コッホ先生と僕らの革命のレビュー・感想・評価
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サッカー超大国の黎明期
サッカーの楽しさを知った子供達のみならず、さっきまでドイツでサッカーを推奨すべきではないと言っていた政府の視察団までもが子供達の試合に夢中になってしまう。
はじめはサッカーを禁止する地域も多く、ドイツを代表するビッグ・クラブの地元で解禁されたのがこの物語の50年以上後のことではあったものの、その後彼らのように巻き込まれていく人達が続出した結果、ブラジルに次ぐワールドカップ4度優勝のサッカー超大国となったのでしょう。
軍隊さながらの緊張した行動を取っていた生徒達が見る見るうちにだらだらし始め、子供らしいいたずらをするようになったのは、コッホ先生が他の教師のように棒でぶったりしないからであってサッカーのせいではないと思いたいところですが、まあそれはどっちでもいいでしょう。誰かに強制されることなく自分で判断しながらプレーするのがサッカーのいいところなので。
チームのエースであるボーンシュテット君のお母さんは、自分(一人親の労働者)のような苦労をさせたくないと息子の進学を望んでいましたが、学校に多額の寄付をしている差別主義者のハートゥング氏の差し金で、結局彼が退学させられてしまったのは可哀そうでした。
我が親友よ 僕の手を取れ
服従と規律が美徳とされていたドイツ帝国。
オックスフォード大への留学を終えた英語教師コンラート・コッホ( ダニエル・ブリュール )が、赴任した学校の生徒達に自由と平等の精神を学ばせようとサッカーを教え始めるが…。
生徒達が語る英国に対する印象と、当時のドイツの様子が興味深い。
感情を抑圧されていた生徒達が、活き活きと目を輝かせ走り出す姿が清々しい。
ー大切なのはフェアプレー精神と仲間を思いやる気持ち
ー髪飾りに光を添えて コッホより
BS松竹東急を録画にて鑑賞 (吹替版)
サッカー映画では終わらない
予告編を観て感動できそうだなと思い鑑賞しました。
正直サッカー映画と思っていたのでCGを使った
萎えるプレイシーンがあるのかと身構えていましたが
そんなシーンは全くなく、ありのままのサッカーを
楽しんでいる子供たちの姿に感動しました。
スポーツは人を感動させる、熱中させる偉大な力を秘めて
いるのだとありありと感じました。
ドイツサッカー誕生物語
実話の映画らしい。
100年以上前のドイツの物語。
当時ドイツの学生は秩序と規律、服従の中にいた。
そこに英語教師のコッホ先生が赴任してくる。
今まで規律と服従が当たり前だった学生に
自由を与えようと奮闘する。
学生はイギリスに対し偏見を持っていて、英語を学ぶ気がない。
そこでコッホ先生はイギリスの国技サッカーを授業に取り入れる。
サッカーの魅力にはまり、
徐々にクラスが纏まっていき自由を手に入れそうになるが、
ドイツらしくないと大人達に反発されサッカーが禁止される。
サッカーを、自由を勝ち取る為にコッホ先生と生徒達が
頑張っていく話になっている。
映画自体はテンポもよく観やすくなっている。
実話を基にしてるので派手な話ではないが、
この手の映画としては王道で安心して観れる。
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