悪の教典のレビュー・感想・評価
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これはきつい…
これはきつい映画でした…。
15歳未満じゃなくて18歳未満は禁止で良いと思います。
見終わったあと嫌な気分になり、次の日になっても
身近な人が不幸にあったような気分で体調が悪いままでした。
主演の伊藤英明氏の演技は良かったのですが、とにかく
何の意味も無く人が亡くなるのはきついです。
のぼうの城で津波を連想させるシーンがあるってことで
注意書きがありましたが、よほどこちらの方が注意書き必要ですよ。
映画の前半部分は不気味な感じが良く出ていて良かったのに
後半は駆け足でただ殺戮していくだけ…
せっかくの山田氏もあっさり退場するし見せ場がなかったのが残念。
続編も作られるのかも知れませんが次は見ません。
この映画怖いです。
…この映画嫌いです。
と言って、某アイドルのひとりが興行を途中退場したらしいけど、
私だって嫌い。こんな殺戮を大好き!もっと!なんて誰も思わない。
だけど映画として考えた時には、
まったく違う評価になってしまうのが驚き。よくできているのよね。
何でこんなことするの!もういや!やめてー!なんて思いながら、
多分皆さん座っていたでしょ?指の隙間からソ~ッと観ちゃったり。
ホラー映画の法則というか、容赦なく相手を血祭りにあげるっていう、
その意味のなさが今作では描かれているからだと思う。
私はホラー映画はニガテなので、普段からホントに観ないんだけど、
(その映像が偽物だと思えない精神状態になるから)
同じような状態に陥る人は、きっと今作を嫌いだ。と言うだろうなぁ。
もう自分が猟銃で蜂の巣にされる夢とか観ちゃいそうだからね…。
だけど言い換えれば、そのくらい観せることができた!というのが
監督や役者からすれば本望なんだろうと思う。面白い!もいいけど、
どんだけ心理的に入り込めたとかね、怖がったとかね、キャーキャー
騒いでくれないホラー映画なんて(昔なら)デートにも向かない話だし。
ただこれは、機械やロボットや怪物が人間を殺しまくっているのでなく、
自分の担任教師だっていう(しかも海猿だ。どうしてもこのイメージがね)
その恐ろしさ。何よ、少し前は海に潜って一人でも多くの命を助ける!!
なんて豪語していたオトコがさぁ、今度は一人残らず殺してやる!だと。
そんでもって爽やかな笑顔は双方に健在。ってどうよ、コレ。ねー。
伊藤英明さまに於かれましては、俳優冥利に尽きる!演技ができたうえ、
またもやしっかり裸体は晒してくれましたしねぇ、お決まりの^^;
彼を起用したのが最大の勝因なのかしらね…えくせれぇぇぇんと!
原作をもちろん知らないので(読めるはずない、怖いもん)
その世界観をどこまで表現できたのかは謎だけど、どうやら今作は
小説でいうところのクライマックス、後編?(下巻)にあたる部分らしく、
このハスミンという人物にはコレに至るまでのストーリーがあるのね。
そっちを別配信?で観た人は、より理解できる作りになってるのかしら。
今作でもチラリと彼の過去を見せたけど、まぁ~(涙)
あそこまで嬉々として人を殺すってどんなだよ!っていうくらい、
彼のニッコニコした笑顔が超印象的。だから余計にその対比がねぇ。
サイコパスではない私に、サイコパスの気持ちは分かるはずないけど、
楽しくて仕方ないことをやっている時の顔だよ、あれはもう。うげぇー。
このハスミン、殺しじゃない方向にその威力を発揮したら、ひとかどの
人物になった人かもしれないよな…なんて、また妄想が膨らむ膨らむ。
原作者が教師役でハスミンに気合い入れてたけど、あれどういう意味^^;
どうも二階堂ふみと染谷将太には、違う映画を連想してしまい困った。
(しかし教師も生徒も皆えげつない。末期の学校内を描いてる感じねぇ)
責任能力ありダショ
不快感が快感
いやーもう、楽しかった。
