「贋作めぐる駆け引き」モネ・ゲーム りりーさんの映画レビュー(感想・評価)
贋作めぐる駆け引き
主な登場人物の4人に、支えられた作品だった。
ロンドンに住む美術鑑定士のディーンに、コリン・ファース。
堅物で、頼りなくて、弱っちい役を、好演。
でも、定番の笑いだったので、少し残念。
アメリカ・テキサス州に住むプズナウスキーに、キャメロン・ディアス。
恐いもの知らずで、じゃじゃ馬ブリが堂に入った役が、とてもお似合い。
ちょっとした彼女の仕草がとてもステキだった。
横暴なメディア王のシャバンダーに、アラン・リックマン。
アクの強い暴君経営者を好演。
スネイプ先生が経営者になると、こんなカンジかしらね~。
贋作作りの名手のネルソン少佐に、トム・コートネイ。
ディーンの相棒として、活躍。
脚本がジョエルとイーサンのコーエン兄弟。
なかなか手に入らない美術品・骨董品。
世界中にいるコレクター達の計略、確執。
胡散臭い連中がお金をめぐって集まる。
でも、クライマックスへと持ち込むまでの過程・伏線が弱い。
彼らにしては、アクも弱かった。
トム・コートネイを物語の中心に引きこんで、もっとアクの強い作品にして欲しかったな。
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