アイアン・スカイのレビュー・感想・評価
全43件中、1~20件目を表示
B級っぽくとも刺激的
長らく気になり続けたものの、どうにも拭えぬうさん臭さに手をこまねいていた本作。ようやく鑑賞に至る。
このシュールなブラックコメディぶりに「DON'T LOOK UP」を思い出した。
勝手に自虐アメリカ映画だと思っていたが違う模様。劇中のアメリカの描かれ方に、なおさら黒の濃さも際立ちむしろヒヤヒヤしながら観る。
これは映画が切った時代から離れるほど、見ごたえが増しそうだ。
そうした一見、ナンセンスな内容とは裏腹に映像は大変美しい。限界まで色を抜いたモノクローム調の計算され尽くした画面はノスタルジックかつソリッドだし、CG等、特撮部分も作り込み、ディティールが丁寧かつしっかりしていて見飽きない。
映画は世界中で作られているわけで、アメリカ映画ばかりを観ていてはいかんなぁ、と再認識させてくれる刺激的な1本だった。
面白かった。
発想もスケールもセンスも
好きです。
月から戻った黒人モデルが
地球で職質受けるシーンは
笑った。
戦闘シーン良かった。
一般市民の女性、子供が
戦闘の被害を受けるのは
やはり可哀想。
核ミサイル打った後は
住めるの?
意外や意外に面白い
何となくで見たのですがこのバカらしさとこのバカらしさでしか繰り出せない風刺の効きっぷりが爽快。
こんなに楽しめるとは思わなかった!
単純なストーリーでB級のノリなんだけど衣装や小道具とかも作り込みがされてて割と本気で真面目にふざけて作った感ありありの印象でした。しかも2作目あるとか…見たいわ!
下品なお笑いシーンもまああるけどそこまで下品に感じないのは、世界情勢や人種問題的な事に対する見識がちゃんとあった上で〇〇な人にステレオタイプなキャラ付けをして使っているからなのかな〜とか考えたり思ったり。
にしても鎖国ナチスや国連のやり取りめっちゃ面白かった!
掘り出し物の映画
WOWOWにて。
期待せず観たところ、面白かった。
頭空っぽにして2年に一回は観たい。
テーマは「こんなの作ったら楽しそう」かな。
ストーリーは分かりやすいながらも、随所に風刺的要素が盛り込まれている。
国連?の会議でのやり取りなど非常に面白い。謎の宇宙船はある国の親愛なる首領が作った、と発言した時は大爆笑。
かと思えば、利権を巡り殴り合い(アメリカ国家はよかった)、さらには地球各所で光が発生…、と少しだけ考えさせられる展開に。
共通の敵がいることは団結に繋がるんだなぁ。
スチームパンクもセンス良い。
たしかに1945年の科学力レベルであれば、あのような機械構造や外観になるのもうなずける気がするから不思議だ。
とは言っても、あれだけの宇宙船を作れるならばスマホぐらいで驚かなくてもよいのでは…と思ったが。
電撃隕石作戦も意表をつかれたが、合理的なのかな…と納得してしまったし、なによりビジュアルが良かった。
CGは重厚感こそ若干足りないなと思うものの、違和感なく観てられる。
以下、印象的なセリフ。
「一期目で戦争を始めた大統領は必ず再選する」
「アメリカがまともに倒したのはナチだけ」
「USS・ジョージ・W・ブッシュ」
【トンデモビックリナチスSF第1作。誰もが、第2作が出るとは思わなかったけれど、設定の斬新さが抜群、映像が少しだけきちんとしている事が良かった作品。】
ーまさかのナチスの残党が月面の裏側で虎視眈々と、アーリア民族再興の準備をしていた・・という、”ビックリ仰天設定”に驚いた作品。-
アインシュタイン博士は、見た目通り怪しげな風体で登場し、月面裏側に来た黒人モデルの”ジェームス・ワシントン:名前、どうなのよ・・”を白人にしてしまったり、もう、遣りたい放題である・・。
”ウド・キア”も”ドラキュラ”じゃなくて、総統役を楽しそうに演じているし、アメリカ合衆国大統領を始め、北朝鮮も含めた円卓会議も面白く、”これ、大分怒られるんじゃないの?”と思った作品。
(実際に怒られたらしい・・。そりゃそうだ・・。)
<まさか、今作の第二作目がファンからのクラウドファンティングのお陰もあり、作成され、劇場公開されるとはねえ・・。(遠い目・・)
ええ、私は第二作目は劇場に観に行きましたよ・・。”ウド・キア”を見たくてね・・。>
つまんない
面白かったのは最初のうえに30分だけで、だんだんつまんなくなって飽きてきた。ストーリーというものをだな主人公に対する同情と主人公に対する期待が持てなければ見てる方がついていけないんだよ。だいたい何が目的でナニスルスト-リ-なのかもわかんねーじゃないか。脚本家連れてこられい0
『チャップリンの独裁者』を短編にすると、ナチスの国策映画になる!
かなりしっかりしたSF大作にも見えるので笑いどころを見逃してしまいそうになる。女性大統領となっていたアメリカ。合言葉は「Yes she can」である。支持率低迷のために月面探査機を送ったりするもののパッとしない。そんなところへ都合よく月の裏側からナチスが攻めてきた!大統領1期目に戦争すると再選するというジンクスもあるから、ここぞチャンスとUFO群を迎え撃つ・・・というおバカ映画。
国連内部の対応も笑える。「わが国が作った」と虚勢をはる北朝鮮、宇宙戦艦も各国秘密裡に持っていたという事実(日本も)、アメリカだけじゃなく世界中のトップは宇宙平和条約無視の行動をとっていたわけだ。これはドイツが自虐的にナチス批判をするだけじゃなく、世界どこでも独善的な軍事態勢をとっている実態が浮き彫りになるという風刺だ。ただ、フィンランドだけは持っていないよと発言していたが・・・
戦後の地球のことをあまり知らないナチスの様子がともかく可笑しい。黒人宇宙飛行士だったために、みな初めて見るくらいに驚く様子。アーリア人至上主義もまだ徹底されているようで、結婚は純血を守るため家系図まで必要なんですね。
月に代わっておしおきよ!
