劇場公開日 2012年12月22日

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シェフ! 三ツ星レストランの舞台裏へようこそのレビュー・感想・評価

全50件中、41~50件目を表示

3.0フランス感たっぷりコメディ

2013年11月10日
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鑑賞方法:DVD/BD

笑える

単純

料理人になりたいニートの奮闘ストーリーという感じ。フランス映画なので主要人物から脇役までくどいくらいエスプリの聞いたセリフを喋ります。
主人公が好きな事を貫くエネルギーが日本人的にはわがままに見えるんですがそれがフランスなのかなーと感じます。オチがちょっと弱い気もしますが雰囲気は楽しめます。

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ヤンド

4.0洒落てて愉快でした

2013年3月24日
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鑑賞方法:映画館

笑える

幸せ

とってもノリがいい!楽しかったです。
三ツ星死守に必死なベテランシェフのアレクサンドルと、彼の料理を敬愛する新進シェフのジャッキーのお話。
フレンチの新しい波「分子料理」も登場、シェフもたいへんな時代です。笑えます。

いつの間にか柔軟さを失っているアレクサンドル。彼の研究家、ていうかオタクのジャッキーが、意外とマトモに指摘したのにはハッとしました。自分では気づけないこともあります。

でもまあ、そんなこんなにシンミリする暇もない、軽快な展開。最後まで洒落ていて愉快でした。
力の抜けたジャン・レノと、ひょうひょうとしたミカエル・ユーン、とてもいいコンビでした。ジャッキーの妻を演じたラファエル・アゴゲもキュートで印象的でした。

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グッドラック

3.5イーストウッド主演作となぜか重なる、ジャン•レノ大奮闘のコメディ

2013年2月13日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

あまり期待せずに足を運びましたが、意外な拾いもの。観終えた後は、にこにこ•ほくほくと席を立つことができました。個人的には、「レオン」以来のジャン•レノ当たり役です! 肩に力が入っておらず、痛々しい無理も感じません。出しゃばらないけれど勢いがある相棒を得て、身体全体で生き生きとコメディを演じる彼は、新鮮で魅力的でした。観る前は「ジャン•レノ、恰幅よく(メタボに)なっちゃって…」とさみしく感じていましたが、観終えた今は「アリかも!」という気持ちです。続編もひそかに期待します。
物語の方は、おなじみのコメディ要素(両極端な2人のギャップ、出産のドタバタ、「勝ち組」の滑稽さ、寄せ集めチームの迷走と活躍…)の連続で、劇中の料理のように新味はありませんが、小気味よい組み立てで素直に楽しめます。中盤のやりすぎな変装は抱腹絶倒モノ。たまたま隣に座っていたフランス人男性は、全編通じてげらげら気持ちよく笑っていました。お蔭で、私も本作をより楽しめたように思います。映画館ならではの味わいでした。
途中でふと感じたのは「なんか、似た話を観た気がする…」というデジャヴ。仕事一筋ながら下り調子の父親と、キャリアを積み上げようとしている娘、昔かたぎの姿勢の父親に憧れる若者の恋模様、伝統や名人技を蹴散らさんとするハイテク仕掛けの新しい流れ…。「うーん…えーと…あ!」思い浮かんだのは、あのイーストウッドの「人生の特等席」でした。共通点は多くても、物語の味わいはかなり異なる二作品。フランス/アメリカ、というお国柄も多少は影響しているのでしょうか…。興味深いところです。

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cma

4.0おいしそうな料理ばかり

2013年1月20日
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鑑賞方法:映画館

笑える

映画の予告をみて、料理大好きな私としては観たくなってみてきた。
正直、ストーリーはめちゃくちゃ単純。でも、テンポがよいのでみていて飽きない。私は悲しい話が嫌いなので映画館でハッピーな気分ででることができてよかった

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デルフィニューム

4.0抱腹絶倒の人情喜劇

2013年1月12日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

単純

抱腹絶倒のコメディドラマ。
20年間にわたり三ツ星評価を守り続けてきたパリの高級レストラン「カルゴ・ラガルド」のベテラン料理長アレクサンドルがスランプに陥ってしまい、次の品評会が迫るなか、新メニューが浮かばないアレクサンドルは、天才的な舌をもつが一本気な性格のためいくつものレストランをクビになり、老人ホームでペンキ塗りをしていた若手シェフのジャッキー・ボノに出会う。そしてボノが口出ししていた老人ホームの厨房で働いていた素人シェフたちも仲間に加わり、アレクサンドルらはカルゴ・ラガルドを守るため立ち上がるというお話し。
名優ジャン・レノと新鋭ミカエル・ユーンの丁々発止のやり取りが絶妙。話には聞いていた「分子料理」なるものの奇天烈な「調理法」も見ることができ、これまた笑えました(^^;
やや単純だけれど、人情喜劇として良い出来だと思います。お勧めですよ♪
今のところ、1都1道2府4県でしか観られないのがさみしいですね~(>_<)

