「これが映画になるなんて。」バチェロレッテ あの子が結婚するなんて! ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
これが映画になるなんて。
この作品、副題に「あの子が結婚するなんて!」とあるんだけど、
ハッキリ言って「これが映画になるなんて!」という感じ^^;
いや~。久々にこんな作品を観たと思うと、これはこれで歴史。
先日観た「ゴーストライダー2」がいかに愛ある糞映画だとすれば、
こちらは反吐が出るほど糞映画。トワイライトなんてまだ美しい。
ラジー賞にも、引っかからない(でもありえるか?)作品だろうなぁ。
でもこの舞台版が、オフブロードウェイでヒットしたというのだから、
やはりこれはもう国民性の違いとしか。
ちなみに私的には、ハングオーバー!も大して面白くなかったので、
最近のTEDといい、アチラじゃこの下品ムードが満ち溢れてるのね。
まぁ男だろうと女だろうと、様々なストレスに苛まれている昨今、
ブスでデブな女が(すいません)私より先に結婚!?だなんて…と
僻みたくなる気持ちもなくはないでしょう(誰にも嫉妬心はあるから)
とはいえ、ブライズメイズやバチェラーパーティーに馴染みのない
日本人はこういうドンチャンバカ騒ぎには、今ひとつピンとこない。
そもそもドラッグや性行為って、その日だけハメを外してハジける!
ってもんじゃないでしょ。普段からの行動がものをいってるだけ。
今作でいえば、花嫁以外の御三方、すべてが性格ブスなんだもん。
花嫁と相手の婿がいかに普通の人種ってことが、ハッキリ分かる。
そもそもよくこの3人とあの花嫁が学生時代につるんでいたな、と。
まったく畑違いの人種のような気が(爆)大変ですね、人付き合いって。
それにしてもK・ダンスト、最近おかしな役ばかりやってますよねぇ。
思えばスパイダーマンの恋人で散々バッシングされ(ブスとか何とか)
子役の頃から演技派!なのに、なんだか最近はこんな役ばかり。
I・フィッシャーは、旦那があのボラット(サシャ・バロン)だから違和感なし、
L・キャプランは過去作で特に印象がなかったので、よく分からず…。
う~ん、、、しかしここまでイタさを強調する必要があったのかしら。
やはり、自分がその立場になってみないと分からないことって多い。
確かに常に自分が一番でないと気が済まない人間って多いけど、
それをいかにも性悪なパターンで、延々と観せられる作品ってのは。
同じ女だと(立場的にも)心地悪くて、より否定的になっちゃいますね。
これって男でもあるんでしょうけど(先を越されてはキレるパターン)
常にそういう視線に囲まれて、期待をかけられるとそうなるのかも。
皆で同じ人生目標、なんていかにもつまらないと思いますけどねぇ。
今作の花嫁はブスデブ扱いされるけど、あの3人にはない、
相手に合わせる思いやり、素直さ、信じる強さを持ち合せているから、
ちゃんと男性に好かれて、結婚できたんだよと、思いましたけどね。
(これ男ウケも悪いんじゃないかな?女はドロドロしてますからねぇ)