砂漠でサーモン・フィッシングのレビュー・感想・評価
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イギリスらしい発想で、イギリスらしい解決方法
うまいこと話をまとめたなぁと感じる。
所で本当に出来るのそんな事。
イギリスらしい発想で、イギリスらしい解決方法であろうかと思う。
イエメンって共和国。首長の様に表現しているが、王様や首長はいない。
つまり、この映画の話も眉唾を通り越して、嘘だと思う。
理想を追い求めること
アフガニスタンでの戦況が悪化する中、イギリスと中東の良いニュースということで政府に目をつけられたイエメンの鮭。
その政府の筋書きを作っていくパトリシアが何とも怖くて、良い。
シャイフが雰囲気もいかにも賢者という感じ。
その人柄やハリエットの存在があったにしても、急にジョーンズ博士が乗り気になってついていけない感じはあった。
今度は理想に突っ走るのではなく、もっと小さな規模から、地元の人の理解を得ながら少しずつ進めて欲しい。
ジョーンズ博士の夫婦とパトリシアたち。
この無謀な計画を無謀だと思わず、前向きに追い求めることが出来るか。そこが大きな価値観の分かれ目なのかもしれない。
もっと計画の過程とか、地元の人の反発の様子とかを見たかったけれど。
博士が女々しくて・・
釣堀を作る程度の話かと思ったらダムまで作って本格的、鮭プロジェクトの話も最初は冗談扱いで全否定、それがイエメンの西部山地は降水量も多く全く無理と言うことでもなさそうだとだんだん信憑性が増してくる、展開が実に上手、特に富豪のお遊びかと軽く見ていたがなかなかの人物、砂漠の緑化が真意のようだから、当事者ならずもプロジェクトに肩入れしたくなる。
原作はイギリスらしい政治風刺がメインで書簡集のような型破りな本だったようだが映画ではプランナーと水産学者の恋模様が加わりました。例によって金を出したライオンゲートが興業的に必要とねじ込んだのかもしれません。
彼女のフィアンセが戦地で行方不明、一方、博士の方は仕事バリバリの奥さんに愛が醒めた模様、苦労を共に共通の夢を持てばパートナーに情が湧くのも無理からぬとは思うが、彼女のフィアンセが無事に戦地から戻ってきたのだから笑顔で彼女の背を押すのが男と言うもの、うじうじと女々しすぎてドン引きでした。
政治風刺のコメディ仕立てやテロリストまで絡めて飽きさせない、これで清々しい幕引きなら文句なしなのだが・・。
かなり脇の甘い映画だけれどもユアン・マックレガー、エミリー・ブラント、クリスティン・スコット=トーマスの好演のお陰でなんとか様になっている。
①元々現在の中東問題の直接の原因は第一次大戦後及び第二次大戦後の英国の戦後処理に有るのに、お気楽な話とは思ったが、まあ娯楽映画なので野暮なことは言わずにおきましょう。②イエメン側の描きかたが杜撰なので白ける。例えばフィッシング中の狙撃事件だってシャイフ(またはシーフ)の護衛ならもっと厳重な筈、ダムの放水だって一人しか護衛がいない訳ないでしょう。この辺りにリアリティーがないから映画として盛り上がらない。イエメンという国の描きかたも中途半端。本来『イエメンでのサーモンフィッシング』という話なのだから、なぜイエメンなのかもっと説明すべきだろう。「砂漠でサーモンフィッシング」という題では話がほわやけてしまう。③イギリス側も国家プロジェクトというわりにはクリスティンの活躍ばかりが全面にでてあとは雑魚官僚ばかり。首相とクリスティンとのやり取りもSNSだけで(それはそれで面白いが)スケール感にかけていてショボい。④エミリー・ブラントの恋人役の俳優も軍人ぽくなくてミスキャスト。⑤クリスティン・トーマス=スコットの猛女ぶりが面白く、やってることの是非を考える前にあれよあれよと巻き込まれてしまって面白い。⑥みんなとてもキレイはQueen‘s Englishを話すので心地好いが、イギリスのブラックジョークがある意味アメリカのジョーク以上にブラックですな。⑦『ギルバート・グレイプ』で散々泣かせてくれたラッセ・ハルストレムが監督だけれども、脚本が悪いのが一番の原因とはいえ、演出に往年の冴えはない。
夢想への挑戦!
