード+アルマゲドン+12モンキーズ・・・みたいな。主演俳優もなんだかブルース・ウィルスに似せてる感じでしたし。
若くてピチピチなおねぇちゃんが出てこないのも痛いです。今更、ジョディ・フォスターじゃ・・・綺麗に撮れてはいましたが。映画に若いコがでてこないのは寂しいです。
ストーリー全体からすると
この映画は面白そうなネタ、ビジュアルを今イチ仕上げきれてないような映画でした。
中盤以降の話を作っていくのが下手だと思います。思い付きだけで一気に書き上げちゃってるんじゃないかなぁ。脚本。
“第9地区”もそんな感じでした。
映画作家としての限界を感じます。
この監督はこのレベルで終わるような・・・
リスニング上達方法として・・・
英語はしっかり喋っていて教材としては悪くありません。監督が南アフリカ出身なせいかもしれません。標準英語じゃないと監督自身が聞き取れなかったとか・・・(笑)。
映画ですから、そういうところを見どころにして楽しむのも有りだと思います。どうか楽しんでください。途中で見ていられなくなるほど酷い映画ではありませんから。
リスニング強化教材といては大いに使えると思います。