「見たいような・見たくないような」アメリカン・パイパイパイ!完結編 俺たちの同騒会 Blueさんの映画レビュー(感想・評価)
見たいような・見たくないような
『ハングオーバー』に出会うずーっと前に 「おバカ映画なら コレだ!」と一番のお気に入りだった『アメリカン・パイ(1999)』。 あれから 2、3、と出たけれど振るわず 皆から忘れらされる存在だった彼らが 同窓会を開いた本作品。 見たいような・見たくないような気持ちは、やっぱりそのまま作品に反映されてしまっていて 残念の一言。 13年も経てば 歳をとるのはあたりまえ。 太った人も、整形して 面影が消えつつある人も、髪が後退して 役どころが微妙な人も、主演キャストより売れて 演技力がついた分、元には戻れない人も。。 全米では そこそこウケたようですが、個人的には 期待外れでした。
主演のジムを演じた ジェイソン・ビッグス。 この人だけ、唯一変わらない存在でした。 まぁ少し体重が増えたくらいで、昔のジムのまま。 それを見たかった方も いるのかもしれませんが もう高校生ではないのでね、体当たり演技が ちょっとイタい気がしました。
ジムの相手・ミッシェルを演じた アリソン・ハニガン。 あの名台詞も 口を歪ませてしゃべるキャラも、テレビドラマで売れっ子になったアリソンに要求するのは 罰ゲーム状態。 当時の面白さも消え、本当に落ち着いちゃったアリソン、お疲れさま。
その他、頭髪後退・イケメンの位置も交代 クリス・クライン、どうして整形しちゃったの タラ・リード、太ったね~ ナターシャ・リオン&エディ・ケイ・トーマス、透明感が消えちゃった ミーナ・スバーリなど。
変わらなかった(逆に売れてきた)のは ショーン・ウィリアム・スコット(『コップ・アウト 刑事(デカ)した奴ら(2010)』)、ジョン・チョウ(『スター・トレック(2009)』)、ユージン・レビ(『ナイトミュージアム2(2009)』など。
バーで働く女の子・セレーナを演じた ダニア・ラミレスはどこかで見たことがあるなぁと思ったら 『ヒーローズ(TV)』に出てた女優さんでした。
ティーン・コメディと アダルト・コメディの違いを知ることになった 本作品。 まぁ観ないと気になって仕方ないと思ったので、後悔はないです。