「まともじゃない設定」籠の中の乙女 ゆみありさんの映画レビュー(感想・評価)
まともじゃない設定
予備知識なく映画鑑賞。ランティモスの気味の悪い世界観、わりと好きなので、どんな映像を見せられるのか楽しみで映画館に足を運びました。そして見せつけられたモノ、期待の斜め上を行くものでした。
この若者たちって犬?Hanakoというお笑いトリオの犬のコントは楽しいけど(出てくる犬の設定が日本の家庭で普通に飼われている犬だから可愛いし、分かる~という感じ)、これはどういう犬なんだ。時に狂暴で時に猥褻で、いやいや彼らは犬でなく人間の若者だろ。なんなんだ、このおかしな設定は、この人達は。犬になったり若者になったり、行ったり来たり。残虐な行為や暴力的なシーンも見せられました。そういうのは苦手なので顔を背けましたが。
そして観賞後の僕の精神は何気に開放された感じで、心地よささえ。僕の中の変態が共鳴した感じ?結局、こういうへんてこりんなモノ、世界、観るのは嫌いじゃないです。
えっ?この映画の意味するところ?そんなの、べつにどうでもいいんじゃないですか。観たまんま、感じとるもの、楽しみ方?は人それぞれで。
コメントする