ザ・マスターのレビュー・感想・評価
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タイトルなし
第二次大戦直後のアメリカ
帰還後。社会適応できない男フレディ
新興宗教の教祖ドッドと出会い
次第に落ち着き始める
.
映画の冒頭からの音楽が…
何か不安定
狂気を感じる
フレディ演じるホアキン・フェニックスの
その動き
(…Jokerに通じている気がしてしまう)
.
人間の深層心理に迫る
サイエントロジー創始者をモデルにしたとも言われている映画
新興宗教は怪しく胡散臭い
そこに救いを求めることに
同調出来ないが
フレディのように
救われるものがいるんだろうなぁ…
.
ホアキン・フェニックスと
素晴らしい俳優だった
フィリップ・シーモア・ホフマン
2人怪演は
第69回ベネチア国際映画祭男優賞を共に受賞
ホアキンとフィリップちゃんのガチンコ! これだけでじゅーぶん元が取...
ホアキンとフィリップちゃんのガチンコ!
これだけでじゅーぶん元が取れるんだけど、監督はPTAだしちょこちょことお馴染みの俳優出てるし、お得でした。
フィリップちゃん…惜しすぎる。もっともっともーっと見たかったあー
重低長
アメリカというお国柄、戦争出兵は良くある話で、
その都度、このフレディのような心神耗弱者は多くいるのでは?
と考えると、新興宗教はいつの時代にもあるとは思うが、
戦争終了のタイミングが一番信者獲得し易いのかも。
よく考えると、アメリカには細かい宗教が沢山あって、
狂信的で粗暴な集団に比べたら、
この「ザ・コーズ」はかなり紳士的な集団に見える。
それ故に、フレディの粗暴さは目立つ。
希望としては、もっと狂信的な集団に演出して欲しかった。
「マスター」トッドは魅力的な人間だが、インパクトに欠ける。
フレディがトッドに惹かれていくのは分からないでもないが、
それは「過去への旅」が一番の理由で、動機が弱い。
自分が日本人で、どうしても新興宗教の教祖のイメージは、
世間的に悪名名高い‘あの’人たち、
クンバカの人や、グルとかいう人、サイコーな人、
あのイメージが強すぎるから、
「マスター」に期待外れなのかもしれない。
互いが惹かれる理由も別れる理由も、
はっきりしてない所がモヤモヤ。
このPTアンダーソン監督が「ゼアウィルビーブラッド」の人だと気付いて、
一瞬見るのを躊躇った。
前作がつまらなかった訳ではなく、重くて長かったから。
今回も受けた印象は似ていた。
ただ前作も今回も、大人の喧嘩の生臭さはそのままだった。
喧嘩が笑えるのはこの監督作品と韓国映画に多い。
つまらなくはないが、スッキリしない話でした。
米から英までの使いっ走り!?
イギリスにゃあCOOLの煙草が売ってないからってメチャクチャ長距離なお買い物!?
PTSD?からのアル中で情緒不安定な暴れ者が宗教に救いの手を!?
師弟関係でも男同士の熱い友情でも兄弟でも一体全体どう捉えて良いのやら。
信じていたのか?求めていたのか?バイクで逃走してイギリスまで現れる。
デタラメな親父と息子は言うが半信半疑な筈のフレディはマスターを否定する輩にムキになり鉄拳制裁。
どうなる話でもシッカリ着地するオチがある訳でも無く何がテーマなのかも難しいが興味心は持続され二人の役者の演技に存在感に感服。
P・T・アンダーソンとJ・グリーンウッドはヤバい。
♪聖者になんてなれないよー だけど生きてる方がいい
♪聖者になんてなれないよー だけど生きてる方がいい だから僕は唄うんだよー
精一杯デカイ声でー 見えない自由が欲しくてー・・・♪を思い出したー
911から12年、311から2年、いや、古今東西、
世界中で求められているスタンダードな題材の一つではないか?
様々な人が映画で小説で音楽で、
このスタンダードな命題をテーマに(その分量は1シークエンスだけのものもあれば、
全編に配置してるものも・・)どんなエンターテインメント要素をベースに、
観客を楽しませるか?を考えている。(もちろんエンタ要素皆無のモノも数多ある。)
例えば
<警官2人のバディで楽しませて人生を問う>
<ベースボールの作品で親子愛を問う>
<カウボーイやヒッチハイカーをベースに友情を描く>
<タイムスリップをして人類そのものの原罪を問う>
様々な方法を用いた名作があるが
本作は一対一の人間対トラ・・・失礼・・人間対人間!
マシンガンも日本刀もCGも不要、
素心、素手に素っ裸!マワシもチョンマゲもない。
生き方、思考、什麼生説波(そもさんせっぱ)だけで描き切る力技!
では、そもさんせっぱの中身は?
