劇場公開日 2014年1月10日

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「日曜洋画劇場」大脱出 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0日曜洋画劇場

2014年7月8日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

興奮

もはや説明不要。
「エクスペンダブルズ」シリーズではチラッ程度の共演だったが、本格初共演が遂に実現。
シルヴェスター・スタローン&アーノルド・シュワルツェネッガー!
80年代の映画ファン、アクション映画ファンは感涙必至!

スタローン演じる脱獄のエキスパートとシュワ演じる謎の囚人のボスが、脱獄不能の超ハイテクセキュリティー刑務所から脱獄する!
シンプルなストーリー、VFX多用より生身のアクション、ハイテクに挑むアナログパワー、そしてこの邦題に至るまで、かつてのアクションの醍醐味、いずれ日曜洋画劇場でやりそうな雰囲気も(笑)ぎっしり詰まっている。

本格初共演はガチンコ対決にあらず。
脱獄という目的の為、タッグを組む。
二人のガチンコ対決が見たかったファンには残念かもしれないが、個人的には、この設定の方が良かった。
お互い腹の中を探り合いながら仲間意識が芽生える姿にワクワク。
敵の目を欺く為、激突もあり。
画面が揺れるほどの重量級。
これぞ見たかった「ゴジラ対ガメラ」!?(笑)

スタローンとシュワの共演に隠れがちだが、ジム・カヴィーゼルが冷血所長を嫌みたっぷりに演じ、悪役を一手に引き受ける。
こういう脱獄映画、嫌みな敵が居ないと始まらない。

単なる筋肉ムービーではなく、脱獄計画はなかなかの頭脳戦。
大胆にして緻密な脱獄計画はスリリングで、結構引き込まれた。

総評すると、思っていたより楽しめた。
でも見ながら、二人の本格初共演は、果たしてこの映画で良かったのかなとも思った。
80年代のアクション大スター共演作にしてはちょっと地味、せめて「エクスペンダブルズ」のようなお祭り的な派手さが欲しかった。
無論、本作も決して悪くはないが。

また、遅過ぎたとは言わない。
が、全盛期での共演も見たかった。

60過ぎてもなお体を張り続けるアクション・レジェンド。
新世代のアクションスターたちよ、この二人に続け。

近大