砂漠でサーモン・フィッシングのレビュー・感想・評価
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砂漠でラブストーリー
タイトルが「砂漠でサーモンフィッシング」ですが、ストーリーはそのプロジェクトの奮闘記というよりもプロジェクトを通じてのラブストーリーとフューマンストーリーがメイン。
テンポもよくて終始飽きさせないのはさすがラッセ・ハルストレム監督の手腕。シャレた映画で面白かったです。
脚本が丁寧
■好きなところ
良くある展開だけと、気持ちの微妙な揺れるところが丁寧に描かれたいる。最後はイライラしちゃうくらい引き込まれた。
女優さんもセクシー。押さえどころを押さえている。映画、そうあるべき。
■嫌いなところ
プロジェクトに違和感が。。映画だからこそ成立する内容か。。
鮭の話ではなく恋愛
総合65点 ( ストーリー:60点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
題名からして興味をそそるし設定は面白いと思う。砂漠で鮭釣りをするにはどうすれば良いのか、どんな問題があってどう解決していくのか、期待が高まった。
しかし実は作品中では砂漠で鮭なんて副次的でたいした問題でもなく、一番の重要な主題は恋愛である。妻と上手くいかない学者の公務員が、共同で鮭の話を進める投資会社の女性社員と幸せになるのかどうかが大切なのである。だから鮭の問題は実に軽く省略されて気が付いたら計画がどんどんと進んでいる。これではこの奇想天外な話の苦労も努力も達成感も伝わってこない。
恋愛話ならば他にいくらでも作品はある。この話の核は鮭の話にしたほうが良かったのではないか。この話ならではの良さが恋愛の下にかろうじて存在するだけでは、一体何のために鮭の話を取り入れたのかと疑問。さらに鮭の下には政治の話も含まれていて、話の筋が散漫になっている。『旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ』は個性のある動物園を作った話と思いきや人情話だったが、それと同じ失望がある。
調べてみると原作も主題は恋愛小説らしく、話題作りにはいいが鮭の話が中途半端になっているのが不満だった。また恋愛映画に合わせるように演出も軽快で観やすいが、その分深刻性が欠けている。
監督はラッセ・ハルストレムで、『ギルバート・グレイプ』『サイダー・ハウスルール』では新しい環境での経験や新しい旅立ちを爽やかに描いた。だがこの映画の結末は部隊が全滅する中でかろうじて生き残った軍人の彼のこともありあまり後味が良くない。何か清々しく終わった気がしないのも気になった。
あーいい映画だった。テンポが良くてあっという間に観終ったかんじだけ...
あーいい映画だった。テンポが良くてあっという間に観終ったかんじだけど爽やかな読後感的な爽やかさ。この映画観た前日に観た「ルーパー」にも出てたエミリー・プラントが出ててびっくりした。遅ればせながらだけどユアン・マクレガーいいねえ。イエメンの富豪役の役者さんもよかった。
【奇想天外なテーマが奇妙、絶妙に面白かった作品】
- 今にして思えば、豪華な俳優人がイエメンの大富豪の無茶な願いを実現するために振り回される姿が、面白かったのだろうなあ。-
・悩める水質学者を気弱に演じるユアン・マクレガーとコンサルタントを演じるエミリー・ブラントの可笑しみのあるやりとりや無茶なプロジェクトを強引に実現させようとする英国官僚をクルスティン・スコット・トーマスが冷酷に演じるなど、可笑しくって・・・・。
・コメディなのだが、不思議としんみりとする場面もあり、記憶に残る作品である。
・ラッセ・ハルストレム監督作の中では佳品なのだろうが、私はとても面白く鑑賞させていただいた。
<2012年12月8日 劇場にて鑑賞>
鮭釣り事業という?な国家プロジャクトがトントン拍子に展開され、それ...
鮭釣り事業という?な国家プロジャクトがトントン拍子に展開され、それを担う水産学者の夫婦間はトントン拍子に冷めていく。
助手に恋をして鮭に恋をして、大きな夢に愛情を注ぐ物語り。
ユアン・マクレガーが好きなので鑑賞したが、ちょっとイマイチな点が多...
ユアン・マクレガーが好きなので鑑賞したが、ちょっとイマイチな点が多かった作品に思えた。ストーリーは途中までは良かったように感じたが、ラストに迫るにつれて違和感を感じた。ロマンティックな要素とヒューマンドラマ的な要素のバランスをもう少し上手く取ってほしかったのと、ハッピーエンドならもう少し清々しいラストにしてほしかった。少し後味が悪い映画に思えた。ユーモア溢れるセリフは自分の好みだった。
うーん
ユアン・マクレガーが出ていた事もあり観てみたのですが、イマイチでした。
何もないところから砂漠に川をつくるのかなと思いきや、お膳立てが結構されててトントン話が進んで行ったので面白味にかけました。
エミリーブラントかわいい
エミリーブラントかわいいなあ。イエメンの人も、女心を全て理解していてすごいチャーミング。ただ、結末はちょっと納得いかない。鮭が生きてたから恋人も変えちゃうのか?
あと政府ジョークについていけなかった。
言い争う。戦争になる。人が人を傷つける。解決法は戦うことでしか解決...
言い争う。戦争になる。人が人を傷つける。解決法は戦うことでしか解決できないのか?という問いに一つの考えでもある映画。
閣下は釣りが好き。イエメンにある川で鮭釣りができたらと、プロジェクトが立ち上がるわけだが本当の理由は作った川に人が寄り添い生きていければとい願いがあった。
常識のあるトップが好きなことで何かできたらと行動する姿はカッコよく見える。
外交問題、戦争から紛争までフラットに考えられたらと思う。
とりあえずラッセ・ハルストレム
現代のファンタジー的ちっくで、小難しく考えずにほっこりのんびり楽しめる作品。
ユアン・マクレガーはますますいいけど、クリスティン・スコット・トーマスの英国淑女的な感じも相変わらず素敵だ。
原作の深さを取り込み切れていないという話もあるけど、真面目に地味になりすぎずエンタメ感との兼ね合いを2時間で詰め込むが難しいところなのかなと思ったりも。
全体に流れる優しい空気感がハルストレム監督らしくてよかったです。
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