「時計じかけのオレンジ」が好きなんですが、学祭でこれから殺戮はじまるよー。
っていうシーンでの色合いといい、何よりミルクバーあったあたり「あれ?」と思ってワクワク。
上階に逃げた生徒たちの元へと「チッチッチチー」とリズミカルにやってくる姿と、ガツガツ殺していく姿に思わずこっちが気持ちよくなるレベル。
という感じで。
多分、非現実の世界だとわかっているからこそ現実的に楽しめてるんじゃないかと。
後半の雑なぐらいに一気にまくし立てられる殺戮シーンですが、個人的にはそれが好き。
まぁでもチョット雑感は否めないのでそこが若干マイナスではありますが。
でもそれがいい。
反対に言うなれば、自分が「人を殺したい」という衝動がまぁ、ない人のほうが多いのか。
猛烈にそういう衝動にかられつつもそこは普通の人間として(ただこの普通の定義が至極難しい)それはしない。
ただそれだけの話を毎日のように繰り返しているわけで。
そんな二面性と共に生活している人間からすれば、これは自分がやりたい世界をやってくれてて楽しかった。
なんて思うと言うと恐らく後ろ指指す人もいそうですが。
でも映画ってそういうもんでしょ。
兎に角。
私としてはラストのオチも好きですね。
逃げる方法はありますからね、この世界。
甘いんですよね。
そして終わった時私は満面の笑顔で「あー、やだ楽しい」なんて思ってたら、大体周りのポップコーンを前半ボリボリ食べてたり、足組んで前の席蹴飛ばすぐらいにマナー悪い若者がこぞってげっそりしてたのは寧ろ気分良かった。
各々「途中やになって寝たいけどねれなかった」とか「このあとご飯とか……」などと言いながら去っていく姿を見送りながら、ど真ん中の席に居た自分はスマホ片手にハスミンの口笛を小さく吹く勢いで笑顔。
ある意味三池作品。軽い気持ちでみんなし。という気持ちと共に、この狂った世界が、大きなスクリーンという世界にぽつんと有るのが好きな者としては、なかなか楽しかった。
鬱憤が溜まった時に見てすっきりしたいなんて思ったんでチョット盤出たら欲しいです。
サイコホラーなんだから不快で当然
伊藤英明の演技いいですね?反社会性人格障害 サイコパスをよく表していました。目が怖い。いや~怖かった。
反社会性というよりは演技性 自己愛性の人格障害なんでしょうね。後半の大殺戮はレオンのジャンキー刑事を彷彿させる!バンバン死んじゃうもんだから隣のおじさん怒って出て行ってしまいましたよ。
(ホント)
わたしも不謹慎なのですがあんまり理不尽で簡単に死んじゃうもんだから笑ってしまいました。
物足りなかったのは羊たちの沈黙みたいに主人公の隠れ家をもっとどろどろにしてほしかったのと、最初のペットボトルに灯油を入れて火事を起こすのと電車での殺人がしょぼかったのは残念。
酷評あるようですがサイコホラーとしては出来はよいんじゃないんですか。
ただただ惨殺を繰り返すシーンには抵抗感をもつが・・・
三池崇史監督は、時代劇などより一見あり得ない突飛な素材を現実味のあるものに仕立てた現代劇のほうが合っているようだ。
本作はカメラアングルやカット割りが上手く、シーンごとに画面から躁と鬱を感じる。スコープサイズのワイドな画面にも無駄がない。日本でスコープサイズを使いこなせる数少ない監督の一人ではないだろうか。
主演の伊藤英明は、爽やかな表の顔と狂気の裏の顔をもつ蓮実にコワいぐらいハマる。ほかの教師や生徒たちのキャスティングも申し分ない。
タバコの火でペットボトルの灯油に引火させる無茶な演出はあるが、映画的には許容される範疇だろう。
問題は、とにかく無差別に殺人が繰り返される内容だ。とくに後半の散弾銃で生徒を殺しまくるシーンは酷い。
おそらく原作では、人物や事件の背景がもっと細かに肉付けされているのだろうが、本作を見る限り蓮実はただの殺人魔で、無抵抗の人間をただただ惨殺する映像を見せつけられる。これには、さすがに抵抗感をもつ。
だが、こういう人間が居ないと断言できるだろうか?
