大統領の料理人のレビュー・感想・評価
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重厚感に欠ける
制約があって、思う通りの仕事ができないことは、どんな業種のどんな職場でも同じではないでしょうか。
それを考えると、結局はオルタンスは、その制約を克服できずに職場(大統領専用のプライベート厨房)を去り、次への資金稼ぎとして、南極基地の料理人を引き受け、その職場も「年季」を明かせて去っていく…。
結局は、それだけのお話に終わってしまったように思われます。評論子には。
本作の邦題になっている「大統領の料理人」だった時代には、自分が担当する大統領のプライベート厨房と、大統領主催の晩餐会などの料理を担当する(?)メインの厨房との対立・確執(=縄張り争い?)などが、もっともっとあったようにも思うのですが、そのへんは、デザートの一皿をめぐってあっさりと描かれているだけで、どうも「うすっべら感」が否めないようです。
晩餐会向けの百人前、二百人前の料理と、直前になるまで参席者の人数が確定しないようなブライベートな会食の料理とでは、メニューの組み立てがまったく違ってくるであろうことは、その世界にはずぶの素人の評論子にも容易く想像のつくところです。
毎日の大統領の食事を作りながらも、大統領自身とのヒューマンな接触が少ないという苦悩があるなら(実話モノとは言いつつも、映画作品としての脚色を多少は加えてでも)そのへんのエピソードを加えて、作品としての「重厚感」を醸し出すこともできたのではないかとも思われます。評論子には。
そんなこんなで…。
食欲がそそられる数々のフランス料理の一皿に彩られてはいるものの…、彩られているにも関わらず、否、彩られているからこそ余計に、ストーリーの内容的には「それだけ」に終わってしまい、殆ど心には刺さらない残念な一本だったと思います。評論子は。
(追記)
なぜ、コックコートを着用しなかったのでしょうか。彼女の厨房で。彼女は。
サポート役を勤めるパティシエは、いつもいつも、ちゃんとコックコートを着用していました。
評論子の管見かも知れませんが、矜持として料理人は厨房ではコックコートを着用するものだと思うので、その点、不可解な一本でした。評論子には。
その点は、事情に詳しい方、あるいは本職の方に、お考えをお聞きしたいところです。
シンプルで飾りすぎない料理
数々出てくる美味しそうな料理。
どれも飾りすぎない、それでいて美しくて美味しそう。
大統領の台詞にもあったけれど、砂糖で作った薔薇など食べないのに自動的に出てくる、そんな趣向の料理やデザートとは対照的なオルタンスの料理。
加えてサントノレを始めとするデザートが美味しそう。シェフの映画ってデザートがイマイチなものが多いイメージなのだけれど、ここではむしろデザートの方が美味しそう。助手のニコラが良かった。
食べている人の顔がなかなか見れない中で料理を続けるのは大変なことかもしれないと思った。
デュバリー夫人って言われても仕方ない
▶︎大統領の料理人
2
・自己中心的
・下品
・映像や音楽は悪くないむしろいい
・料理の良さが生かされてない台無しもったいない
主人公のプライドの高いこと
指名されたときは
祖母や母から料理を学んだだけ…って話だったのに、
シェフやスーシェフの前では
フランスではじめて
外国人にフランス料理を教える学校を作り
TIME誌にも載ってたけど知らない?
みたいな話して。
大統領に気に入られたのをいいことに
あまりに周りへの配慮なしに好き勝手。
交通費や原価についても
事前に申請なり説明なりしておけばよかったし
今後こうしますって方針出せばよかったのに
ただただ感情のままに自分の主張だけ。
脂質等の制限設けられたときも、
「私もプロなので」って言って続くのが、
「大統領は私の味を気に入っていた」じゃ…
わかってもらうための努力があまりに足りないのでは
これは男とか女とかの問題じゃない
管理栄養士が”ソース”にこだわってるのも
意味わからなかったけど、
議論があまりに非科学的で😥
実際の史実と合ってるのなら
これはこれで、人とはこういうものなんだと思う
みんながみんなデキた人間のわけはないので。
でもだとしてもこの描き方でよかったのか。
もっといくらでも主人公寄りな描き方ができたはずなのに
表面に出てくる表に見えるものだけが
そのまま映し出されててなんだか。
ずっと孤立していて
いくら才能を発揮しても
受け入れてもらえなかったことに疲弊した、
って感じだけど、
それがあの描き方では
それだけ好き勝手やってたら
まあ受け入れられなくて当然、て感じ。
あとアシスタントの外国の子はなに?
