「優しい(いい人過ぎる?)アンディ・ラウ」桃(タオ)さんのしあわせ ジョニーデブさんの映画レビュー(感想・評価)
優しい(いい人過ぎる?)アンディ・ラウ
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登場人物がみんないい人で、特に主人公のアンディ・ラウと桃さんがいい人すぎる。多忙なアンディ・ラウが、使用人である桃さんに対してあんなに親切に面倒を見るのはちょっと嘘っぽい感じもするが、それも嫌味ではなく、ほのぼのとした気分で見られる。
最後は、十中八九、桃さんは亡くなってしまうのだろうと言うことが想像できてしまい、案の定、私の好きなどんでん返しはなかった。終始淡々と進んでいく展開は安心して見られるが、面白さに欠ける点も否めない。
手持ちカメラで撮影しているようなカメラワークと覗き込むような構図はドキュメンタリータッチっぽい効果は出ているものの、個人的には見ていて疲れるので、あまり好きではない。
最後のお葬式の場面で、いつも300ドルを借りていた(だまし取っていた)男性が、花束を持って現れた演出は、気に入っているシーンの一つだ。
<印象に残ったセリフ>
-映画の試写会場のロビーで、後ろにタバコを吸っている男性にー
桃(広東語で):吸い過ぎるとガンになるわ
(相手が広東語がわからないので、今度は北京語で)
桃:(北京語で):タバコを吸うと肺ガンになるわ
→タバコをやめて欲しいのに、ストレートに言わないで、このような遠回しに言った桃さんの人柄を表している。
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