捕まっても精神鑑定の結果次第でまた社会に放たれる恐ろしさに含みをもたせたエンディングで、やり過ぎの世界から冷たい現実へと軌道修正された思いだ。
酷評が多いが実はしっかり作りこまれています。
原作読了。序章は観ていません。
伊藤英明氏のハスミン役はイメージ通りでした。
惜しむらくは……
ハスミンが生徒達や他の教師に絶大なる信頼を得ているシーンが少ないことと、
実は何度も失敗を犯しているのに、それを補正しているというシーンが理解されていないところです。
映画版だけでも伏線は沢山張られています。
両親から人間性不適格と判断され警察に通報されそうになったので両親を殺害。
しかも自分の背中をナイフで刺すことで強盗の仕業にし、無罪になっています。
前任の高校でも全て自殺で処理され犯行はバレていません。
現在の高校で過去を探っている人間は全て殺害に成功します。
タデを殺害したことがバレそうになり、ミヤを自殺に見せかけようとしたところ、ミヤを探しに来た女子生徒に見つかってしまいます。
やむを得ず殺害しますが、すぐ弱みを握っている美術教師に責任を押し付けて自分は無罪になる計画を立てます。
この流れを理解していないと、ただの殺戮映画になってしまいます。
生徒を殺すのが目的ではなく、それはあくまで手段なのです。
楽しんで殺しているのではなく、全員殺さないと無罪にならないのです。
2人が生き残っていたときも、まだ誤魔化せると判断したはずですが、
AEDに音声が残っていたためどうやっても誤魔化しきれないと判断し、
神の啓示発言に計画を変更します。
殺人を犯しても精神異常であれば「無罪」になります。
また未成年であれば「減刑」になります。
無期懲役でも模範囚人であれば20年もあれば出所できます。
そういったことへのアンチテーゼがこの映画のテーマだと考えます。
to be continuedと出るため続編があるのではと推測されますが、
そういう意味で表記しているのではなく、
ハスミンのゲームは終了していないよ。という暗示だと思います。
こんな人間いないからこんな映画は許せないと判断される人も多いと思いますが、
罪を犯してもなんとか誤魔化せると思っている人は、
いずれはハスミンみたいになるかもしれませんよ。
追記
「モリタート」はビッグバンドで流すのは悪趣味でした。
クラシックであればもう少し印象がよかったかもしれません。
演技は◎けど・・・
出演者は主演の伊藤英明さんや教師役、生徒役の皆さん
とても「巧いなあ」と思います。
けれど、ストーリーが…うーん。
どうして殺戮に至るのか、いまひとつ理解し難いです。
原作を読んでないので理解しづらいのかもですが
後半は唯々、血が飛ぶシーンを見ていたように感じます。
こういってはなんですが、殺戮のシーンが長くて
「後何人殺すの?いつになったら終わるんだろう?」
と、途中で飽きが入ってしまいました。
見所は伊藤英明の演技のみ
三池節が出てる? 出ちゃってる?
前半に漂う冷たさ、不気味さ…とでもいいましょうか。そのへんはよかったんですが、いざクライマックスの無差別殺戮が始まってからが雑というか…。
原作だと、もっと生徒と蓮実とのあいだに駆け引きや計算がいっぱいあったように思います。あの分厚い原作を2時間に収めなければいけないのだから、しょうがないでしょうけど。ただバンバンと撃ち殺していくだけで一気に単調になってしまったというか。
そこまでがわりと良かっただけに、うーん、画竜点睛を欠く…とでも言いますか。
三池監督だから…といったら失礼ですが、面倒くさくなって一気にやっちまえぃ…って悪ノリで最後は乗り切っちゃったという気もしなくもない。三池作品に詳しくないく、単なるイメージですが…。
山田孝之演じる柴原にパンツの匂いかがせるのは、でも、やっぱり悪ノリっぽいですね(笑)。笑ってしまいました。あのおふざけはよかったですけど。むしろ、あの一瞬のとぼけた感じを出させたくて、山田孝之をキャスティングしたのかというくらい。原作の柴原とはイメージがだいぶ違いますから。あのシーンがあるなら、山田孝之で正解というか(笑)
そういうわけで後半にある意味で三池節が出てるというか、出ちゃってるというか。そんな感じでしょうか。
伊藤英明はハスミンにぴったりだったと思います。
今日は皆さんにちょっと死んで貰います
生徒からも同僚の教師からも人気のある爽やか英語教師・蓮見。通称ハスミン。
が、彼には知られざるもう一つの顔があった。
文化祭準備中の深夜の学校で遂に惨劇が起こる…。
他人への共感能力や責任能力が無いサイコパスでサイコキラーの男を主人公に、人間の二面性や奥底に眠るダークサイドなど人間の暗部を浮き彫りにする。
前半は、カンニングやイジメや教師と生徒の密会など教育問題を絡めつつ、不穏なムードを漂わせ、なかなかイイ。
後半は、教師が生徒を皆殺しにするという、全国公開のメジャー会社の作品でよく制作出来たなぁと感心。
一切妥協の無い殺戮描写には何だか爽快感すら覚えたが(不謹慎で失礼!)、何故ハスミンが凶行に走ったか、動機がイマイチ弱い。サイコパスの苦悩のドラマはほとんど皆無で、これじゃあ単なる殺人ショー。
最後でいきなり「神の意思だ」と言われても…。最も、サイコキラーの感情などハナから理解出来ないのだけれど。
衝撃サスペンスとしてはインパクトあり、生徒たちに扮した若手俳優も奮闘。
従来のイメージを覆す伊藤英明の怪演は一見の価値アリ。
でも、この映画って続きあるの…?