自己啓発的な事を行っている団体が舞台だ。新興宗教ともいえる。
その団体のリーダーである聖者(ただの人間)と、よっぱらいの新人(普通の人間)のお話し。
聖者はよっぱらいの本能的な感覚に揺さぶられ、よっぱらいは聖者の理性的な思考に
もんどり打つ。
団体の描き方もニュートラルなスタンスで、この2名への悪影響、良影響は最低限に留めて、
あからさまにカルト的扱いで糾弾するでもなく、不幸そうでもなく、ショッキングな事件を起こす事もなく、
必要以上には言及しない。
あくまでも、ただ(一見聖者)のオッサンと普通(一見よっぱらいで純粋)のやっぱりオッサンの関係だけで
観客をユサユサ揺さぶる。
ある人にとってはベストな説破の作品、
ある人にとってはタダタダ退屈な作品になってます。
とにかく、このスッポンポンの真剣勝負、
これこそがエンターテインメントの原点といっても過言ではない。
冒頭の揺らり、揺られる、船の美しさから始まって、
2人の葛藤、周囲の人間の戸惑い、団体自体の動揺の描写は必見!
くだらない解釈や、つまらないメタファー呼ばわりを揺るさない・・・程の美しさだった、ただただ見惚れた。
PTAさん、凡作マグノリアをセルフリメイクしたら、大傑作になる気配!
深い映画好きの人への作品
この監督の作品を何作か見た事があれば、楽しめるかな。
ただ単に映画を楽しもうと思って、評判だけで見ると決して面白い映画とは言えないよ。
作品は凄い深いので、ある程度の感性がないと難関な映画で万人ウケはしない。まあ、この監督作品の特徴がでてる。
個人的にはコアな映画好きの人への作品で、普通におすすめは出来ないと思った。
話は意味不明だけど滅法面白い。
まず、冒頭から音楽が印象的。そして、映像の美しさに驚く。そして、役者たちの異常なテンションに驚く。あまりに凄まじい映像的パワーに圧倒されるが、次第にこの映画は実は非常に繊細なラブストーリーだと気付く。いわゆるBLというやつですね。フィリップシーモアホフマンの役どころ、完全に『ブギーナイツ』と一緒じゃないか。ストーリーについては色々と分からない部分も多く、途中掘り起こしていた箱の中身とか、謎が多いのでもう一度見てみたい。劇場で観るべきでした。
役者はスゴいが,個人的には苦手なジャンルで響かない
役者はスゴイ,オスカー男女優3賞ノミネートは納得だが,いかんせん「心に傷を負った登場人物が…」という作品は苦手というか個人的には響かないんだよなぁ.この顔の役者でカルト宗教ものとの情報で想定してたのと違った
傑作
人生を損なった男の物語。
破壊や救いはない。
では何故素晴らしいか、自分の人生がこの映画の中にあるからとしか表現できない。
最後のセックスシーンで何かを提示しているが、それを考えることも蛇足だと思える。
人生はこのようにふがいなく愚かで美しくない。
マグノリア以来の傑作。
人が生きるということは。
さよならCOLORという歌があった。
ふと頭の中でくちずさんだ。
人は出会いと別れの中で生きてゆく。
マスターは一体ラストシーンで何を考えたのだろう。
そしてフレディは一体何を考えたのだろう。
それを思うと胸が痛くなる。
これが映像というものの魅力だと思った。
映像でしかできない。
文章にすれば、全部を説明せざるを得ない。
このときの心情はこうで、こうだったとかそういうことを言わざるを得ない。
そういった意味で、この映画は特別に優れている。
全てが役者の演技のために用意された舞台だ。
それぞれのキャラクターがそれぞれに考えた世界をセリフにする。
何もそれを補うセリフなどどこにもない。
それこそ映画でしょ。
あとはこっちで考えろというそここそ映像の醍醐味ではないか。
さよならから始まることがあるんだよ。
本物の俳優の演技
やっとこさ鑑賞。
上映してる時、観に行けなかったので。
内容的には私的には少々難解でした。
一回観ただけでは理解しきれなかった。
なので時間が経ってからまた観ようと思います。
しかし、ホアキン・フェニックスとフィリップ・シーモア・ホフマンの演技が、すごい。
二人の演技でほぼ成り立っている。
エイミー・アダムスも、今回も良い。好きだ。
「容疑者、ホアキン・フェニックス」で
俳優引退・歌手転向のニュースを聞いた時、驚き&拍子抜けしたけれど、
やはりホアキン・フェニックスはすごいです。狂気と孤独を、観てるこちらが痛いほど感じさせる演技は圧巻でした。
どうか一生俳優でいて下さい。
ホフマンはもう言わずもがな。最高。
ほんとに裏切らない演技。大好きです。
もうこの素晴らしい演技をこの先観られないのかと思うと…残念でなりません。
あとホアキンの顔はやはり、
かなり濃いなと思っただけに、
ホフマンの顔の薄さで緩和され。。笑
最後のシーンとプロセシングのシーン。
圧巻だった。
本物の俳優って、すごい。
なんだろうね、
このだるさは。
話に引き込まれることなく、ただ終始傍観者として観てしまった。
絶賛というか数々の受賞の話題もあった作品なので、劇場に足を運ぼうかと思ったが、TSUTAYAれんたるで良かった。
敷居が高いこと高いこと。わたしには全く理解できませんでした。
完敗です・・・チーン。
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