「悪党はなおも彼女を追いかけた」発情アニマル 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
悪党はなおも彼女を追いかけた
1978年公開作品
監督と脚本はメイル・ザルチ
1977年に起きた事件が元になっている
レイプ被害者の復讐劇
キートンのハード・ラックならぬハード・ファックである
知っての通り主演のカミールはバスターの姪にあたる
因みにアラカンの甥はAV男優としてウンコを頻繁に食べていたので違う意味でハード・ファックである
リアルな悲鳴
最低と言えるのはまだ序の口でその下がある
熱演である
語弊はあるかもしれないが復讐劇はおまけみたいなもの
原題は『Day of The Woman』
日本公開時は『サマータイム』になる予定が蓋を開けたらまるでポルノ映画のようなタイトル『発情アニマル』
TVで深夜放送されたときは原題を直訳し『女の日』←深夜とはいえよく放送したな・・・時代だな
VHS化されたときは『悪魔のえじき』
本国アメリカでもころころ変わっている
『I Hate Your Guts』『The Rape and Revenge of Jennifer Hill』
そして『I Spit on Your Grave』
2012年リバイバル公開時には『発情アニマル アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ1978』
某TSUTAYAではアクションに分類され「は」ではなく「あ」の棚にあった
わけわからん
ちなみにこの作品に出演しているアンソニー・ニコルズは1952年に公開された『反逆』に出演している俳優とは全く別人である
ボカシがなんとも口惜しい
配役
小説を書くため避暑地にやって来た小説家のジェニファー・ヒルズにカミール・キートン
地元の不良3人組のリーダーで妻子持ちのガソリンスタンド経営のジョニーにエロン・テイバー
地元の不良3人組のメンバーで髪の毛が薄めのスタンレーにアンソニー・ニコルズ
地元の不良3人組のメンバーでサスペンダーのアンディーにガンター・クリーマン
3人組に加わる眼鏡で童貞の配達員のマシューにリチャード・ベイス