オロのレビュー・感想・評価
全2件を表示
チベットが国土を失って半世紀…
インドのダラムサラは、チベット難民らによってひとつの大きな町となり、現在においても中華人民共和国を逃れて逃亡してくるチベット人が後を絶たず、その数は十万人以上とも言われます。
言論の自由がない、教育の自由がない、信仰の自由がない…自由な日本では想像できない世界が山の向こう側にあります。
これらの事実は、日本国内ではめったに報道されません。
日中友好を声高に叫びながら、中国国内で苦しんでいる多くの人々の声は黙殺されています。
そういった前提知識を持った上でこの映画を見るのが正しいと言えるかもしれません。
ヒマラヤ山脈を越えて逃げてきたと言っても、顔は我々日本人と変わりません。
親と離れ、インドのダラムサラにあるチベット子ども村で暮らす少年。
子ども達のリアルな生活がそこにあります。独裁国家からの命懸けの逃亡という、我々日本人が体験したことのない経験を彼らは持って暮らしています。
ですが、生活環境こそ違え、その姿も行動も日本の少年と何ら変わるものはない…そう感じました。
コメントする (0件)
共感した! (0件)
チベットに行かねば…。
ネパールには二度行きましたが、やはりチベットとインドのダラムサラにも行かねばと思いました。中国のチベット弾圧は国際社会が解決させなければいけない問題ではないでしょうか。上映館が少ないのは残念です。公式HPだけでも是非。
全2件を表示