Amazon Prime Videoで鑑賞。
原作は未読です。
イエメンの大富豪・ムハマドの無茶な思いつき―「砂漠でサーモン・フィッシングがしたい!」…はいぃ!?―そんなのムリだよムリ!―出来っこないっしょ?
ところがその思いつきが、緊迫する中東情勢から大衆の目を逸らさせたいイギリス政府の思惑にピタリとハマり、国家的なプロジェクトへと発展してしまった!
巻き込まれた水産学者ジョーンズと、ムハマドの資産管理を行うコンサルタントのハリエットは、この無謀なプロジェクトに従事する内、お互い惹かれ合うようになって…。果たして砂漠に鮭は泳ぐのか?―ふたりの恋の行方や如何に?
はじめはありえないと否定的だったものの、ムハマドの夢想と志に触発され、プロジェクトをなんとか完遂させようと奮闘するジョーンズ…。テロ組織(ア〇カ〇ダ?)の妨害や、数多の苦難を乗り越えて、完成に漕ぎ着けたものの、最後の最後で全て流されてしまい…。諦め掛けたその時、訪れた奇跡!―奇跡は起きるんじゃなくて、起こすものなんだなぁ…。どんなに無謀だろうと、夢を追い掛け続けることの素晴らしさよ…
[余談]
終始コミカルでユーモアたっぷり!
風刺もよく効いていて、観てて気持ちが良かったです。
※修正(2022/05/09)
実話ではありませんよ
これはフィクションの小説を元にした映画です。
たまに実話だとのレビューがありますが、
違うので感心しないように〜
戦地から無事生還した彼氏を捨てる彼女も
プライドが高く実直すぎるジョーンズ博士も
自分が理解出来ない方向の人間やと
全く感情移入出来なくて困るな…
ただ閣下がイケメンで成熟してて冷静で神ってる
閣下ラブ 閣下素敵映画
最後がラブ強めじゃなくもっと違う方向性でのエンディングなら良かったのに、いや!違う!って感情に覆い尽くされた
鮭の話ではなく恋愛
総合65点 ( ストーリー:60点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
題名からして興味をそそるし設定は面白いと思う。砂漠で鮭釣りをするにはどうすれば良いのか、どんな問題があってどう解決していくのか、期待が高まった。
しかし実は作品中では砂漠で鮭なんて副次的でたいした問題でもなく、一番の重要な主題は恋愛である。妻と上手くいかない学者の公務員が、共同で鮭の話を進める投資会社の女性社員と幸せになるのかどうかが大切なのである。だから鮭の問題は実に軽く省略されて気が付いたら計画がどんどんと進んでいる。これではこの奇想天外な話の苦労も努力も達成感も伝わってこない。
恋愛話ならば他にいくらでも作品はある。この話の核は鮭の話にしたほうが良かったのではないか。この話ならではの良さが恋愛の下にかろうじて存在するだけでは、一体何のために鮭の話を取り入れたのかと疑問。さらに鮭の下には政治の話も含まれていて、話の筋が散漫になっている。『旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ』は個性のある動物園を作った話と思いきや人情話だったが、それと同じ失望がある。
調べてみると原作も主題は恋愛小説らしく、話題作りにはいいが鮭の話が中途半端になっているのが不満だった。また恋愛映画に合わせるように演出も軽快で観やすいが、その分深刻性が欠けている。
監督はラッセ・ハルストレムで、『ギルバート・グレイプ』『サイダー・ハウスルール』では新しい環境での経験や新しい旅立ちを爽やかに描いた。だがこの映画の結末は部隊が全滅する中でかろうじて生き残った軍人の彼のこともありあまり後味が良くない。何か清々しく終わった気がしないのも気になった。
エミリーブラントかわいい
エミリーブラントかわいいなあ。イエメンの人も、女心を全て理解していてすごいチャーミング。ただ、結末はちょっと納得いかない。鮭が生きてたから恋人も変えちゃうのか?