冷蔵庫の件、
自分が責められるの嫌で
伺い立てずにダメでしたって言ってるのとか
普通に胸糞悪かった。
脚本が問題だったと思う。
厨房は男社会
2022年2月6日
映画 #大統領の料理人 (2012年)鑑賞
ミッテラン大統領のプライベートシェフに抜擢されたエリゼ宮初の女性料理人の伝記映画
美食の最高峰フランス料理の母国であるフランスの大統領官邸の料理は、最高が求められるだろうから大変そう
日本で言えば皇居の和食担当もそんな感じかな?
料理は美味しそう
一人の中年おばさん料理家さんが、大統領の専属シェフになる話。
出てくるお料理は美味しそうですが、料理の名前だけ聞くとどんな食べ物?ってくらい親近感はありません。
本当に美味しいものを追求し、大統領へサーブしたい主人公で、その思いはしっかりと大統領へと伝わるのだけど、周りからの横入りのおかげで自分の信念とは違うことを要求されやる気がゼーローになってしまった主人公。そりゃそうなるか。
にしても、料理って奥深い。
何度も何度も失敗を繰り返しては挑戦の連続。
人生と同じですね。
淡々と、
他の人のレビューにも書いてたけど、確かに「盛り上がり」がない(笑)
そして終わりもあっけないかんじだった。
南極?と大統領とのシーンとがあれこれあったりで、見てて「なんでこんな構成にしてるんだろ」とか感じたり。
話の流れなどもわかるし、SFみたいな特異な設定もないけど、んー、2回見てみたいとか感動するような内容でもなかったかなあ、って。
フランス大統領の専属料理人に女性で初めて選ばれたおばさんの伝記。 ...
フランス大統領の専属料理人に女性で初めて選ばれたおばさんの伝記。
なぜこれがコメディなの?ひょっとして最後の寸劇か?寸分も面白くなかった。というか、あれ、泣きの場面だ。その場面でもあまり泣かない勝ち気な主人公が個人的に合わなかった。あれは号泣でしょ。
ところで大統領がやばい。ヨボヨボだ。仕事できるのか?ひょっとしてそれがコメディ(笑)
まあ、とにかく腹は減る(笑)
静かで癒される
映画らしく、特に大きな山や谷があるわけでもないけれど、誰の人生でよく起こり得るストーリー
それが、静かで安心して見ることができる
だからってつまらない作品ではないところが凄いと感じました。
できたら、私も主人公みたいに人生で大切なこと忘れないように歳をとっていきたいと思えました。
終わりがあっけないけど途中まで面白い
実話を基にした映画だからなのか、話は地味です。
でも料理は美味しそうだし大統領がいい人だし、わりと好きな映画でした。
ただニコラとのお別れが特にないのが酷いなと思いました。ニコラどうなったの?
栄光よりも、なお大切なものを求めて……。
フランス大統領じきじきに専属料理人として招聘された主人公。
彼女がどうして選考されたのか……という辺の説明は、ほとんどありません。
料理人として一流の彼女が、数年後には、南極で越冬隊のむさ苦しい連中のために料理を作り続けているのはなぜでしょうか。
やはり、答えは説明されません。
大統領官邸と南極と。
映画では、この両極端のキッチン風景が交互に映し出されます。
いくつかの示唆を、自分で読み解く必要がある、けして易しくはない映画です。
しかしその両方に共通するのが、シズル感あふれる美味そうな料理の数々。
この人は凄い料理人ですなどと一言もいわずとも、映像の力によって「凄い料理の腕だ」と感じさせられるのが、映画の力というものでしょう。
昼飯前に行ったものだから、もうお腹が鳴って鳴って大変でした。
観る方は、ぜひ食事を済ませてから行くことをお勧めします。
望まざる栄光を得ながらも、その栄光をあっさりと捨て、自ら望む幸せこそを掴もうとする、底抜けに強い主人公。
もらった幸運に乗っかるのではなく、自分の道は自分で切り開こうと頑張る姿に、これこそがフランス精神なんだな、と思ったのでした。
料理が美味しそう
物語に大きな盛り上がりはありません。
ニュージーランドの壮大な景色とフランスのエリゼ宮の美しい建物の内観、何より美味しそうな料理には目を奪われます。
また女性料理人が誇りを持って料理を作る姿は職人としてかっこいいなぁと思いました。
また大統領にあんなに自分の意見を言えるのは凄い(笑)でも大統領は優しそうで魅力的です。
料理が美しい
料理映画の中でも特に料理や、雰囲気が好き❤️
料理が詳細に映されるのと、映える料理ばかりだから見ていてウキウキ度がかなり高い😻
ザフランスな感じか最高です🇫🇷
がっつり調理されたのもいいけど、深夜に厨房で食べてたトリュフ+トーストが贅沢すぎて最高🍞
ストーリーも飽きずに見れました♪
料理人の彼女がすき
