劇場公開日 2013年3月22日

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「人が生きるということは。」ザ・マスター lotis1040さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0人が生きるということは。

2014年2月16日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

知的

さよならCOLORという歌があった。
ふと頭の中でくちずさんだ。

人は出会いと別れの中で生きてゆく。
マスターは一体ラストシーンで何を考えたのだろう。
そしてフレディは一体何を考えたのだろう。
それを思うと胸が痛くなる。

これが映像というものの魅力だと思った。

映像でしかできない。
文章にすれば、全部を説明せざるを得ない。
このときの心情はこうで、こうだったとかそういうことを言わざるを得ない。
そういった意味で、この映画は特別に優れている。
全てが役者の演技のために用意された舞台だ。
それぞれのキャラクターがそれぞれに考えた世界をセリフにする。
何もそれを補うセリフなどどこにもない。
それこそ映画でしょ。
あとはこっちで考えろというそここそ映像の醍醐味ではないか。

さよならから始まることがあるんだよ。

lotis1040