あと政府ジョークについていけなかった。
ハリウッドエンディングなんていらない
原作を読まずに映画を先に観ていたらこれ程ガッカリしなかったかもしれない。しかし、読んでしまったものは仕方がない。
映画化にあたって、とくに後半部分で大きな原作からの変更があるのだが、それがことごとく失敗だと思う。
いわゆる“ハリウッド・エンディング”(に拘ったのかどうかはさだかではないが)にするためだろうが、この変更によって原作小説の一番重要なコア部分が損なわれてしまった。
原作小説で一番印象に残っているのは、サーモン・プロジェクトの発案者シャイフの言葉だ。
「信じる心は希望に勝り、希望は愛に勝る」
希望は感染する。
最初は途方もないプロジェクトだと相手にしなかった博士も、あくまでも仕事としてプロジェクトに関わっていたハリエットもシャイフの希望を信じる心に感染し、プロジェクトの成功を信じ、のめり込んで行く。
そこで人々の心に生まれた希望は例えプロジェクトが失敗しても完全になくなってしまうことはないのだ。
原作小説でも博士とハリエットはお互いに惹かれあうが、それはあくまでも二人が人生の次のステップに進むためのきっかけに過ぎない。
映画が気に入った人にも気に入らなかった人にも是非原作小説を読んでみることをオススメしたい。
単なるラブコメにあらず!その神髄は観てのお楽しみ!
お正月にはこう言う「のほほん~」としたハートウォーミングな映画がとてもお似合いな気がして、映画館へ行ってこの作品を観てみると、どうして、中々これが非常に壮大で深い示唆と愛の哲学に根ざした映画である事に作品の終盤には気付かされるのだ!
この映画の主人公であるユアン・マクレガー演じる水産学者のアルフレッド・ジョーンズが、「砂漠に鮭を放流して、釣りをするなど、バカなジョークとしか思えない」と言うセリフがあるけれど、そんな馬鹿げた話を本当に映画化する人達もバカな天然キャラかも知れないけれど、そんな映画が出来て、それを観てみようと思いたった自分もかなりの天然入っていると最初は考えたが、しかしこの作品は、あの良作「スラムドック$ミリオネラ」の脚本家の手に因る作品だ。そう考えてみれば、この映画の監督もあの「ギルバートグレイブ」そして「サイダーハウスルール」「ショコラ」を監督していたラッセル・ハルストレムの手に因る作品で有る事を思えば、人間の様々な愛の根源に付いて触れてその世界を描き続けてきた監督だ。
すんなりと、バカ話しに騙されて乗せられて見ようかと考えていた自分がバカだったと思い直した。そしてここには人を愛する事の3つの理想の姿が描かれていたんだ!
1、ジョーンズとハリエットの間に生れた、絆と言う名の愛
初めは、ハリエットはとても紳士的で優しさ溢れる軍人のロバートに久し振りに恋心を募らせ彼との愛にと陶酔するが、これは恋の始まりのお決まりのパターン
しかし、ハリエットとジョーンズ博士との間では困難な新しいプロジェクトを立ち上げて行く過程を共に経て、苦労を共有した事で理解し合い、2人で苦労を乗り越えた事で生れた絆で結ばれた愛だ。しかも、この間に、ハリエットは恋人のロバートの安否確認が出来ないる、そのハリエットの人生で公私共に苦境の間只中の彼女を見守り、力になった彼の誠実な自己犠牲の愛に最後に気が付くハリエット
2、ロバートの無償の愛
ロバートは、初めは、今時恋におくてで純粋無垢なハリエットが女らしくキュートでそんな彼女に惚れて恋に落ちる。此処までは普通の成り行きだ。しかし彼は自分が戦地を彷徨う中で、彼女との愛を信じ、彼女のもとへと生還する事を望みに、一人困難を乗り越え、無事生還を果たす。
しかし、彼女の置かれている状況に変化が生じた事を悟ったロバートは一瞬にしてハリエットを愛する事、その事自体で自分の命が救われ、生きている事の素晴らしさを得た事を悟ると同時に、人を愛する事は、愛する気持ちを持つ事自体で、自分がその事で、生かされ救われる事を知っている彼は、彼女から愛されると言う彼女の愛の代償を求めずに彼女が今本当に幸せになる事を望む。しかし普通は、そんな無償の愛が恋人同士の間に生れるものか?これは少し綺麗事過ぎるか、彼は善人で、お人好し過ぎるだけだと思うだろうが、しかしロバートは、戦地で死線を彷徨った故に得た、命が生かされている事の素晴らしさと、喜びを知っている故に最愛の人の最愛の生きる道を考える事が出来るのだろう。もし自分がハリエットなら、ジョーンズでなく間違いなくロバートを選ぶだろうけれど?それはさて置き次なる愛は?
