任侠ヘルパーのレビュー・感想・評価
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不要となった人間たち
仁義がある人って少ない。
実現させようとしても、今の世の中じゃ鼻で笑ってそれっきり。
それはまさしく『映画の見過ぎじゃないのか、おめえ』です。
でもそこを実現させてしまうのです。
兄貴として慕ってくる子分を気にかけてやり、
自分が面倒を見ることになった爺婆にも、情が芽生え、何とかしてやりたいと思う。
世の中を渡っていくために必要な知恵があっても不義理であれば、
それを使う事を良しとせず、『弱きを助け強きをくじく』
生き様がかっこいい、痺れます。
現実の社会福祉問題はこんなにうまくいかない、けど
映画でスッキリしてもいいじゃないですか。映画だからこそ幸せになっても。
暴力多めですが、兄貴が強いので見ていて爽快。
さらに、暴言に近いあけすけな兄貴の物言いが笑えます。
草薙剛というだけで避けている人がいるなら勿体ない映画。
介護?任侠?そんな映画じゃねぇよ
介護だとか任侠だとか、宣伝してるけど、そんな映画じゃないよ。悪役商会の皆さんが「愛はつよい」なんてコピーをつぶやいているけど、それもちがう。ピントがずれてるよ。
この映画は現代版のドンキホーテ。正義を通そうとした男の物語りというのが正解じゃないか。
ウデ(喧嘩)にちょっとばかり自信のある男が、自分の正義のために戦う。介護のために戦うんじゃない、愛のために戦うのでもない。ましてや彫り物のある任侠だから戦うのでもない。
正義を通せないことも、負けることも重々承知のうえで、自分の正義のために大きな壁にぶつかっていく現代版のドンキホーテ、翼彦一のお話だよ。
正義のために戦うことも、負けがわかっていて戦うこともできないよね、普通はさ。だから、翼彦一が戦って、かっこ悪くてみえてもかっこいい。まさにヒーローに思えるんだ。
翼彦一が魅力的
テレビ局映画とあなどるなかれ
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