「劇場で観ました」R-18文学賞 vol.1 自縄自縛の私 ぽてんつさんの映画レビュー(感想・評価)
劇場で観ました
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女性の「ひみつ」を、「細やかでみずみずしく、いってみればフェミニン」に描いたという本作。平尾香さんの描いた絵などかわいらしい箇所も随所見られ、ゆるくて、そして繊細な作品でした。
現代社会で働く女性が主人公です。断りきれず追い詰められていく主人公がゆるやかに破綻していく様が切なく感じます。縄をなめした後の主人公の「くさい」にプっとなり、肌を緩やかに流れていく縄にどきどきし、最後の無言の自縛シーンは泣きそうになりました。
偏屈で変わった映画かもしれませんが面白かったと思います。
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