「佐藤健のライアーゲーム、恋愛編」カノジョは嘘を愛しすぎてる 麻希さんの映画レビュー(感想・評価)
佐藤健のライアーゲーム、恋愛編
少女漫画を基にして作られた作品としては、なかなか良く出来た作品だったと思いました。
舞台となった音楽業界の光と闇の描き方も良かったですし、当然ながら佐藤健のイケメンっぷりも文句無しでしたから(´∀`*)
少女漫画にありがちな物凄くクサイ台詞連発なのに、これだけ嫌味なく、しかも格好良く見せられる人は、今の日本の若手俳優ではそうそういない存在ですよね。
理子じゃなくとも、思わず守ってあげたくなってしまいましたよ!
でも、佐藤健以上に圧巻だったのは、5000人の中からオーディションで選ばれたヒロイン大原櫻子の元気溢れる綺麗な歌声でしたね。
見た目は極々普通のちょっと可愛い子ぐらいだったので、途中までは正直期待したほどでは・・・な印象だったのですが、一度歌声を聴いたらもうビックリするぐらい櫻子ちゃんの虜に!
まあこのぐらいの歌唱力を持っているプロ歌手の方なんて、実際は掃いて捨てるほどいるんだと思います。
でも、街の雑踏の中でこの声に出会ってしまったら・・それは反町隆史が演じた音楽プロデューサーじゃなくとも、天才見付けた♪状態になってしまいますよね。
これからデビューする新人と言う意味では、これ以上ない美声&歌唱力だったと思いましたよ。
この映画を見ていたら、ふと「タイヨウのうた」で初めてYUIの歌声を聴いた時のことを思い出してしまいました。
監督さんが同じ小泉徳宏監督だったので、後から考えればそれもそのはずなのですが(=´∀`)
きっとこれから櫻子ちゃんは、YUIのように歌手として(目指すは女優?歌手?)大きく羽ばたいて行くのでしょうね。
本題である嘘で始まった恋がやがて本物の愛に変わっていく様子については、いかにも少女漫画っぽかったかな。
理子ちゃんが若いのにあまりにも達観し過ぎていて、リアルではちょっとありえない感じでしたから・・・でも、まあこう言う映画はこれでOKでしょう。
何だかんだで私もキュンキュンしまくりでしたから(*^ω^*)
音楽業界の商業主義・口パク&吹き替え事情など、今の時代に合致したネタも盛り込まれていて、このジャンルとしてはなかなか見応えのある作品になっていたと思いました。