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shikahiko

3.52012年観た〈笑える映画〉ではトップクラス

2013年1月6日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

20年間にわたり三ツ星評価を守り続けてきたパリの高級レストランが舞台。ベテランシェフのラガルド(ジャン・レノ)がスランプで新メニューができあがらず三ツ星から陥落する危機を、天才的な舌をもちながら仕事が長続きしない料理人ボノ(ミカエル・ユーン)が助けるという話だ。いわばピクサー・アニメ「レミーのおいしいレストラン」の人間版だ。
実際、ボノを見ていると、その妥協を許さない繊細な料理感覚といい、香りをかぐ仕草といいネズミのレミーそっくりだ。

レミーと同じようにコメディ・タッチだが、頑なに伝統的な手法で培ってきた料理を守ってきた老練なラガルドと、その手法に敬意を払いつつも自分の感覚で調理するボノの掛け合いが可笑しい。
とくに笑えるのは、二人がコンビを組む料理番組。生放送で、若いボノがラガルドのやり方に反発する。なんとかその場を取り繕うとするラガルドだが、ジャン・レノの焦る顔が面白い。
もうひとつ、流行りの分子料理のメニュー研究のため、同業のレストランに客として潜り込む場面。面が割れてるから変装して出かけるのだが、これはもう大笑いだ。いったい何に変装するのかは、本篇を観るまで知らないほうがいい。

もちろん、ボノにとってハッピーエンドの結末だが、ラガルドもただでは起きないラストが待っている。
2012年、★の数こそ違うが笑える映画では「テルマエ・ロマエ」「最強のふたり」に並ぶ。

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マスター@だんだん

1.0婚約者のラファエル・アゴゲは可愛い

2013年1月2日
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鑑賞方法:映画館

単純

それとオープニング映像が凝っててとてもおしゃれな作りで良かった。

 特に何も考えずに映画を見たいというなら否定はしません。
ストーリーも練りに練ってこういう単純なものにしたのでしょうから。
でも、料理を作ったり生み出したりの独特の緊迫感や、
グルメストーリーにありがちな料理対決みたいな真剣なものは
ありませんw
ギャグも日本人向けではないような気がします。
緊張感の中にふっと笑いを織り交ぜる、そういうバランス
を全く欠いた作品でした。

またつまらないものを観てしまった…
残念です。

オープニング映像とラファエル・アゴゲが良かったので
この2つで1.0です。

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星なれ

4.5これは現代のフランス映画の停滞を皮肉った作品なのかもしれません。

2012年12月31日
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鑑賞方法:映画館

 年末年始は、やっぱり1本くらいお腹がよじれるくらい笑える映画が見たいもの。そんな人にお勧めなのが本作です。軽薄だと低評価のレビューが目立つ同作ですが、ぜひ下記の指摘をお読みになったら少しは考えが変わるかもしれませんよ。
 そして以外とラストはちょっぴし感動できるシーンもあったりします。

 天才的な味覚や嗅覚を持っていて、一流店のレシピを全て暗記しているシェフ志望者のジャッキーは、融通のきかない性格ゆえに、次々とレストランをクビになってしまいます。しかも彼の婚約者ベアトリスは臨月を迎えて、不安がいっぱい。仕方なく安定収入を得る必要性に迫られ、ジャッキーは老人ホームのペンキ塗りの仕事を始めます。
 ここでも本領発揮してしまい、老人ホームの厨房でズケズケと料理を指導し、老人たちには気に入られます。文句を言おうにも自由に喋れない老人の方が素直にジャッキーの料理の才能を発揮するのに相応しかったのかもしれません。
 ジャッキーは、仕事そっちのけで老人ホームの調理のほうに毎日没頭してしまうのですね。

 一方 20年間、三ツ星を守り続けてきた超有名レストランのシェフ、アレクサンドルは、新メニューのアイデアがまったく浮かばずスランプ中。もし星を落としてしまったら、他店へ左遷するとオーナーに告げられて焦っていました。
 そんな時、たまたま老人ホームにやってきたアレクサンドルは厨房にあったスープを一口飲み驚愕するのです。なんとそれはかつて自分が考案したレシピそのもの味が再現されていたのでした。

 アレクサンドルは早速それを作ったジャッキーを呼び出し、店にスカウトします。問題は、見習い期間中は無給だと言うこと。内緒にしていたベアトリスにそれがバレてしまい、怒った彼女は実家に帰ってしまいます。

 ここからストーリーは三つ星レストラン復活作戦と、ベアトリスとの復縁作戦。そしてアレクサンドルにも生まれる新しい恋と3つの話しが同時進行していきます。
 面白いのは、プライドの高いアレクサンドルと全くKYなジャッキーの関係。当然些細なことでもぶつかりながらも、互いを必要としていることはわかっていて協力せざるを得なくなるのですね。そのギャップが可笑しさを醸し出していました。
 特に可笑しいのは、ミシュランの調査員が分子料理に関心が高いと知ったふたりは、ライバルのシェフの分子料理の店に正体を隠して、下見に行くシーンです。
 ここでは何とふたりは日本人化けたつもりになっていて、片言の日本語を並べるのです。その意味のなさが日本人にはよく分かるので余計に可笑しくなります。しかも衣装がサムライとゲイシャの出で立ちになっていたのでした。
 なんで、こんな設定になったのかというと日本通のジャン・レノが撮影に入る直前に思いついたのだそうです。ご本人はオペレッタ風で面白いだろうと悦にいっていたのだけど、レノちゃんこれはちょっとやり過ぎでしょう、これは(^^ゞ侍姿のジャン・レノが松平健に見えました。
 試験管から生まれるような“科学的な料理”は、食べると気体が口から吹き出し、キューブ型の形状といい。現職の色合いといい、宇宙食よりもまずそうな料理です。それをミシュランの調査員がもてはやすのはなぜなんだろうと思いました。現代の科学技術や新しいもののみをもてはやす風潮に対しての揶揄であることは想像がつきました。でもそこからこんな考えが浮かんだのです。

