ワンドゥギのレビュー・感想・評価
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いい映画なんだけど。
障害者を父に持つ不良少年が、教師や自分を捨てた外国人の母親との関係を通じて成長していく物語。いい映画ですが、個人的には響かなかったかな。
今の若い子にこそ観て欲しい。
面白かった。
今の若い子に観て欲しい。
親によるDVとかは置いといて、
甘えて親ガチャとか言ってる人に観て欲しい。
環境は自分では選べないし、人のせいにして人生を送るのは
容易いけど、もがいてもがいて少しでも良い状況にと行動
してこそ周りの人が力を貸してくれて状況がよくなってくる
んじゃないかな?と思える映画でした。
しかし今の子が観たらファンタジー映画に見えるのかな?
こんな先生ありえんだろって思うんじゃないだろうか?
粗暴に見えるけど、決して親のことは馬鹿にしない
儒教の国だからか目上の人には礼儀正しい先生が嫌いには
なれないし、こんな先生いたよなと僕は思えました。
ワンドゥクも、僕が若い時にはその辺にいた不良じみた子
って感じでとても共感が持てました。
親のこと、恋愛のことも描かれてて良い青春映画でした。
キム・ユンソクの快演に舌を巻く意外と爽やかな青春譚
喧嘩好きの高校生ワンドゥクは、身体に障害のあるタップダンサーの父と、父を尊敬する余り家に居着いた叔父と三人暮らし。彼の頭痛の種は隣家に住む担任教師ドンジュ。ワンドゥクを口汚く罵り、ワンドゥクの家に支給される生活保護の食糧を巻き上げ、勝手に家に上がり込んで酒を飲み倒す、やりたい放題のドンジュに頭を抱える毎日が続いていたが、ある日ワンドゥクはドンジュから実母の存在を知らされる。突然の母の訪問に戸惑うワンドゥクは父、そしてドンジュの知られざる素顔を知ることになる。
身体障害者、知的障害者や外国人不法労働者に対する差別というタブーに踏み込みながらも、ドン底の生活の中でも明るさを失わないワンドゥクの青春譚として纏められた爽やかな小品。型破りな教師ドンジュを演じるキム・ユンソクの怪演が凄まじく、狂犬のような犯罪組織のボスを演じた『哀しき獣』、クールな怪盗を演じた『10人の泥棒たち』とはまた全然異なる、年柄年中エンジのジャージ着用で執拗にワンドゥクにつきまとう謎の教師を軽快に演じて全盛期のデ・ニーロを彷彿とさせる変幻自在ぶりに圧倒されました。ワンドゥクは喧嘩好きなので、もはや韓流の国技とも言える跳び蹴りが何度も観れます。
ユアイン
全然悪くない。大阪舞台で語られるようなよく見る物語なのだけれど、日本では最早井筒和幸系の小林基太郎とかしか撮れなくなったゆるい人情ものをちゃんと成立させている。障害者を父に持つ不良少年が、自分を捨てたフィリピン人の母親と再会して、新しい黒のパンプスを買ってあげるなんて話を、山田洋次的に垢臭くどぎついヒューマニズムに拠るでもなく、阪本順治的にドスの効いたリアリズムに回収するでもなく、さらっとゆるく成立させる手腕は結構貴重な気が。薄味で、ジャンクでもなく、でも良い感じってなかなか出会えない。学校青春ものであり、階級闘争ものであり、キックボクシングや恋愛もはさみつつ、韓国で540万人動員って、やっぱり韓国の文化受容基盤は凄くちゃんとしてる。
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