「邦画史上に残る問題作∑(゚ω゚ノ)ノ」悪の教典 初台験さんの映画レビュー(感想・評価)
邦画史上に残る問題作∑(゚ω゚ノ)ノ
AKBの大島優子が「この映画私嫌いです!!ヽ(`Д´)ノプンプン」って言ったことで、かなり話題にも上るしかなり好き嫌いが分かれる映画だとは思います。
でも俺はこの映画大好き(・∀・)イイネ!!
伊藤英明は『海猿』シリーズでは良くも悪くも爽やかで正義感溢れる青年を演じてたけど、今回はそれとは打って変わって計算高く他人に対する共感が全くないサイコパス(;・∀・)
汚いハイゼットに乗って、廃屋かと思うような汚い貸家に住んでることで、この蓮実の異常性をことさらに引き立ててる。
映画化するにあたって原作の小説の部分はかなり大幅にカットしてて、蓮実をはじめとする教師の異常性、汚さを見せる所に終始してる感じ。
小説でもそうだけど、登場人物はほんとろくな奴がいない(;´∀`)
この学校ろくでなしばっかりΣ(゚д゚;)
いじめ、モンスターペアレンツ、淫行はもちろんのこと、セクハラ教師に教師と生徒の肉体関係(男女、男同士)、教師同士の足の引っ張り合い、責任のなすりつけ合い、そこから殺人にまで怒涛のように発展していく・・・
とにかくこれでもかと教育上の問題点を凝縮したかのような学校(ノ∀`)アチャー
蓮実はサイコパスで、殺人をすることに何の躊躇もなく次から次へと目についた人間を殺していく。
えげつないけどどこか爽快感すら漂う(゚∀゚)アヒャ
最初口笛を吹きながらリズミカルにテンポ良くショットガンをぶっ放していくが、そのうち徐々にめんどくさくなって舌打ちしたり眉をひそめたりしながら、でも冷静に殺していく。
アメリカで投資銀行に勤めてた頃知り合った殺人鬼と一緒に殺人をしてたものの、その相棒も焼き殺して、さらに向こうの政府にも見逃されて日本に戻ってきたわけだけど、拳銃には常にその焼き殺した相棒の幻覚が見えるというあたりも異常性があって(・∀・)イイ!!
その幻覚を見ながらも冷静に殺していくのもイイネ♪d('∀'o)
蓮実が逮捕されるのはAEDに会話が録音されてたことが決め手になるわけだけど、冒頭でAEDには録音機能がついてるという意外と世間に知られてないことが伏線になる辺りはΣd(゚∀゚d)イカス!
ただ不満もないわけじゃなく(;・∀・)
まず殺し方がリズミカルだけどちょっと工夫が足らんと言うか・・・
撃ち殺すだけじゃちょっと弱いと言うか・・・
あれだけ盗聴器やらカラスを殺す罠を仕掛けたわけだから、拳銃だけじゃなくて色んな罠を張り巡らしても良かったんじゃないか?
もちろん平岳大扮するゲイの久米先生に押し付けるつもりだったんだろうが・・・
それにラストで、二階堂ふみ扮する片桐怜花の片目が白くなるのは最初全然意味不明だったけど・・・あれは片目が白いカラスに重ねてるわけね(・∀・)イイ!!
蓮実の回想シーンは、三池監督らしいシニカルかつちゃっちくてベタな描写で良かったな~
山田孝之の腐れ外道っぷりもさすがΣ(゚Д゚ノ)ノオオォッ
蓮実が籠絡した安原のパンツを脱がせて、柴原がそのパンツを蓮実から渡されて臭いを嗅いで「・・・美弥?」
アッヒャッヒャ!ヽ(゚∀゚)ノアッヒャッヒャ!
ラストは精神異常者を装って警察に連れて行かれる辺りもΣd(゚∀゚d)イカス!
そしてTO BE CONTINUED
これは貴志祐介に対する三池監督なりのリクエストかな?
これシリーズ化すれば、日本のハンニバル・レクターみたいなダークヒーローになれますよきっと(*´・д・)*´。_。)ゥミュ
蓮実の殺人描写は確かにえげつないし、好きな子を守ろうとした弓道部の生徒とか殺されるのは観てて可愛そうだけど、釣井教諭も柴原教諭も久米教諭も・・・とにかくろくな奴がいないから
「こんなくだらん奴等殺しちまった方がいい!!!」
俺も映画作るとしたらそう思うかも(・∀・)
個人的な思いとしては、蓮実にはこれから世の中に害をなす腐れ外道どもを次から次へと殺して( ゚д゚)ホスィ...
てことは、これは新しい形の『必殺仕事人』とか『ハングマン』か???