「トゥルーマンショー+80年代のホラー映画」キャビン 智哉さんの映画レビュー(感想・評価)
トゥルーマンショー+80年代のホラー映画
キャッチコピーのセンスには惚れたが、観終わった感想としてそれが誇大広告であった感が否めず。
予告で感じた期待感以上の満足感は得られず、竜頭蛇尾な作品に思えてしまい非常にもったいなかった。
内容のサプライズよりも、物語終盤で登場する黒幕の存在こそが、今作品最大のサプライズ。
かの有名な異形の宇宙生物を幾度も屠って来たあのお方へのリスペクトであり、ある意味での皮肉とメタファーにも感じられた。
パンドラの箱ではなく、魍魎の匣を開けた結果、人類には絶望しか残されなかった。
因果応報や自業自得と言ったオリエンタルな思想を、こんなにもベタなアメリカの映画から感じたギャップこそ最大の収穫やったかも。
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