予告編通り、中身は何もないが面白い。
評価が難しいけど。。。
正直、軽い気持ちで観てしまって後悔。。。
CMを観て、「うわぁ、おもしろそ!」と思う方が多かったでしょう。
私もその内の一人でした。
これを人に勧めるかどうかと言われたら、内容的には勧めたくはない。
けど、どこか癖になるような映画。
今までにないような映画で、ある意味、伊藤英明演じるハスミンが躊躇なく人を殺していくところは、評価に値するかもしれません。
最近の映画や、テレビはもちろん、どこか世間の目を気にして中途半端な物が多いと思っていて、観てから後悔するものが多かったです。
しかし、この映画はそれを打ち破ってくれました!
次回作にも期待しています。
最後にもう一度、軽い気持ちで観てしまったことは後悔していますが、観て後悔はしていません!
久々の後悔。でも伊藤英明ははまり役。
すごいよ!魂消た!
毒々しくて、禍々しくて。
去年、原作を読もうと、本屋さんへ行った。
「悪の教典」。
そこにあったのは、分厚くて上下2巻に分かれている本だった。
そのページ数の多さに、恐れ慄いて、読むのは止めてしまった。
蓮見聖司。
文系の2年4組の担任。
生徒から絶大な人気があり、職員やPTAの間でも信頼の厚い英語教師。
京都大学法学部を中退し、ハーバード大学に入学。
教師になる前はアメリカの大企業に勤めていたため英語が堪能。
七国山緑地の老朽化した平屋の日本家屋で一人暮らし。
通勤に、これも老朽化し錆びたハイゼットを使っている。
外見・外聞を気にするのに、自宅や車は無頓着。
それにしても、映画に登場の自宅の外観は、いくらなんでも荒れ過ぎではないでしょうか。
外観は、もう少し普通でも良かったのでは。
内側は、あれで良いと思う。
天使のような容姿でありながら、悪魔のような心の持ち主。
その正体は、決定的に他者への共感能力に欠けた生まれついてのサイコパス〈反社会性人格障害〉で、邪魔者は躊躇せず簡単に殺害するサイコキラーだった。
自分にとって、不都合な者は、躊躇いなく、平然と、脅迫したり抹殺したりする。
その悪事を隠すために、次々と殺人を犯す。
文化祭前夜の校舎を舞台に、大殺戮へと突入する。
頭脳明晰のはずなのに、どこか抜けている。
つじつまが合わないだろうと思うことも、平気でやってのける。
大胆不敵。
この男には躊躇いなど無い。
そこが、サイコの所以か。
三池監督は、徹底的に、暴力と悪を描き切った。
見事なまでに。
だから、後味は、決して良くはない。
このような≪サイコキラー≫が、日本人には似合わないと思うのは、私だけかな?!
あぅ・・・ 最近はそうでもないか・・・
蓮見聖司というサイコキラーを描いた作品としては、良いと思う。
けれど、やっぱり「悪」は好みではない。
毒々しくて、禍々しい人物、蓮見。
こんな人物を演じた伊藤英明さん。
海猿だったのにね~~~。
そのギャップが活きていて良い配役だと思う。
「エクセレーント」が良かったよ。
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