3、イエメンの大富豪ムハマドの総てを超えた人類愛
映画では、最後鮭を放流する時に彼は、キリスト教徒も、イスラム教徒も、そして無信仰の人々も、総ての人々が手を取り合い、未来の砂漠の緑化の為に協力して欲しいと彼の望みを話す。そして彼は彼のこのプロジェクトを妨害した人々をも許すのだ。彼は妨害者達の気持ちも理解しているからだ。しかし妨害者達は西洋化の流入を善しとしない、ムハマドは異文化交流が自分達のアイデンティティを守り理解を得る事を知っているのだが、誰も今はムハマドの気持ちを理解出来ずにいる。
一般に先進諸国と言う国々で求められている短時間で成果を要求する成果主義と言う近視眼的価値観よりも、例え可能性として不確実でも有るかもしれないが、それでも何よりも時間を費やして信じて待つ事が、時には大切な事かも知れないと言う価値観を教えてくれる。これは中国などの東洋でも共通した価値観の1つだし、国の未来を100年単位で考え、未来のビジョンを描いていくと言う考え方だ。これは言い換えるなら、未だ見る事の無い未来に生れて来る子孫を生かし、信じる事でこれぞ、無償の人類愛だ。普段今の私達が忘れがちな価値観ですよね。
そして、誰にも未来の結果は断言する事など出来ないけれど、その未来に起こる良き結果を信じて、それに向かって努力して行く事こそが神を信じる事で真の意味での宗教と解いているのだ。こう考えると普段見聞きしている中東のイスラム教諸国圏の人々は過激なテロリストばかりがいると伝えるニュースばかりを信じてしまう事がナンセンスな事に気付く。何処の国にも、過激派はいるし、どこの宗教でも原理主義者のような過激な行動に走る人々は存在する。そして何処の国でも、一般庶民は、大方が善人であり、真面目に日々の生活を営み、家族を思いやる優しい人々なのだ。
この大富豪は、決して人間を称える事では無く、神の恩寵を信じて人々が協力して一つの目標を目視し、その目標達成に向けて人々の気持ちが1つなり、そのプロジェクトを完成させる事こそが大切な砂漠で釣りをするプロジェクトの真の目的だと言う。
素晴らしいではないか!未来の良き結果を信じて努力して、人を信じて行動する!
正に、「人事を尽くして天命を待つ」と言う、私達東洋人にはピタリとくる想いである!