雑に紹介すると、"ナチスが月に代わっておしおきよ"。初の女性合衆国大統領(スローガンは"Yes, she can!")が自身のPRの為に黒人宇宙飛行士(本職はモデル)を月へ送るが、月面探査中に謎の組織に拉致される。彼らは第二次大戦後月に逃亡したナチの残党の末裔で、数十年に渡って地球への帰還の機会を窺っていたのだった。組織は黒人が持っていたスマホを動力源にすることで巨大宇宙船を起動させることが出来ることを発見し狂喜するが、すぐにバッテリー切れ(そりゃそうでしょうとも・・・)。スマホを補給するための密使を地球に派遣するが、それをきっかけに地上がとんでもない事態になっていく。
単なるスラップスティックなバカ映画かと思いきやさにあらず、現代世相を思いっきり風刺し倒した数々のギャグがいちいちウェルメイド。ナチの密使を自身の選挙活動に利用する大統領選スタッフ、エゴ剥き出しでいがみ合う各国首脳、チャップリンの『独裁者』が総統閣下を礼讃したプロパガンダだと盲信する月の住民、彼らを支配するナチ残党と世代交代を画策する若手士官、それぞれの立場の人間が織りなすドラマが驚天動地のエンディングに雪崩れ込む様が恐ろしいくらいにサラっと描かれていて凶悪極まりないです。もう少し描写がグロくてもよかったとは思いますが、そうするとこんな田舎のシネコンでは観れない可能性が高くなったでしょうから結果オーライとしましょう。
カタルシス全開のカタストロフィに被さるエンドクレジットには夥しい数の個人出資者たちの名前がズラリ。出資を募るトレーラーを見てこれは観たい!と思った人たちの熱意がこういう痛快な映画の原動力になる、そんなところにも感動しました。
評価の分かれる本作ですが…
これは、面白い♪
自分には合っていたみたいです。
つっこみたくなる箇所もありますが総合的に観て、かなり良く出来ている作品だと思います。
その国々の姿勢が上手く表現されていましたし、こういった諷刺の効いたブラックユーモア、個人的にはかなり好きです。
予期せず面白かった
荒唐無稽、奇想天外、抱腹絶倒。
陳腐な映画だろうと期待してなかったのに、案外面白かった。
全く予期しない展開とは言えないけど、面白かったのは、CGが素晴らしく見事だったこと、世界戦争に発展するスケールの大きさだったこと、国境や人種を越えるべきこと、実質的な主役は3人の女だったこと。
下ネタで喜ぶ小学生程度のネタ、だが良い。
ナチスをネタにした映画にありがちなのだが、ナチスギャグのみで面白いと思って節がある。下ネタで喜ぶ小学生かよって突っ込みたい。ただ、ナチスファン?にはたまらない出来なんだろうというのは感じる。製作の経緯も踏まえるとこれはあくまで身内向けの映画なのだ。映画としては私にとってはイマイチだが、このような同人映画?はもっと作られて欲しいと思うし、輸出産業でない本来の映画というのはこういうものなのだと思う。
頭の中すっからかんで見れる映画
頭の中をすっからかんにして見られる映画です。というか頭の中すっからかんにして見たい(笑)
でもストーリーも割としっかりしてたと思う。
たぶん。なにせ頭の中からっぽだったんで...
観たかったものではなかった
ナチスが月に潜伏し、攻撃の機会をうかがっていたら…感心するほど良いアイデアだ。楽しみにしていながら観る機会が無く、今宵ようやく観賞した。
正直私が頭で思い描いていた作品とは違ったが、ユーモアにも溢れており比較的楽しむことができた。ストーリーは想像の範囲内であったため特に感動は覚えなかったものの、風刺を含んだユーモアのセンスになかなかはまった。B級映画のためCGも大して魅力はないが、それでも低予算の割にはCGの迫力は許容範囲であり、オチのインパクトは凄まじい。 やや取っ付きにくい部分もあるが、観て損は無かった。
ナチスが月に潜伏していたら…。
期待していたのとはちょっと違いましたが、これはこれで面白かったです!
ヒトラー率いるナチスが、戦後月面で生き残り、地球侵略を狙っていたら…という設定。
対するアメリカの自由奔放な行動に、ジャイアン的強さを感じます。
各国の首相の話し合いのシーンでは、その国その国の特色が出て面白かったのですが、結局なんだかんだとアメリカが実権を握ってドイツに対抗して行く姿に、アメリカだと何でも許されてしまう姿を目の当たりにしました…。
ブラックユーモアSFといった感じの作品でした。
ヒトラー
分かってはいると思いますが、
真面目な映画ではないですw
それでも個人的にはまぁまぁ楽しめました。
女優さん美人。
独裁者がバイブルてw
設定がぶっ飛んでいるのでもう少しぶっ飛んでる内容でも良いかなぁとも思いました。
くだらないのを楽しむ作品
ほんとうにくだらない作品でした笑
ナチスの技術力高いんか低いんかはっきりしろよ、って感じです。
重力は?、酸素は?とツッコミ所満載です。
なのにもかかわらず、各国への皮肉たっぷりだったりするので、とくに北朝鮮のは皮肉凄かったです。
なんとなく観るにはちょうどいいくらいの作品です。
全43件中、1~20件目を表示