「アメリカのドラマレベル」エリジウム panpan00さんの映画レビュー(感想・評価)
アメリカのドラマレベル
アメリカのドラマレベル(笑)。Amazonプライムで鑑賞。
儲かったの?って思うくらい、普通の映画だけど、Wikiみると、利益は出ているようだ。
2154年、富裕層はエリジウムと呼ばれる宇宙ステーションに住み、貧困層は地球に住んでいる。地球は、スラム化している。これは、ガンダムの真反対の設定だ。
エリジウムのシステムは人現をエリジウムに住む市民とそれ以外で管理していて、市民以外はエリジウムに住めないし、医療もうけられない。エリジウムにはどんな病気でも治せる医療カプセルがある。
地球に住むマックス(主役マットデーモン)は致死量の放射線を浴びて余命5日となる。こうなったら助かりそうもないけど、エリジウムなら治せてしまうので、マックスはエリジウムへの侵入を試みる。
侵入まで色々あるわけだけど、マックスは仲間とエリジウムのシステムに辿り着くと、ハッキングして自身のデータを書き換え治療しようとしたが、システム上死亡扱いとなり助かることが出来なかった。
マックスは死を悟ったので、地球上の人類含め、全ての人を市民に書き換えて、エリジウムを再起動することにした。直後、マックスは息を引き取った。
システム再起動後、システムは地球上に治療すべき人達が沢山いることを認識し、エリジウムから医療船を地球に飛ばした。きっと全ての人は治療を受けられるだろう。
感想としては、結末から分かるように、アメリカの医療問題をわかりやすく取り上げたのではないか?アメリカでは保険料が高く、貧しいと医療を受けられないと聞いたことがある。この映画公開の一年後、オバマケアが開始。失敗したけども。
顔面が吹き飛んだ後の人の顔のシーンがあって、グロい。ミッドサマーという映画を観れない人はキツいかも。
あと、女性(長官)の喉にガラスを刺すシーンが怖い。一般的かもしれないけど、刺す前の予兆として、いい感じのガラスが写るから、それからいつ刺されるんだろう、どこを刺すんだろうとドキドキする。ホアキン・フェニックスのジョーカー時は、ちらっとポケットにハサミを忍ばせるシーンからドキドキして、結局顔面に刺してしまうけど、それに比べれば優しいシーンかな。相手は女性だしね。
エロいシーンはない。