 コーエン監督は、本作を通じて、停滞気味のフランス映画への批判を訴えたかったのではなかったかということです。アレクサンドルや星にこだわる評論家たちは、伝統のスタイルにしばせられて、面白さを失っているフランス映画の現状への批判の象徴として描かれているのだと思います。
では、ジャッキーは何かというと、婚約者にも逃げられるほど好きなことに没頭して大切なことが見えなくなってしまう、映画バカな自分に対しての自嘲なのだろうと思います。
 さらに分子料理は、伝統に対抗するアート系や前衛系の映画作品への批判。新しい表現方法に走るあまりに奇天烈な表現になってしまっていることへの皮肉なんでしょうね。あるいはCGなどのハイテク化していく撮影方法への風刺という意味合いも混じっていることでしょう。

 ではコーエン監督にとってフランス映画はどうあるべきものだというのでしょうか。そのヒントは本作のラストにありました。
 ミシュランの調査員がやってくる店の存亡がかかった日だというのに、アレクサンドルはシェフの座をジャッキーに譲ってまで、愛娘の就職試験の送迎を買って出ます。久々に焼いた朝食のパンの味に感激する娘を見て、アレクサンダーは、自分の料理人としての原点を思い出すのでした。それは誰かの喜ぶ笑顔のために料理の腕を振る舞うことでした。それが料理人としての名声を得ていく中で、いつの間にか、お客様の笑顔よりも、自分の名声とプライドを満たすことばかり考えて、料理がどんどん守りの調理になっていったのでした。
 同様に、フランス映画もいつしか観客が心から楽しめる映画というのを忘れてしまい、むしろ観客に容易に理解されない奇天烈な作品のほうが高尚なのだという評価が一般的になってしまったのではないかということがコーエン監督の言いたかったことでしょう。アレクサンダーがシェフの座を捨てて、娘を喜ばすパンを焼いたのと同じように、映画もまた観客を楽しませるエンターテインメントに帰るべきはないか。そんなコーエン監督の映画愛を本作から感じました。
 そして本作のハッピーエンドは、フランス映画にもまだまだ希望はあることを物語っているようにも見えてきます。誰にでも過去の過ちはあります。でもアレクサンダーのように、それを素直に認めればやり直すことだってできるのです。スクリーンから離れていったひとでも、再び呼び戻すことができるんだと思えるような、心暖まる結末でした。

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流山の小地蔵

4.5お腹が空きました!

2012年12月27日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

抱腹絶倒のギャグも満載の痛快人情喜劇。
暗い話題の多い昨今、愉快な心持ちにさせてくれる作品は貴重。
達者なコメディアンを相手に一歩も引かない硬軟織り交ぜての演技を披露するジャン・レノはさすがです。
日本通の彼ならではの爆笑シーンにも感激。どらえもんの魔法にかかった様です。
新宿の映画館で初日に行ったらクッキーをプレゼントしてくれてのっけからお得感あふれた気分。
何せ料理がテーマなもので見終わった後、たまらなく西洋料理とワインがが頭の中を駆け巡りました。
地下一階の劇場からすぐ様同じビルの上階にあるレストランでワインをゴクリ!旨かったなぁ〜!
その日は映画館のオープン日。この映画が柿落としに選ばれたのはレストランが入るビルだかららしいと店員さんが教えてくれました。

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鉄飛

3.5かる〜いかる〜いサクセスストーリーでした!

2012年12月23日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

単純でお気楽で楽しくて幸せ感にひたれましたよ。
主人公は天才料理人なのに自分の主張を通しすぎて客の要望はそっちのけ…この勝手な性格が災いして料理人の職はクビになってばかりなジャック。
かたや料理の楽しさを忘れ、ただひたすら三ツ星の星を減らさないために長年レストランに務める料理長。
この二人が出会い、織り成す人間模様。
かる〜いノリの人間模様でした。
自分の主張ばかりを押し通す主人公のジャックにしばらくイライラ。
しかし、三ツ星レストラン料理長のジャンレノの補佐をするあたりから逆に応援したくなってきます。
映画中で‘分子料理’なんて言葉があったけどこんなの本当にあるの?
フランスではこんなのが流行っているのかしらん?
あんまり押し付けがましくない連帯感も感じさせられて楽しい映画でした!
年末のボーっと過ごしたい時にお勧めの映画です〜。

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peanuts