南極海の海と基地の映像がうつくしい。
マスコミ嫌いなシェフの設定もすきだし、自分の料理に夢中なのもいい。他のことは眼中にない。
フランス映画にしては気持ちの良いテンポで物語が進むし、もったいぶったところがない。
ありがちに組織の硬直性に対して自分の料理を優先する料理人の話になる。ただ、そんなことよりも彼女の料理以外に眼中にない姿が感動的。
ちなみに映画に出てくる料理は、すこし古典的ですが「おいしそう」です。料理人の映画はすきでたくさん観たけど、彼女の料理がいちばんおいしそうでした。
そんな訳でぼくは彼女を応援している。
そして、大統領の料理人をやめたあとに南極へ行く。すこし極端で特異な決断であったとしても、・・よく分かる。
病院食がおいしくない理由
そして、ダイエット食で頑張ろうとしても続かない理由。
それがわかれば、オルタンスのすばらしさは一目瞭然。
対して、大統領官邸の料理人のダメさも一目瞭然。
「”自分”のために作られる料理」それが、どんなにその人の心に滋養を与えるか、そんなことはわかりきっているはずなのに。
オルタンスが叫ぶ。「しきたりのことは教えてくれるけれど、大統領がどんな料理を好むのか、大統領のことは誰も教えてくれない!!!」
大統領が好む”家庭料理”がそんなに高価だとは思えない。キャベツにサーモン。私の貧乏生活だって作れるかも。まあ、同じキャベツでも安価なのから高価なのまでピンキリではありますが。
エピソードで出てくる、大統領が嫌っている料理の方が、高価だし、カロリー高そう。
カロリーを考えて、一点豪華主義。他でカロリーを抑える。そんな提案・工夫をオルタンスはするが受け入れられない。
(ダイエットも、すべてのカロリーを抑えるのではなく、一品だけ好きなもの食べて他で抑えた方が続く)
カロリーとコストだけを考えて饗される料理なんて、サプリメントを摂取しているのと一緒。
ストレスフルな役職だからこそ、自分にとって心に染み入る料理が心の健康のためにも必要なんだけれどもな。
心が健康であれば、多少のことは乗り切れるんだけれどな。
しきたり・しきたり・しきたり。
オルタンスが仕入れた食材だって、単に交通費とかのコストがかかるというだけでなく、
それまでの業者を無視して、調達係を無視したところが問題なんだろう。
そこが、クライエントのために最高のものを出したいオルタンスには理解できない。
南極で手に入る限られた食材でさえ使いこなすオルタンスだもの、予算内で最高の食材を探し出して調理することは可能なはず。
でも、そういう”勝手に動かれること”が、大統領府の気に障るのだろう。
唖然としたのが、大統領でさえ、エリゼ宮にとっては代わりの利く存在なんだってこと。唯一無二の存在ではない。
確かに、選挙で負ければ次の大統領が入ってくる。その繰り返し。
だから大統領の好みに合わせて気に入られるより、
エリゼ宮としてのしきたりを守る方が大切なんだろう。
大統領のひんしゅくを買ったって、首が切られるわけではないだろうし。
しかし、そんな料理、フードロスが多そうだな。
おいしそうな料理を見て、心の栄養が得られると思って鑑賞。
そうしたら、自分の職場と同じ、分かり合えない同僚との確執を見せられて、げんなり。
予告に騙された感じ。だから評価も低くなってしまう。
加えて、南極の場面端折っていいから、
オルタンスの味方とのやり取り、嫌がらせをする方をもう少し丁寧に描いてほしかった。そうしたら、同じ境遇にくさくさしている私のカタルシスにもなっただろうに。
しかし、ロブションさんてすごいのね。一回だけしか名刺交換したことのない方の料理すら覚えているなんて。感動してしまいました。
おばあちゃんの味
フランス映画は結構好きなので見ました
作中の料理はどれも初めて見るもので美味しそうでした
全体的に暗いようにも見えるのですが 背景が美しく 主人公が務めたキッチンはとても可愛らしく自分も働いてみたくなりました
シェフというのは男性社会が多く 女性1人奮闘しているのはかっこよく、胸打たれます
大統領もなんだか可愛らしいおじいちゃんのようで主人公との2人会話はほっこりします
とても短い期間の勤務ですが濃密なのがわかりました
途中まで
途中まで、見れたんだけど、
途中から、何回も寝てしまった。
んーーーフランス映画と相性が悪いわー私。
その人たちの中でめちゃくちゃウケてる内容とか、
全然見てる側伝わらなかったし、
んーー
料理とか綺麗だし、
やっぱフランス映画は、セットとか
映像美があるんだけど、
内容がなかなか、、、
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