飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲のレビュー・感想・評価
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【”熱帯夜には、スラッシャーホラーだね!”「悪魔のいけにえ」の正統的続編。”目には目を”徐々にレザーフェイスを始めとした村人に虐殺された一家に感情移入してしまう、ストーリー展開が面白き作品。】
■猟奇食人一家、ソーヤー家の住人、サリーが辛うじて逃げた後、ソーヤー家に集まり火を放つ。
そして、一人の男は言う。
”目には目をだな・・”
ソーヤー家の猟奇的な人たちは、村人たちに惨殺されるが、赤ん坊のヘザー(アレクサンドラ・ダダリオ)は子に居ない夫婦(けれど、ヘザーの母親を蹴り殺している・・。)に拾われ、唯一生き残っていた。
20年後、スーパーの精肉店で働くヘザーの元に、財産を相続するよう書かれた手紙が届く。
彼女は、友達や途中で合流した男たちと、テキサス州ニュートの大豪邸へやってくる。
◆感想<Caution! 内容に触れています。>
・色々と突っ込みどころはあるのだが(例えば、村人たちがソーヤー一家を襲うシーン。あんなに、ソーヤー家の人いたかなあ・・とかね)、友人達をレザーフェイスに殺されてから(エグイシーン、多々あり)昔、ソーヤー一家で起こった事を調べるうちに、自分はソーヤー一家の生き残りではないか・・、と疑念を抱いていく様。
・そして、レザーフェイスに捕まってしまったヘザーが、チェーンソーで切り裂かれそうになった時に、レザーフェイスが彼女の胸の痣を見て、チェーンソーを彼女の身体から遠ざけるシーン。
ー その後、豪邸に住んでいた老女の手紙には、ヘザーが正式な後継者であり、自分がレザーフェイスの面倒を見ていた事が記されている。-
・且つて、ソーヤー一家を惨殺した集団の先頭に居た、バート町長は、レザーフェイスを殺そうとするが、逆に裁断機に掛けられ、それを見ていた全てを知っている保安官は”目には目だな”と呟く・・。
<トビー・フーパーが監督した「悪魔のいけにえ」の20年後の恐怖を描く。
最後まで緊張感に包まれる中、徐々にレザーフェイスを始めとした村人に虐殺されたソーヤー一家に感情移入してしまう、ストーリー展開が新鮮。
エンドロール後、呑気にやって来たヘザーの育ての親を待っていたのは・・。
チョイ役で、スコット・イーストウッドが警官として出演していたのも、嬉しかったな・・。>
いやいやいやいや…
40年後の正統続編!!
1974年の映画の正統続編が2013年に作られるのが凄いですが、前作のダイジェストから本作のオープニングにスムーズに移行して笑えました。前作のような荒々しさはかなり物足りないですが、「デッドバイデイライト」のような追いかけっこの前半と、また異なる展開の後半とで楽しめる作りでした。「サイレントヒル3」のように自分の因縁に立ち向かう話ですが、良い終わり方だと思います。
笑えるホラー映画
色々あって落ち着いたのか…
伝説的スラッシャーホラー、「悪魔のいけにえ」。記念すべき第一作からシリーズ化が進み、気がつけばシリーズも四作目に。
第三作から正直どうでも良いシリーズになったが、あげくのはてに第四作は日本ではDVDの販売がされず、今は絶滅危惧種となったVHSのみの販売となる。あの伝説的だった第一作からは考えられない需要の無さだろう。だがそれは日本だけでなく本国アメリカでもそうだったようだ。そして生まれた本作は、「第一作の正当続編」という謳い文句に。出た、よくある無かったことにしちまえ設定だ。
結果としてはかなりのヒットを生み、成功したようだった。
今回はレザーフェイスが長年の年月で歳をとっているという設定だ。レザーフェイスが閉じ込められている屋敷にやって来た若者達を血祭りにあげるという定番中の定番コースだが、主人公の女性とレザーフェイスの接点や、周りを取り巻く人間のあれこれを丁寧に描き、他のスラッシャーホラーとはやはり差がある。正直3Dは余計だと思うが、やはりあのチェーンソーの音には興奮させられる。
ただいきなり第一作の正当続編を描くならば本作のように急に何十年も間を置くのではなく、数年に留めておけば良いのにと思った。そして本作に繋がった方が無理矢理感も無くなり、その方が感情移入出来るのではないかとは思う。もう少しグロさがあっても良いが、正規の続編としての役割は果たせたであろう。
恐く………はない。
どっちが悪もんだ?
何だか可哀想( ´△`)
ソーヤー!ソーヤー!ブィーン!ブィーン!
チェーンソーを振り回して40年!!!
伝説的一作目「悪魔のいけにえ」をそのままやっても勝負にならないと分かっていたのか、今回の物語の展開がなかなか面白い。そして、タイトルにあるとおり、ちゃんと「逆襲」する映画でした!!
「悪魔のいけにえ」の直後から始まる物語。ソーヤーの家に前にパトカーが泊まっている。警察の呼びかけに、レザーフェイス(ジェド)を投降させようとするのだが、ニュートの町の人々が暴徒化して火を放ち大銃撃戦。その暴徒を煽った男は、その後、ニュートで市長をしている。
オープニングクレジットの映像は、一作目の映像をからの抜粋で、これがなかなか興味深い。
なんで、こんなにレザーフェイスが可哀想に見えてしまうのか・・・。後半は、ずっとレザーフェイスを応援してました。「頑張れ~、負けんな~、力の限り、生きてやれ~」
「 DVDでいいや」何て思わないで劇場で見て欲しいです。
まあ、こんなものでしょ。
雰囲気は大分違う
まず最初に一言。この邦題付けた奴に「ふざけんな!」と言いたい。
さて本作は1974年「悪魔のいけにえ」の続編。なのでリメイク版「テキサス・チェーンソー」とは関係ない。その辺雰囲気の大きな違いで、冒頭からおそらくファンも戸惑うと思う。
ストーリーもリメイク版とは違い、過去の軋轢を振り返る展開。なのでオリジナルの「悪魔のいけにえ」は直前に見ておきたいところ。
グロいシーンの迫力はさすがだけど、いかんせん殺害シーンが少ない。ストーリーを掘り下げた分、レザーフェイスの出番が少なくなったのは残念。全体的に「13日の金曜日」に似てしまったのはご愛嬌かな。
クライマックスは意外な方向へ話が向かうため賛否両論だろうな。リメイク版「テキサス・チェーンソー」が好きな人はおそらく肩透かしを食うと思うよ。
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