まあまあ
軍人の彼がかわいそすぎるだろ!とか、ツッコミどころは色々あるけど、まあまあでした。主役の、演技は良かったです。
別に無理に2人をくっつけなくても、それぞれの相手と幸せに過ごしましたでいいんじゃないかなーと思いました。前日にシャルウィダンス見たからかな。
一番の被害者は誰か。
今作を観てまず感じたことが、他のレビューに書かれていて大笑^^;
一方向の物言いで大変申し訳ないが、映画では、
アラブ人って大富豪かテロリストしか観ていない気がする。だから、
今作のアラブ人大富豪が(イエメンのイケメン)善人なのか悪人なのか
そこがまず分からない。しばらく観ていくとお人柄が判明するが、
いやいや、顔だけじゃまだ分からないぞ。イエメンで鮭釣り?なんて
言ってるけど、ホントは鮭爆弾じゃないのか?(ごめんなさい)なんて
不謹慎極まりない妄想(だって仕方ないじゃない)すら覚えてしまう私。
もっと一般のアラブ人(すべて善人体制で)も描こうよ、映画界。
元も子もない話で始まって申し訳ないけど、
今作だって負けず劣らず元も子もない話^^;というか、現実味がない。
まさかノンフィクション…!?と思わせる軽妙な語り口と奇想天外な
公共事業?の破格体制に口アングリ…になることは必至。
ご安心ください、フィクションでした^^;
いや、でも、ここまでの話にするならコレ、実話であってほしかった。
ムリな話なのは冒頭歴然、ユアン演じる博士も
「何バカな話してんだ?アンタら」って顔で終始挑んできますからね~。
このブラック具合が堪らなく面白かった。
そう、今作で面白いといえるのは、ほぼそういったところに尽きる。
あり得ない計画をあり得る計画にしようと奮闘するコメディ?であり、
政治風刺を絡めてあり、恋愛話であり、偉大なる釣り人生の話である。
ハッキリいって、テーマが散漫なのだ。(あ、言っちゃった)
イエメンの鮭釣り…に観点を絞れば、それなりに観応えはある。
英国のやり過ぎ広報官(S・トーマス!)の猛暴ぶりには圧倒されるし、
やる気のない博士が自然と共存し、富豪や代理人と心を通わせるのは
観ていて心地良い。(なんたってあの奥さんじゃねぇ~^^;)
まさか、こんなところで、人生の転換期を迎えるとは。っていう、
誰もが(誰もじゃないけど)迎えるかもしれない、予期せぬ未来の扉を
開いてくれる不思議な作品なのだ。
…なぜ、このテーマだけに絞らなかったのだろう(爆)
ユアン博士と代理人エミリーとの恋愛(に至るかどうか)問題もさほど
ドロドロとかドラマチックに描かれるわけではないので、焦点が逸れる
心配はないものの、結局二人とも最愛(だった)人を差し置いて…という
半ば三角関係モノに発展させてしまったのがイタイ。
ユアンの奥さんはいいとしても(あれじゃあ、最後まで悪役だもんね)
エミリーの軍人恋人はどうなんだ?思わず「マイ・ブラザー」みたいな、
あんな展開になっちゃうのかと思ったが、あれ可哀相すぎやしないか。
まぁ…過去の遺物ってこういうことかと、お悔やみを申し上げるのみ。
鮭釣り計画の成功…と破壊、不倫問題のビックリ展開…と結末、
最後の後味ですら、不思議な方向へ持っていかれてしまうのである。
いや、爽やかといえば爽やかな結末になるのか?(博士が主人公だし)
不思議だ、不思議だ、と思っていたら、あっという間に終わってしまった。
せっかくの放流から遡上、とても楽しみにしていた映像は非常に少なく^^;
あっけないと言われればそれまでだが、やはり地域住民の理解が優先、
なんだか選挙活動と相まって、公共事業のあらましを見せられたような、
だけど命に関わるテロ(やっぱり描かれる)だけはご免だぞ!が強く残る。
イケメン大富豪の釣りへの想いは揺るぎなく、彼の一言一言にはその
偉大な人間性をはかることができるが、何事もまずは地域住民の理解、
志だけで物事は成功しない。ってそんな常套句に納得させられる作品。
まぁしかし、久々に普通の役のユアンが観られたのは嬉しい^^;
余談だけど、
私の地域でも小学校の児童が川に鮭の稚魚を放流し、それが見事遡上を
果たした。川をきれいに!のプロジェクトが身を結び、新聞やニュースで
何度も取り上げられた。確かにその喜びは大きい。
(釣りの極意は分からないけど、やはりひたすら信じて待つことなのね)
企画は面白い
とても楽しみにしていた映画だった。
映画は淡々と進んで行く
題名の通り、
大富豪が砂漠に鮭が生息する川を作りたいという要望を
お金をかけて実現するだけの映画。
特に大きな展開はない。
発想が面白いのだからもう少し突拍子のない
それこそ映画みたいな展開を期待していたので残念だった。
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